【プロレス観戦記】 GAMSHARA New Year Impact 2024~ 20th ANNIVERSARY SERIES ~

がむしゃらプロレス観戦記

GAMSHARA New Year Impact 2024~ 20th ANNIVERSARY SERIES ~

(2024.2.11(日)門司赤煉瓦プレイス)

イントロダクション

一月にまさかの白内障手術が決まり、手術自体は無事終了。しかし、術後に確定申告がぶつかり、手元がおぼつかない中、久々の申告に行ったり、通院したりで、一月は観戦なし。

更に各種イベントのお手伝いまで引き受けたせいか、終わった瞬間に燃え尽きてしまった。

さあこれからどうしよう?と足りない頭で考えていたらあっという間に2月も11日になり、結局がむしゃらプロレスが今年初の観戦となってしまった。

本当は仕事も探さないといけないし、いろいろ大変なんだけど、少し時間に余裕を持って、どうにかやりくりしていこう。

まずはプロレスを観ることが自分最高のミッションであることは間違いないのだから。

下関→門司赤煉瓦

いつも通り渋滞を想定して、早めに家を出立。しかしこの日は三連休の中日。まあ、想像以上の車の量!普段なら40分かからない赤煉瓦までに要した時間は片道1時間22分!

これはさすがに参った。日中は春の日差しを思わせる陽気なんだが、いかんせん風が冷たい。時節柄雪が降っていないだけマシなんだが、それでも門司の海風は想像以上に堪えた。

それでも先に来ている皆さんと談笑していると、あっという間に開場となった。

オープニング

オープニングアクトは、毎度おなじみゲロQコンビ。

まずは12月の総決算。観客動員は惜しくも1000人には届かなかったが、スタッフ+選手だと余裕で1000人越え!これががむしゃらプロレスの実力である。

そして豪右衛門の欠場と、脳梗塞で長期リハビリに入るリキ・ライタの現状が発表された。

代表不在の時には頼りになるMCで、安定感のある前説を見ていると「がむしゃらプロレスに来たんだなあ」と思ったものである。この時は

個人的に気になるのは「初来日」になるガイジン忍者「WABISABIソルジャー」の登場である。

SNSで九州が対抗策を考えているような投稿をしていたが、果たして本番はどうなることやら。

第一試合/30分1本勝負

6人タッグマッチ
レオパルドン横山&アストロZ&×MIKIHISA VS X &〇YASU&久保希望(Xは七海健大)(12分27秒 ダイビングフットスタンプ)※豪右衛門、体調不良により急遽欠場

当初、カードに入っていた豪右衛門が体調不良により欠場となったため、急遽Xが組み込まれた第一試合。

なかなかクセの強い6人が揃った第一試合。個人的には山口県人対決になるアストロZとYASUの絡みが興味深い。

ともに柳井で看板大会を開いて経験を積んできたもの同士。組むところは見たことあるけど、対角線にいるのは多分初になるだろう。

入場は横山→アストロZ→MIKIHISAの順番だったが、アストロZのオーバーマスクを横山が被って、何げに増殖!

1番最後のMIKIHISAが羨ましそうにしていたが、結局MIKIHISAもマスクを被らせてもらいご満悦だった。

さて、事前発表ではXと告げられた選手だが、層がそんなに厚くない現在のがむしゃらプロレスでは、急遽出られる選手は限られてくる。

この場合のXは想像通り七海健大だった。ただ、彼の引退理由は既に公表されているため、いくら6人タッグであり、レギュラー復帰ではないにしろ、正直気が気ではなかった。

とはいえ、周りを固めたメンバーがみんな達者なだけに、試合はサクサクと進んでいった。

今やすっかりお馴染みになった横山の「ええやん!」「あかんやん!」のやりとりは、会場を大いに盛り上げたし、YASUとアストロZの山口対決はハイスピードな色合いで、また一味違うスパイスを効かせていた。

対する健大&久保&YASUは、相手を寝かせてのトリプルチョップなど、3人がかりの攻撃で、主にMIKIHISAをターゲットにしていく。

前ジュニアチャンピオンが敢えて狙われるのは、タイトルホルダー経験者の宿命みたいなもんだが、これでMIKIHISAの胸板は真っ赤になってしまう。

それでも横山やアストロZが盛り返し試合は一進一退。第一試合からヒートする内容に会場は大爆発。

しかし、横山に無理やりタッチしたMIKIHISAが久保につかまり、立て続けに健大がスーパーノヴァを決めて、試合権利のあるYASUがダイビングフットスタンプで試合を決めた。

無理やり試合権利取られた横山は「あかんやん、あかんやん」と愚痴りながら退場。しかし、皆2024年の初っ切りを成功させた充実感に満ち溢れているように見えた。

まずは無事終わってほっとできた第一試合だった。

第二試合/30分1本勝負

シングルマッチ ×HAGGAR vs 〇陽樹(9分32秒 YCD)

翌週OPGのメインで至宝にチャレンジする陽樹にとっては試金石になる一戦。

陽樹がHAGGARを新人扱いするならば、試練の⚪︎番勝負的扱いになるが、既に即戦力として、次世代の看板育成と捉えたら、また少し意味合いが違う。

さて、HAGGARは対陽樹にどうでるか?

試合前に入場時の陽樹を急襲するHAGGAR。今までにない感情の発露は確かに彼の成長がうかがえた箇所である。

しかし、これはかつてKENZOもやって失敗してきている道。その上場外戦やラフファイトはRe:ZARDの土俵でもある。

案の定、先手を取られた陽樹は特別焦ることもなく、HAGGARの厳しい攻撃を受けながら反撃のチャンスを伺っていた。

先手必勝とは、戦いの局面で相手よりも先に攻撃を仕掛ければ、必ず勝てるということである。

相手よりも先に戦いを始め、出鼻をくじくことによって局面を有利にすることだが、プロレスの場合、他のスポーツ、格闘技と違うのは「受ける」ことも闘いに含まれていることが最大の違いになる。

つまり、攻められている相手が受けている間はダメージをコントロールできるのがプロレスの特徴でもある。

これは、キャリアを重ねることでプロレスラーは自然と身につけていく。したがってキャリアが浅い選手の先手勝負は必勝になり得ないのである。

果たしてHAGGARの先手はあっさり陽樹にひっくり返されてしまう。

しかし、特筆すべきは逆転されてなお、HAGGARの闘志が最後まで途切れなかった点にある。

こういう試合を続けていけばきっとHAGGARの未来は明るくなると私は確信している。

今回は キャリアを縦にHAGGARを振り切った陽樹だったが、いずれライバルとして自分の前に立ちふさがるであろう事は、予感しているのではないだろうか?

少なくとも翌週の前哨戦という意味合いで、陽樹がこのシングルマッチをやっていたのではないということは、見ている側にも理解できた。

今は無所属になっているが、HAGGARもいずれどこかのユニットに入ってみるのも面白いかもしれない。

そうなった時にHAGGAR自身が覚醒できるかどうか?興味深く見守っていきたいと思う。

休憩

第二試合後、休憩。まあ大人の事情で色々あるからこの辺は触れずにおこう(笑)

考えてみたら全5試合というのはがむしゃらプロレスの中ではまあまあ少ない方だが、その分試合内容が濃くなる傾向があるので、楽しみはまだまだこれからなのである。

第三試合/疲れん程度1本勝負

タッグマッチ パンチ君 & 〇ダイナマイト九州 vs WABISABIソルジャー & ×竹ちゃんマン(16分25秒 高角度ぺQグリー)

西日本を席巻するガイジン忍者WABISABIソルジャーが満を持しての九州初上陸!

ほかの3人より自由そうなWABISABIソルジャーが、ワノココロで門司赤煉瓦プレイスを混沌の世界に誘うのは必至!

対する九州はSNSで「おもてなし」を予告!

どうなるかは全く予想ができない。

試合が始まってみると序盤からワノココロ全開!ロケットパンチに居合斬りにWABISABIアタックの微調整などなど、かゆいところに手が届くサービスっぷり。

対して九州が用意してきたおもてなしとは、北九州名物「堅パン」を貼り付けた堅パン鎧。

ガイジン忍者が用意してきたロケットパンチでようやく砕けたくらいだから、素手で立ち向かったら大けが必須!

当然「イタァイ!」「ナラズモノ!」と苦悶の表情を浮かべるガイジン忍者!

その上、ロケットパンチは九州組に奪われ、お客さんに引っ張らせるなどやりたい放題。

しかし、九州選手の「いつものあれ」をパートナーの頭を利用し迎撃するテクニカルな忍者っぷりは、北九州のがむしゃらユニバースの心をわしづかみ!

だが、堅パンに思わぬ苦戦を強いられたWABISABIはストゥーカスプラッシュを自爆!そのまま場外に転げ落ちてしまう。

最後は九州が変形ペディグリー(高角度ぺQグリー)で竹ちゃんマン選手を沈め勝利した。

いやあ、ここまでワノココロが堪能できるとは思いもよらなかった。WABISABIソルジャーおそるべし!次回はきっと堅パン対策をしてくるに違いない!

セミファイナル/30分1本勝負

シングルマッチ/ 〇嵐弾次郎 vs ×KENZO(22分19秒 宮津湾トーンボム)

この試合は、第二試合と対になっているようで微妙に意味合いが違う。

遠征も積極的にこなしているKENZOにとって、フットワークの軽い嵐弾次郎はある種目標でもあるし、ライバルになりうる存在。

そんな弾次郎がKENZOを同じようにみているかどうか?と言うと、そうともいいきれないのが、この試合の注目ポイント。

結論から先に言うと弾次郎は、KENZOを一人前のライバルとして見ていた。

丹の国プロレスにいつも参戦してくれているKENZOに対しては感謝とともに、彼となら魂と魂をぶつかり合える闘いができるという予感を持っていたと思われる。

果たして 社会人屈指の肉体派である2人のバトルは、さながら怪獣プロレスと言ってもいいくらい。

殴る蹴るチョップといったド迫力のぶつかり合いは、戦場が場外にも移る。

激しいやり取りは門司赤煉瓦のそこかしこで見ることができた。

ほとんど大技らしい大技は2人とも使っていないのだけれど、最後の最後で必殺技の宮津湾トーンボムを出したのは、弾次郎のKENZOに対する最大のリスペクトだったのではないだろうか?

ここまで 思ってもらえたということはもはやKENZOは他団体の多くの選手にも認められたということになるのではないだろうか。

まだまだ課題になる点はたくさんあるけれど 、 1つ1つ それをクリアしていけば案外HIROYAを飛び越してチャンピオンの首を先に取る日が来るかもしれないなと思わせられた試合だった。

メインイベント/60分1本勝負

タッグマッチ

トゥルエノ・ゲレーロ & ×HIROYA vs 〇サムソン澤田 & 鉄生(18分46秒 無双)

昨年末のGAMSHARA MANIAで苦杯を喫したHIROYAにしたら、追撃戦のチャンス。

一方でそのHIROYAを撃破した鉄生は、年末のリング上でその成長を認めていた。

つまり、この試合はリマッチというより、鉄生が盤石の王者でいられるのか?HIROYAが肉薄し、今度こそ新時代の扉を開けるのか?

がむしゃらプロレス21年目の1年を占う重要な試合になるだろう!

序盤から途中までは ユニット対抗戦らしい熱い戦いが繰り広げられていた。

HIROYAも年末の負けを引きずらず気持ちを切り替えて、再び王座に挑戦しようという気は満々だったように思われた。

もとタッグ王者らしく連携もバッチリ決まって、これはDREAM TUBERが年末のリベンジを果たせるか?と思わせる内容で、試合は一進一退の大熱戦となった。

だが途中からパートナーのゲレーロが不穏な動きを見せ始める。

それまで何事もなかったHIROYAとの連携が急にギクシャクし始めたのである。

特に同士打ちになってからのゲレーロは、明らかに今までと違っていた。

そしてあろうことか 味方のHIROYAをRe:ZARDと共に攻撃し始めた。リング上は1対3これでは勝てるわけがない。

そのままHIROYAは年末に続いて、Re:ZARDの軍門に下る形になってしまった。

エンディング

試合後 マイクを持ったゲレーロは「俺と一緒に組んでいたから、タッグのベルトは取れた。だけどお前1人では何もできていない。年末のベルトに挑戦した時もそう。俺が進化するためにはお前の横にいたのでは何もならない」とまさかのRe:ZARD加入を宣告。

すでに裏で通じていたと思われる陽樹は、リング上で高笑い。

だがゲレーロ はあくまで 自分自身のステップアップのためにRe:ZARDを利用するという趣旨のマイクをして、鉄生・陽樹・澤田とは慣れ合わないことを宣言。

こうして 風前の灯 になってしまったDREAM TUBERは果たしてこれからどうなるのであろうか?

まさかのバッドエンドに呆然とする門司赤煉瓦プレイスのお客さんたち。

2024年の がむしゃらプロレス はまさにスーパーインパクトで幕を開けた。

後記

終わってみれば、まさかの展開が最後に待っており、これを予想できた人間はさすがにいなかったのではないだろうか?

これまでずっとベビーフェイスにいたゲレーロがルード転向するということは斬新な風景が見られる反面、DREAM TUBERが弱体化してしまうことによって下手すればベビーフェイスがいなくなるということにもなりかねない。

ここにHAGGERがうまい具合に入ってくれば、まだ明るい材料にはなるのだが、現時点では不透明。

外に出てみると、まだ明るくてこれから家に帰ろうという車の群れで、またしても渋滞。

行きほど時間はかからなかったものの、いつもの倍以上の時間がかかってしまい、かなり疲れてしまった。

それでも帰宅してから、同日開催の新日本プロレス大阪大会を見ていたのだから、よっぽど自分はプロレスに飢えていたんだな、と思う。

次回の開催は4月21日。ここでどういう動きが起きてくるのか全く予想ができない。

2024年の がむしゃらプロレスは一時も目が離せないのは間違いないだろう。

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