私的プロレススーパースター烈伝(108)ヴァンヴェールネグロ
MY WAY旗揚げ
今回は九州を拠点に活動するヴァンヴェールネグロ選手のお話です。
ネグロ選手は、2021年には、自身がプロデュースするMY WAYというプロレス集団を立ち上げました。
現在は大野城市にあるMY WAYオートスタジオで月に一回定期戦を開催するほか、様々な団体とも交流しています。
親子で東京ドームへ
ネグロ選手はメキシコのルチャリブレスタイルをベースに、様々なセンスを武器に全国各地で活躍しています。
息子のヴァンヴェール・ジャック選手や娘のCOCO選手もルチャドール、ルチャドーラとしてデビューしています。
親子で東京ドームで試合に出場したり、熊本地震被災地でのボランティア活動や街のお祭りや地元の盛り上げ役としても積極的に取り組んでいます。
ヴァンヴェール珈琲
ヴァンヴェールネグロ選手は、プロレスラーになる前はクラブバクーで行われたプロレスリング華☆激の試合を観戦していたそうです。
尊敬するレスラーはディック東郷選手で、彼のダイビングセントーンを真似しています。
福岡市でカフェ・ヴァンヴェール珈琲を経営しており、プロレスファンの隠れ家として有名になっています。
WNCで
このヴァンヴェール珈琲へは長いこと行けていなかったのですが、2023年6月になったようやく行くことができました。
最初にネグロ選手の試合を生で見たのは、多分記憶違いでなければ、TAJIRI選手の団体「WNC」だったと記憶しています。
まだ、ネグロ選手たちが福岡県にある「レアル・ルチャリブレ」という、ルチャドール養成学校に在籍していた時代の話です。
学びの差
レアル・ルチャは学校だけあって、今回みた選手が次からいなくなっていることもよくあります。
おそらく想像ですが、練習してリングにあがり、試合しただけで満足してしまう人間もいるのでしょう。
もちろん行先きにはプロとして活動することを視野に入れてレアルの門を叩いた人間もいます。ネグロ親子は今思えば後者だったと思われます。
プロレスに限った話ではないのですが、ある程度大人になってからはじめる学びと、子ども時代からはじめる学びは、その吸収率に大きな差があります。
初期の試合では
プロレスやルチャリブレのように身体を動かすものならなおさらです。スタートが若いほど有利なのは、現在のヴァンヴェール・ジャック選手をみていればよくわかるでしょう。
ヴァンヴェール・ネグロ選手も例に漏れませんでした。プロレスとルチャリブレは基本似てるようで微妙に違います。
レアル提供試合では出ないボロが、プロレスルールの試合だと、如実に目立つということが、初期のネグロ選手の試合では頻繁に見られました。
メキシコ武者修行
ところが、一念発起したネグロ選手は2015年、メキシコでの武者修行へ単身旅立ちます。
帰国後、2017年11月12日、福岡県篠栗町民体育館にて第4代篠栗88タッグ王者となります。
また、2018年7月14日、さざんぴあ博多多目的ホールにて第11代目博多タッグ王者奪取しました。
さらに、2019年1月15日、プロレスリングFREEDOMS群雄割拠その東京ドーム大会に、ジャック選手共々出場しています。