[プロレス入場テーマ曲] プロレス的音楽徒然草 Iron Man(アイアン・マン)

[プロレス入場テーマ曲]プロレス的音楽徒然草

プロレス的音楽徒然草 Iron Man(アイアン・マン)

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ブラック・サバス

今回はプロレス界では、主にザ・ロード・ウォリアーズの入場テーマ曲として有名になったIron Man(アイアン・マン)のご紹介です。

Iron Man(アイアン・マン)は、英国のヘヴィメタル・バンド、ブラック・サバスが作詞、作曲、演奏して、1970年のアルバム「パラノイド」に収録されました。

大きな鉄の奴

メインのギター・リフを最初に聴いたとき、ボーカリストのオジー・オズボーンさんは、その響きが「何か大きな鉄の奴が歩き回っているみたいだ」と言ったそうです。

そこから曲名は、Iron Man(アイアン・マン)となり、この曲名から膨らました内容をギーザー・バトラーさんが作詞しました。

世界の終わりを目に

歌詞の内容は、ある男が未来へとタイムスリップし、世界の終わりを目にするというものです。

現代へ帰還する途中で、磁気嵐に遭遇した男は、身体が鋼鉄になっていきます。主人公が文字通り「アイアン・マン」になるのです。

無視され、嘲笑され

やがて男は話せなくなり、彼が見てきた破滅の状況を人々に言葉で警告することができなくなります。

主人公は何とかコミュニケーションを取ろうとしますが、無視され、嘲笑されます。

人類への復讐

アイアン・マンは遂には怒り、人類への復讐として、自分が見てきた破滅を自ら引き起こすのです。

Iron Man(アイアン・マン)冒頭の「I am Iron Man!」という部分の音響効果のため、オズボーンさんは金属製の扇風機の背後で吹き込みをしたそうです。

マッドマックス2

さて、ザ・ロード・ウォリアーズは、入場時に巨大な棘の付いたアメリカンフットボールのプロテクターをコスチュームとしていました。

タッグのチーム名は1981年に公開された映画「マッドマックス2(Mad Max 2: The Road Warrior)」の世界観からつけられ、外見のイメージも同映画に登場する荒くれ者を踏襲しています。

ネズミを食べていた

初来日時には「シカゴで用心棒をしていた」「貧困の時代にはネズミを食べていた」などと宣伝されていました。

結成当初のコスチュームはサングラスにレザーのベストや制帽を身に付けた暴走族スタイルでしたが、後に両者とも顔にペイントを施し、頭髪をアニマルは「モヒカン刈り」、ホークはそれと対を成すように「逆モヒカン刈り」にしました。

次第にファンの支持を

そして、サードロープの下から滑り込むようにリングインし、コールも受けずにそのまま暴れ回る試合が多くありました。

しかし、ファイトスタイル自体はあまり凶器攻撃などは行わない正統なもので、ヒールのポジションにありながら、次第にファンの支持を獲得してきます。

常に秒殺勝利

こうしてザ・ロード・ウォリアーズは、今までにないヒールとベビーフェイスを融合させた新しいスタイルの確立に成功します。

試合は常に秒殺勝利で、彼らの試合時間は秒単位で実況されていました。そのインパクトと存在感から圧倒的な人気を獲得するようになり、多くの模倣レスラーを生み出しました。

WWF参戦時

しかし、WWF参戦時には著作権の関係からか?Iron Man(アイアン・マン)は使われず、「What A Rush」という曲が使われていました。

また、WWF時代はチーム名も「ザ・リージョン・オブ・ドゥーム」となっていましたが、これは、もともと初期のマネージャーだったポール・エラリングさんが率いていたヒールユニット「リージョン・オブ・ドゥーム」に由来しており、当初ウォリアーズもこのユニットのメンバーでもあったのです。

SWSでは

ちなみにWWFと業務提携していたSWSでは、「リージョン・オブ・ドゥーム”ザ・ロード・ウォリアーズ”」とコールされ、入場テーマ曲もIron Man(アイアン・マン)が使われていました。

このようにプロレス界では切っても切れない関係にあるIron Man(アイアン・マン)とザ・ロード・ウォリアーズですが、他の選手が使った履歴がないわけではありません。

他の使用例

90年代にWARに登場したイリミネ―ターズ(ペリー・サタン&ジョン・クローンズ両選手)も入場時にIron Man(アイアン・マン)を使用していましたし、世界のプロレスでも活躍したブラッド・コーラー(キーラー)選手が、RINGS参戦時にやはり入場テーマ曲にしています。

とはいえ、個々でいかに実力があったとしても、最初にザ・ロード・ウォリアーズが残したインパクトに比べると、やはり一枚落ちだった印象はぬぐえません。

アメコミとは無関係

なお、Iron Man(アイアン・マン)は、近年だと2008年の映画「アイアンマン」のエンドクレジットや、2010年の続編「アイアンマン2」の予告篇で使用された事で、再び脚光を浴びました。

Iron Man(アイアン・マン)は1971年10月にリリースされていますから、映画はもとより原作のアメリカンコミックとも基本的には無関係でした。

影響を

Iron Man(アイアン・マン)はまた、モンスター・ジャム(英語版)において、アイアン・マン・トラック (Iron Man truck) のテーマ曲としても使われています。

なお、映画「アベンジャーズ」では、アイアンマンがブラック・サバスのTシャツを着ています。こんなところにも影響を及ぼしているのですね。

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プロレスオタクで心理カウンセラーの資格を持ち、両親の介護をしながらガンサバイバーとして生きる著者が、自分の人生や仕事について赤裸々に語ります。プロレスやオタク文化に関する豊富な知識や経験、心理カウンセラーとしてのスキルや活動、介護やガンサバイバーシップに関する悩みや工夫など、興味深く感動的な内容が満載です。あなたも著者のストーリーに共感しませんか?







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