【プロレス観戦記】がむしゃらプロレスイベント試合・レモンサワーフェス (2026年6月14日)

がむしゃらプロレス観戦記

がむしゃらプロレスイベント試合・レモンサワーフェス

(2026年6月14日・日・リバーウォーク・1F ミスティックコート )

イントロダクション

6月にがむしゃらプロレスがイベントを開催するケースはそう多くない。そしておそらく、リバーウォーク北九州の屋外で試合をするのも初めてではないかと思われる。

ちなみに、リバーウォークの建物内にある北九州芸術劇場では、過去に数回ビッグマッチを開催してはいる。

また、リバーウォーク前にある小倉城では計3回、近隣の勝山公園では2回開催されているので、今回のシチュエーションは珍しいといえば珍しいが、リバーウォークの屋外を制したことで、だいたいのメインストリームで試合をしたことになる。

今回は久々に他団体からの参戦選手がおらず、純血のがむしゃらメンバーだけでカードが組まれている。そういう意味でも、非常に興味深い大会になりそうだ。

下関→リバーウォーク

関門トンネル代やガソリン代の高騰につき、今回はお試しとして下関側に車を駐車し、JRを使って小倉入りすることにした。本当は西小倉駅の方が目的地に近いのだが、昨日のコンディションから考えて、小倉駅から徒歩でリバーウォークへ向かう。

実はイベントの詳細がよくわからないまま来てしまったので、現地に到着してからプロレスの開始時間が14時だと知った。

しかし、イベントそのものは12時ごろからスタートするらしいので、そのままベンチに座って待つことにする。

リング開放タイム→イベント

13時まではリング開放タイムであった。ここでは、時折、練習生が入っての実演練習が行われるシーンから、単純にリングに上がるだけというところまで、実に幅広い内容であった。

そのあとは、小倉武将隊による演舞が行われた。がむしゃらプロレスが小倉城天守閣で試合をした時は、武将隊も全面協力して大会を盛り上げてくれた。

今回は武将隊を代表して三名の演者さんが、足元の悪いリング上で精いっぱいのパフォーマンスを見せてくれた。

オープニング

武将隊の演目からしばらくして、SHIGEKICHIリングアナが、レモンサワーの雰囲気に合わせたカラフルな衣装で登場した。

このあたりの進行は、数々のイベントを手がけてきた実績があるだけに、実にスムーズだ。

第一試合

タッグマッチ(30分1本勝負)
◯鉄生 & 久保希望 VS サムソン澤田 & ×OT-1000

Re:ZARD追放後、無所属を貫いている鉄生は、今回「NASTY OUTSIDERS」の久保希望をパートナーに迎え、因縁のRe:ZARDと対戦する。

だが、4月の大会で自軍に牙をむいたOT-1000が、果たしてサムソン澤田と組んでまともな試合になるのかどうか、そこが注目のポイントであった。

いざ試合が始まってみたら、Re:ZARDは何事もなかったかのように、スムーズな連携を披露していく。一方、普段は所属先が違う久保と鉄生だが、こちらも普段から組んでいるかのような見事なタッグワークを見せ、どちらに勝ち星が転がり込んでもおかしくない流れになった。

しかし試合中盤になると、サムソン澤田が、鉄生が痛めている首や肩に集中して関節技攻撃を仕掛けていく。だんだんと追い詰められ、苦痛の表情を浮かべる鉄生であったが、久保の効果的なヘルプが幸いして、この窮地を脱することに成功する。

最後はOT-1000を捉えた久保が、鉄生の「鋼鉄ロケットランチャー」へと繋いで見事な勝利を収めた。

しかし、OT-1000がいつもこんなに調子がよければ問題はないが、いつおかしくなるかは誰にもわからない。「次」も今日と同じ展開になるとは限らないのだ。

第二試合

タッグマッチ(30分1本勝負)
×リキ・ライタ & 七海健大 VS ダイナマイト九州 & 〇MIKIHISA

NASTY OUTSIDERSのMIKIHISAを除くと、全員が無所属みたいな立ち位置にいるメンバーによる試合だ。うまくすれば、プロレスにおける表現の幅の広さが存分に味わえそうな感じもする。

そして、この予想はある意味で当たりであった。

まず、ダイナマイト九州組が序盤から激しい場外乱闘を仕掛けていく。しかし、この流れに出遅れたリキ・ライタが、他の3人から孤立してしまう。

九州&MIKIHISAと七海健大が熱くやり合えばやり合うほど、リキ・ライタの存在がどんどん薄くなっていく。

「無視か? 俺は無視か?」と困惑するリキをよそに、試合はどんどん進んでいき、気がついたら完全に「九州タイム」へと突入。

やりたいだけやり切ったダイナマイト九州があとをパートナーに託すと、MIKIHISAは容赦なくリキを絞め落とし、そのまま試合の勝ちを掴んでしまった。

ただ、やりたい放題に暴れ回ったせいか、ダイナマイト九州はセコンドの肩を借りて、ややクタクタになりながら退場する羽目になってしまった。

第三試合

タッグマッチ(30分1本勝負)
〇トゥルエノ・ゲレーロ & 陽樹 VS YASU & ×KENZO

主に「プロレスリング華☆激」などで組んでいる陽樹&ゲレーロは、この2人で組むときだけ専用のテーマ曲があるくらい、Re:ZARDの中でもチームとして完成されている。

他方、無所属のYASUと、「Panzer4」のKENZOはパートナーこそ変われど、タッグに関しての経験は豊富だ。ある意味で、がむしゃらプロレスの現在進行形が見られる好カードかもしれない。

試合はジュニアのハイスピード感と、ヘビー級同士の迫力あるぶつかり合いが交差する、非常に見応えのある試合となった。

しかし、やはり急ごしらえのチームと、普段から組んで戦っているチームとの差が徐々に露呈してしまう。特に軽量のYASUに狙いを絞ってきたRe:ZARDは、巧みにKENZOとの距離を広げ始める。

セコンドからは無所属の健大や、タッグパートナーである鉄生が声をかけて鼓舞していくが、ゲレーロと陽樹はそれをあざ笑うかのように、試合を自分たちのペースに完全に引き寄せ、そのまま自軍に勝利をもたらした。

エンディング

普通なら勝者がマイクを持って大会を締めるはずなのだが、Re:ZARDの2人はマイクに見向きもせず、そのまま無言でリングから降りていってしまった。

普段はマイクパフォーマンスが苦手な上に、自軍が敗北したままで締めなければならない状況となったKENZOだが、自分たちが「社会人プロレスラー」であることをしっかりとアピール。

そして、「負けてもレモンサワーを飲んで吹き飛ばしましょう!」とうまい具合にイベント全体へと話を繋げ、最後は会場一体となった「3.2.1 リバーウォーク!」の掛け声で、無事に大会を終わらせた。

後記

前日まで真夏に近いような天候が続いており、日焼けも覚悟して行ったイベントであったが、いざ現地に行ってみたら曇り空でちょうどいい気温であった。

最近にしては珍しく他団体参戦選手がいない「純がむしゃらプロレス」を久々に見ることができたのも、ファンとしては良かったかもしれない。

全三試合とも、たくさんのお客さんが見守る中で存分に楽しめた。来月の7月12日の大会も今から楽しみにしている。

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