プロレス的音楽徒然草 TEAM FILTHY(トム・ローラー&TEAM FILTHYのテーマ)
G1初出場
今回は2022年のG1クライマックス32に初出場したトム・ローラー選手の入場テーマ曲、 [Q]Brickの「TEAM FILTHY」のご紹介です。
トム・ローラー選手は、NJPWのアメリカ大会である「NJPW STRONG」で同名の「TEAM FILTHY」に所属して活躍しています。
MLM世界王者
2007年にプロ総合格闘家としてデビューしたのち、2008年からはUFCで活躍しました。
それと並行し、17年にアメリカのプロレス団体MLMに入団し、2019年にはロウ・キー選手を破ってMLM世界ヘビー級王座を獲得しています。
初代STRONG王者
2020年6月「NJPW STRONG」に登場し、TEAM FILTHYを結成します。
2021年4月には「NEW JAPAN CUP USA」で優勝すると共に、初代NJPW STRONG無差別級王者に君臨しました。
[Q]Brickの正体
この「TEAM FILTHY」がローラー選手個人のテーマ曲なのか?文字通りTEAM FILTHYのテーマ曲なのかが、個人的にはイマイチ判別がつかなかったので、いろいろ調べてみました。
その前に、 [Q]Brickという謎のアーティストですが、その正体はオランダの音楽プロヂューサーである 「Peter Garnefski 」ペーター・ガーナセフ(googole翻訳で私がこう聞こえたのでそのまま表記しています)さんです。
英国№1
Peter Garnefski さんは、1993年に音楽プロデューサー二人の匿名ユニットとして「DOOP」(ドゥープ)を結成します。
シングル「Doop」でデビューし、イギリスのポップ・チャートでナンバー1を獲得した実績をもっています。
2007年までにシングル5枚、アルバム二枚を発表しています。
新日との関係性
新日本プロレスとは関係性があって、2016年4月 から2019年1月まで、タマ・トンガ&タンガ・ロアのタッグチーム「ゲリラズ・オブ・デスティニー」が使用していた「Guerrilla Tactics」も、[Q]Brick名義で手掛けています。
ちなみにyoutubeにはトム・ローラー選手のテーマとして「TEAM FILTHY」があがっていますが、UPしているのは新日本プロレスです。
WWEと同じ?
おそらく、[Q]Brickさんに新日本が発注をかけて、音源の権利ごと買い上げているものと思われます。
やり方としては、お抱えのアーティストに選手の入場曲を作らせているWWEと同じでしょう。
大の日本通
トム・ローラー選手は大の日本通で、闘道館でグッズを買ったり、充実した日本ライフを送っているようです。
ジョナ選手のテーマも
なお、同じくG1クライマックス32にエントリーしているジョナ選手の入場テーマ曲「Ready For The War」も [Q]Brickさんが関わっています。
こちらの名義は「Brick Feat. Ben Varney」となっています。
itunesでも
ちなみに「TEAM FILTHY」も「Ready For The War」も2022年7月現在、itunesなどで単体購入できます。
私も買ってしまいました(笑)
G1以降も
トム・ローラー選手はじめ初顔の外国人選手の活躍が大きいとシリーズも盛り上がります。
ぜひともG1以降も継続して参戦してもらいたいところです。