[プロレス観戦記復刻版] がむしゃらプロレスINボートレース若松 (13.8.10 土 ボートレース若松特設リング)

がむしゃらプロレスINボートレース若松

(2013年8月10日・土:ボートレース若松特設リング)

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イントロダクション①

ボートレース若松が毎年やってる夏祭りにがむしゃらプロレスが呼ばれたのが本大会。

ちょうど帰省ラッシュが始まった最初の土曜だけあって、関門トンネルからすでに大渋滞。トンネルの中であんなに長時間とまっていたのは珍しい。でもまあこれを織り込み済みで二時間前に家を出たのに門司で更に事故渋滞につかまって結局若松についたのは試合開始2分前・・・危なかった・・・まさか下関から若松まで二時間以上かかるなんて・・・去年ギラQ観戦でボートレース若松の駐車場に停めた事が今になって役立ったんで道には迷わなかったけど焦った・・・

イントロダクション②

今回はいつも南にいることが多いのであえて北側席をとってみた^^来てはじめてわかったんだけど、お祭りってあちこちの催しが同時に開催していて、裏ではイベントやってたりした。そりゃこれだけ暑いと屋内にお客とられるよなあと思っていたら、やっぱ初回はそこそこというかなんというか^^そんな集まりだった。まあ仕事の人もまだたくさんいるわけだし、17時半開始は土曜でもきついかな?でもがむしゃら主催の大会ではないし、この辺は致し方ないかなあ。

でも幸い西日を正門が遮る形でそれほど暑さを感じなかったのは幸いだった。もう体内温度計くるってるのかもしれないけど^-^これで西日が差しこんでいたらもっと悪条件になっていただろうしなあ・・・

オープニング

前説はSHIGEKICHIリングアナと悪のボスという紹介の割にはやたら観客サービスのいいクルミンとこの日限定の謎のマスクマンレフェリー・ジャンバラ^^でもリングネームから「ボ」を抜いて「苗字」に濁点つけただけなんだけど、意外と正体ばれてなかった^^というかジャンバラって呼ばれてるのにいわれてる本人がよくわかってなかったし・・・^^まあなれないマスクで大変だったとは思うけど、レフェリーも堂に入っていた。まあ少なくとも正体はハリケーン鬼刃ではないだろうと思う^^

第一部:第一試合

○タシロショウスケ&ニコラス今中ジョリー&ガムコツくん対七海健大&●パンチくん&竹ちゃんマン

で第一部がこの試合。

各軍団が入り混じってるけど、本戦でのチームわけをいちいち一見のお客に説明してもなかなか最初から覚えられる人はいないだろう。今年に入って急激に増えたイベント試合は本戦とは別位置で普段闘わない選手が闘ったり、組んでない選手が組んだりしてるけど、この辺は一見さん対象としては正しいマッチメークだと思う。いいもんと悪いもんの認識がしづらいこのようなカードでは解説、実況つきというのも親切だったと思う。
で、これは先月よくわからない試合でデビューしてしまったタシロショウスケの本格始動第一弾試合にもなっていた。と、こんな視点で見てたんだけど、ふつうならタシロ組の格順からするとニコラスがトップでガムコツくん、タシロの順になると思う。実際テーマ曲はニコラスのテーマで入場してたし^^

でもふたを開けたらニコラスがかなりのローンバトルを強いられる結果に。まあでもこの3人の中で誰がやられて絵になるかといったらやっぱニコラスだろうなあ。パンチくんの非情な攻撃にも耐久性があって、竹ちゃんマンにいじられても絵になって、七海ともバチバチ打ち合えるのは彼しかいないし。

でもやられてたニコラスが損してたかというとそうではなくて、耐えて耐えて逆転できる空中弾をもってるのはやはり得だよなあと思ってしまう。復帰直後だったらこんな試合は多分できなくていっぱいいっぱいになっていたと思うんだけど、結果的にも絵面的にもまるでBI砲の猪木のようにニコラスが耐えて、馬場役のタシロにつなぐという非常にわかりやすいプロレスの試合になっていた^^

まあ馬場といっても晩年の 悪役商会対ファミリー軍の試合をイメージする人は多いとは思うけど、もともとは猪木さんより格上でしかも強かったのが本来のジャイアント馬場であって、タシロにはやっぱそんなでかくて強いイメージを感じる。だからデビュー二戦目なのに、結果おぜん立てした格好になったニコラスからの流れを自分のものにして自らコーナー最上段からのジャンピング脳天唐竹割りでパンチくんから堂々の自力でのフォール勝ち!これをデビュー初勝利といってもいいんじゃないかな?いや、本当大器だよねえ。

まあ実況で散々「先月ベルトをとられた」と「元チャンピオン扱い」されてた七海や、散々好き勝手なことをして暴れたおすパンチくんをむこうに回しての勝利は格別だっただろう。

ところでひとつ気になったのは・・・・

最近パンチくんは工事用ヘルメットかぶったまま試合してるんだけど、これだと肝心のパンチパーマが見えないので、ただのおじさんマスクマンになってるような気もするんだけど^^まあヘルメット時々とってるし、そもそも酒瓶+へルメット攻撃がもう板についてるんで無理に脱がなくてもいいんだけど、実況が「小倉発祥のパンチパーマキャラ」と何回もいわないとわかんないよね^^確かに・・・

休憩時間

幕間はリング上でふれあいプロレス体験コーナーと称してちびっこをリングにあげてプロレス体験。ここで先生役のタシロはこどもたちの手荒い攻撃でむしられるはけられるは殴られるは・・・ある意味無法地帯になっていた^^北九州のこどもたちは元気いいねえ。

イベント恒例チャリティーチョップも開催された。100円募金して選手の胸にチョップをうてるというおなじみのコーナーだがなぜか現GWAヘビー級王者にとてもよく似たサラリーマンやなにわ1号にとてもよく似た一般人がどさくさに紛れてチョップしてたけど・・・まあ見なかったことにしておこう。

第二部:第二試合

七海健大&○YASU対鉄生&●TOSSHI

今回は時期的にお盆休みに入る前の土曜なんで普通に仕事の人もいたと思われる。実はこの第二試合から観戦に来たおなじみさんも多かった。当然用意された椅子は満員に!立ち見もでる有様になったのはさすががむしゃらプロレスというべきか。冷房のきかない悪条件もふっとばす熱い試合はやっぱ夏のプロレスっぽくていい感じ。

今回は敵方が悪い人相の二人なんで解説はなし・・・だったのかな?
でもYASUがやばくなるとYASUコールをする実況^^あれ?二枚目はきらいなんじゃなかったのか?というやぼはなしにしておこう。やっぱ勧善懲悪スタイルはプロレスの原点でもあるし。ただ欲をいえば、ニコラスみたいに七海かYASUが長い間つかまった後、絶対ピンチを切り抜けて逆転勝ちになればもっと理想の試合になっていたけどさすがに二試合続けておんなじ流れでは芸がない。

一見さんにはどうみえていたかはわからないけど、リング下でも何もしてないのに子どもが泣き出すというグッジョブな顔つきの鉄生と、連戦の中本当によく毎回コンディションを整えてきてるTOSSHIはイキイキしていた。もともとユニットが分けれる前は手の合うタッグだったし、階級こそ違えど同じ若手として切磋琢磨しあう間柄なんで組んでも闘っても実にいい。イベント限定という箔もついて今やイベント試合ではなくてはならない組み合わせといっていい。

一方同じユニットにいながら七海とこの日欠場してたジャンボ原とが長いことタッグ王者であったために、林やYASUとはそんなに組んでない。だから絵的にはかなり新鮮だった。ゴングが鳴ってしばらくして「ああ、この二人そういえば同じユニットだったよな」と思いだすくらいに。

そういうわけで実はタッチワークや連携はヒール軍の方が上だった。試合もうまいし、流れをつくってお客をあおるのも実にうまい。二試合目で疲労もあった七海とYASUにとっては敵ながらありがたい存在だったのかもしれない。

で、実をいうと鉄生とTOSSHIが組むと反則はそれほどやらない。別にどっちかの色にあわせてるわけでもないのに自然とこうなるのが面白い。なんで七海組とは真っ向勝負になったがこれはこれでいいと思う。ただ鉄生の鋼鉄のど輪にいく仕掛けが若干早かったのがらしくないといえばらしくなかったかな?暑い中15分以上の熱戦になってスタミナ的にも厳しい試合になるかなと思ったけど最後はなんとかYASUがでTOSSHIから一矢報いた。そういえばイベント試合ではずっと負けがこんでいたもんなあ。

試合後はメインの花火大会までチャリティーチョップとふれあいプロレス体験の第二部がはじまったが花火まで残ると混雑して帰れないおそれがあるのでおいとますることにした。来週もあるしね。

後記

3月ごろから比較するとスタッフ、選手ともどもイベント試合になれてきて、実に手慣れた進行で、しかもやってる側が実に楽しそうなのが見ててほほえましかった。

いつも「がむしゃらだからといって特別扱いしないで厳しい評価をしてください」とはいわれるんだけど、これだけ楽しいと本当あら探すみたいにしないと穴がないんで毎回頭を悩ませているのが正直なところ。

それに昔なら週一で試合を見ようと思ったら絶対東京や大阪にいかないと不可能だった。でもこうして近くでこんな頻度でプロレスが見られる、しかもこれがサムライや週プロでは絶対知りえない試合ばかりというのが本当にありがたい話なのだ。やっぱそう思うと感謝しかないよなあ。がむしゃらに出会って東京のプロレスが全然うらやましいとは思わなくなったし。これは大きな違いですよ。いや、今回も楽しませていただきました^^ありがとうございました!

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