[プロレス観戦記復刻版] WJプロレス MAGMA03小倉大会

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イントロダクション

今回は諸事情で、メディコさんの車に同乗させてもらって小倉入り。通常小倉北は会場一時間前くらいに到着しないと駐車スペースが確保できない(2018年時点で、小倉北でのプロレス観戦時の一般車両は駐車できなくなりました)。なのでそれ用に早めに到着。しかし何と駐車場はがら空き。しばらく会場周辺をうろうろ。場内から練習する選手達の声。完全に目張りされて中はうかがえないものの、長州イズムあふれる雰囲気に高まる期待。

開場(予定より15分遅れ)まで駐車場で時間潰すも、待てど暮らせど駐車場は埋まらず。全女でさえありえない寒々とした風景に一抹の不安。試合カードは健想の欠場で大幅変更。思いも寄らぬカードも...

第1試合

●宇和野貴史 対 ○ マンモス佐々木(9分27秒 29歳→片エビ固め)

宇和野は前見たときより体格的にもいい。上背もあるしマンモスに引けを取らない。大いに期待の第一試合。しかしなんか物足りない。これがど真ん中の第一試合という概念が悪い意味で試合を支配していて、二人ともいいものもっているのにはじけない。これでは逆効果。カード見たときは期待したのに...マンモスも必要以上に跳び技使いすぎもっとどっしりかまえて真っ向からぶつかり合う試合ができたはず。嗚呼勿体ない...

第2試合

●高智政光 対 ○レックスメイヤー(10分31秒 みちのくドライバーⅡ→片エビ固め)

抜群のレスリングセンスでリングを支配、とパンフにあるメイヤー。

しかし実際見るとそうでもない。ブリッヂが出来たりそれなりにそつはないものの、それ以上がない。「闘う中川家.弟」高智は下半身が細い上に、メディコさん曰く「無理してストロングスタイルしている」ようにしか見えない。試合にためがないから展開が流れちゃって、アピールしても沸かない。そんな試合。

第3試合

●矢口壹琅(現・雷神・矢口) 対 ○マイク・シェーン(旋回式スタナー[TKO]→片エビ固め)

何の山場もなく試合は中盤。このままではいけないと思ったのか、途中から場外乱闘、ラフを交えてどうにか開場を沸かせようとする矢口の努力が涙ぐましい。保永レフェリーに「まともにやったって勝てねえよ」と毒づく。おきかえると「まともに(ど真ん中)やったって(客が)わかねえよ」となる?マイクはややスタミナ不足か。シングルだとこれという勝ちパターンを見いだせていない様子。生粋のタッグ屋が陥りやすい弱点かもしれない。

第4試合

 ●石井智宏 対 ○トッド・シェーン(9分15秒 旋回式スタナー[TKO]→片エビ固め)

トッド・シェーンは双子の兄弟マイクと、ザ・クラッシャーズというチームで活動しているが、この日はシングルマッチに。ここでようやく小兵の石井が大型のトッドにぶつかっていくというど真ん中が堪能できる...と思いきや、これがはじけない試合に。フィニッシュも第三試合とおんなじったし。

少なくとも石井にはかつての菊池毅のような役所で行けば絶対に会場人気は得られる場面なのに、なぜかラフで攻めたりらしくない展開を自分で作ってしまう。トッドは相方に比べるとまだシングルマッチ向きか。試合後愛想良くサインや記念撮影に応じるクラッシャーズはいい人達だった。

第5試合

○佐々木健介&越中詩郎 対 ●安生洋二&ダン・ボビッシュ(13分1秒 ラリアット→ストラングル・ホールド)

休憩明け。健介の奮闘が光った試合。なんでかというと越中が自分だけいい格好して相手の技を受けない、形勢不利だとすぐ健介につなぐという流れになったから。越中の真骨頂は受けなんだけど、なぜかこの日はそれをやらなかった。結局攻めも受けも健介が孤軍奮闘。

ボビッシュはもっと格闘スタイルなのかと思ったら意外とプロレススタイルで真っ向勝負の出来るいい選手。しかし気になるのはスキンヘッドの選手多すぎ。1つの色に染めて唯でさえお客から見て判別しにくいのに、もう少しビジュアル面でお客さんにわかりやすい個性を提供できないものか?プロなんだから、そのくらい考えろよ...

試合は安生の蹴りを受けきった健介がストラングルで貫禄勝ち。でもど真ん中のエースがセミでいいのか?

第6試合

○長州力&天龍源一郎 対 大森隆男&●木村浩一郎(10分54秒 リキラリアット→片エビ固め)

かつて広島や福岡ドームのメインを張った長天タッグが有料入場者数100人足らずの小倉北に降臨!健想欠場の余波が生んだビッグプレゼント?しかし片や腰の引けた威勢のよさを誇る大森と、この日は最初から腰の引けているように見えた木村が相手と一抹以上の不安。結局大森組はいいとこなし。逆にWMGタッグ王者の長州&天龍は元気いっぱい。

アックスボンバーは同士討ちながらリキラリアットに粉砕され、木村の関節技は天龍には何一つ効かず、返されるだけならまだしも逆にかけられて悶絶。自分の得意パターンを相手にやられて悔しいなら少しは感情むき出しで怒ればいいのに、それもなくただ腰が引けている大森組。

結局全く連係プレーもみせずにそっけなく長州組の勝利。勝ち名乗りも受けずにさっさとリングを後にする長州。50のオッサン二人にいいようにやられた二人に未来は...なさそうだなぁ...

結局帰りがけ外にでてみるとそこそこ駐車場は埋まっていた。でもリングサイドと一番後の席は埋まっていたものの、何処の区画も真ん中はがらがら。まさか「ど真ん中には誰も座らせない」というのがポリシーというわけでもあるまいし。2階席を封じていたのも数見た中では初の事。「何か書き残しておかないと多分忘れそうな興業」という事で書き残したが、ど真ん中にはほど遠かったねぇ...

後記

小倉北区で暴力団によるクラブ襲撃という事件があったが、それに付随した暴力団捜査が今日行われていて、なんと機動隊車が4台止まっているものものしい場所の横を通って会場入りしたのだ。実は。

後で新聞見てびっくり。普通渋滞しそうにない時間帯でやたら込んでいたのでおかしいとは思ったが...物凄いものを見てしまった。今日一番のビックリ。

なお、この試合で天龍が腰を負傷。残りの試合を欠場ということになった。

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プロレス観戦記についてプロレス観戦記の魅力とは?プロレスファンにとって、生で観戦した大会の記録は貴重なものです。しかし、その記録をブログに公開するというのは、なかなか勇気がいることではないでしょうか?私は、ブログ「せかぷろ」を運営しているプ






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