【プロレス観戦記】彩羽匠 凱旋!Marvelous 福岡大会2026

Marvelous観戦記

彩羽匠 凱旋!Marvelous 福岡大会2026

(2026年6月21日・日・西鉄ホール)

イントロダクション

マーベラスに興味を抱いたのは、レッスルユニバースで配信が始まったから。彩羽匠は別として、他にもいい選手がたくさんいたので、機会があれば見るようにしてきた。

今までも博多には来ていたはずだが、視界に入っていなかったという事は、このタイミングで出会うべくして出会ったのだと思いたい。

さて、前日は某所のイベントとドラゲー下関大会がバッティング、今日はマーベラスとドラゲーアクロス福岡大会がバッティング。

そういえば2月のNOAHとドラゲーの国際センターもバッティングしていた。

スケジュールが空いている時は何もないのに、重なる時は重なってしまうのは、本当になんとかならないものか?

とはいえ、選択するならばマーベラスにせざるを得ないため、泣く泣く裏被りを諦めねばならない。

今回は怪我でAEW出場が見送られたSareeeが復帰するという話題もあり、見どころは豊富である。

また博多が生んだ神の子ヴァンヴェールジャックがセミファイナルに登場するというのも期待できるポイントである。

下関→西鉄ホール

そんな小雨降る日曜朝にいそいそと準備をして出かけ、バスにさえ乗れれば雨に降られる事がほぼないため、傘は持たずに、下関駅のバス停から一路西鉄ホールへ。

バス停に到着するとそのまま地下街で昼飯を食べ、その足で最上階の西鉄ホールへ。

なんかいつも見る人がほとんどいなくて、昔長与さんを追っかけていた風のお客さんがめっちゃいる。珍しくアウェイ感が…

ふと見ると試合がないのに、伊藤薫が来ていた。ひょっとしてSareeeの付き添い?

生でみるのは多分全女以来だな。一瞬誰だかわからなかった!

色々観察していくと、後援会のみのサイン会があったり、あちこちにうちわを持った妙齢の女性がいたり、そこはかとない全女の香りがしてくる。

マーベラスはプロレス界では珍しくQRコードチケットを導入しているが、チケット購入の際に入力したデータをプリントアウトして受付で担当の人が手書きで座席を振り分けるという、令和だか昭和だかわからないシステムになっていて、やはりペーパーレスには程遠いという結論に達した。

オープニング→選手入場式

リングアナ女史の導入があって大会はスタート。こちらの女性アナは非常にクオリティが高い。

マーベラスのPVは全体的に完成度が高いのに、選手入場式の映像だけ何故かパチスロの画面みたいだったのが気になって仕方なかった。

代表挨拶は、彩羽とSareeeで「メインでは自分たちがベルトを獲る」と宣言。

続いて長与千種代表がリングインして挨拶。

11月に長崎大会を目指しており、大分と熊本はできそうらしい。

あとは宮崎、佐賀、鹿児島にいい社長がいたら、営業にいきます、と言っていた。

しかし、同年齢の有名人にマイクではっきり年を言われちゃうとしみじみしてしまうなあ。

そして長与代表が大会スタートを宣言していよいよ試合が始まった。

第一試合

《タッグマッチ 1/20》 ○永島千佳世 & 宝山愛 vs ×Maria & RIKO

マーベラスのヒールユニット「マゼンダ」のMaria & RIKOと、2021年デビューの宝山がベテラン永島と組んで戦う試合。

今年から再び様々な団体を見てみようと思った理由の一つは、かつてたくさん見ていた女子プロレスの「現在」を見たいと考えたからでもある。

その「かつて」見ていた中に、若き日の永島がいたのは間違いないので、「現在の」永島を確かめてみたくなったのである。

全体的にクオリティ高めで第一試合からテンションがあがる。

特に、金ガチャに出ていた時とは別物のRIKOとベテラン永島の動きが良かった。

宝山愛はあまりメディアに出てこない選手だが、17歳でプロデビューし、現在まだ22歳という逸材。

どうしても暁千華や彩芽蒼空が前に出てしまうけど、宝山もチャンスがあれば、出世する可能性を感じた。

長与代表にいわせるとデビューを控えたティーンがあと3人いるらしいので、団体としてマーベラスの将来性が楽しみになってきた。

第二試合

《シングルマッチ 1/15》 ○暁千華 vs ×ジェシー・ジャクソン

NOAHのMONDAY MAGICをきっかけに、マリーゴールドの山岡聖怜らと激しいライバル闘争を繰り繰り広げている暁は、主にマリゴを中心に活躍しているジェシー・ジャクソンとの一騎打ち。

いずれ、マンマジでも絡んできそうな2人なだけに、このタイミングで生観戦できるのは、興味深いところ。

金曜にアジャから重い宿題を言い渡された暁は、どこか迷いがあるみたいに見える。

マリゴの山岡聖怜とやる時のような剥き出しの闘志は、この試合からはあまり感じなかった。

対するジェシー・ジャクソンは気持ちが前に出ていく選手。異国でチャンスを掴もうと必死になっている感じがみてとれる。

そんなジェシーは試合中、時に暁を圧倒する場面も見られ、素晴らしい闘いを見せてくれたと思う。

最後は暁の全女式抑え込みで、勝ち星は拾ったものの、ジェシーとは異なり最後まで冴えない感じがした。

第三試合

《タッグマッチ 1/20》 ○桃野美桜 & 彩芽蒼空 vs 青木いつ希 & ×エチカ・ミヤビ

マーベラス勢で唯一試合を生で見ているのが桃野美桜で、下関に仙女がきた時、現役時代の里村明衣子と引き分けている。

そしてタッグを組む彩芽蒼空は、暁と並んでマーベラスの新しい顔になっている選手。

これに、さまざまな団体を渡り歩いている青木と、P.P.P. TOKYO所属のエチカがどう受けて立つか、楽しみである。

試合はところどころギクシャクしながらも、四者四様に個性出しまくりの試合。

エチカのチョップは強烈で、さすがは元・高校球児というところか。あまりの音のデカさに会場がどよめいていた。

久々にみる青木いつ希はキャリアも重ねてきて、試合を引っ張る立場になっていたのも印象的だった。

セミファイナル

《シングルマッチ 1/15》 ◯タイタス・アレクサンダー vs ×ヴァンヴェール・ジャック(ビッグアグリー)

マーベラスの特徴は何名か男性選手が所属しており、MONDAY MAGICでもお馴染みのタイタスもその一人。

2026年5月より拠点を日本に移し、マーベラス所属として、自団体以外にも活躍の場を広げている。

そんなタイタスとシングルで対戦するのが、福岡の生んだ神の子、ヴァンヴェール・ジャックである。

所属するMY WAYが同日18時スタートするため、ジャックはダブルヘッダーになるわけだが、これは若き神の子としてはむしろ歓迎すべき事かもしれない。

マジック三銃士のひとりタイタスと神の子ジャックの痺れるようなシングルマッチは、実に見応えのある内容になっていった。

なんなら、スケジュール的に可能ならマンマジでも見てみたいカードですらある。

タイタスはここ一番の勝負強さが光ったかな。彼の場合ルチャも通常のプロレスもなんでもこなしてしまう。

あれで背丈がもう少しあれば、WWEが目をつけてもおかしくないだろう。

ジャックも堂々と真正面から渡り合ったため、非常に面白い試合になった。

負けたのも僅差と言っていい。素晴らしい成長ぶりだった。

この試合後に休憩が入り、いよいよ本日のメインイベントが迫ってきた。

メインイベント

AAAWタッグ選手権試合
《タッグマッチ 1/30》
○ナイラ・ローズ & ナイトシェイド【王者】 vs ×Sareee & 彩羽匠 【挑戦者】 (19分56秒 ドラゴンスリーパー)

土曜日にマリーゴールドのタイトルに挑戦したばかりのナイトシェイドは、強豪ナイラと組んで、スパークラッシュとして再スタートを切る彩羽&Sareeeと対戦する。

多分マーベラスとしては最高級のカードを切ってきた以上、下手はうてない。

しかし、自分たちを怪獣クイーンと名乗るチャンピオンチームはとにかく強かった。

体格でも体力でもプロレスでも、とにかく挑戦者チームを圧倒していく。

スパークラッシュも日本を代表するタッグチームなんだが、いかんせんコンディションの不調が見ていてもわかってしまう。

おまけに怪獣クイーンは、Sareeeの首を徹底的に狙ってくる。パワーだけでなく、スピードも頭脳もまぎれもなく超一級。

やはりSareee復帰は時期尚早だった気がする。最後は彩羽匠がタオル投入するも、レフェリーがギブアップと判断し、王者組防衛。

最後のドラゴンスリーパーはSareeeの首を捻じ切らんばかりの強烈さで、あれはTKOでもギブアップでも十分な説得力があった。

スパークラッシュとしては悔やんでも悔やみきれないだろう。

エンディング

メイン終了後、スパークラッシュを称えつつも、自らの強さを誇示して王者組は退散。

本部席の長与代表は彩羽のタオル投入にクレームを入れるも、彩羽は「長与さんは口を挟むな」と一喝。

最後は「もっと強くなって帰ってきます」と観客に約束した。

大会終了後のマーベラスでは、ツーショットが千円。

これは魅力的だったけど、帰りのバスまであまり時間がなくて今回は断念。

長与さんもサインをくれるみたいなので、次はスケジュールと体調に余裕があれば、ぜひとも。

来年の博多は決まりだな。

後記

初めてきたマーベラスだったけど、会場はすごい盛り上がりで、金ガチャやマンデーマジックでしか知らないマーベラスは、生で見る価値がある団体だったと思う。

SNSや配信だけではわからない魅力もたくさんあったし、会場の雰囲気とか客層、ファンサービスなど、まだまだ知らない世界があることが嬉しかった。

とりあえず来年の博多大会は予定をあけておこうと思いながら、帰路についた。

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