大阪見聞録2026①31年ぶりのなんば
大阪観戦の記憶
かつて大阪は、月に4回ほどプロレス観戦に通い詰めていた場所だった。

しかし、度重なる転職や自身の病気をきっかけに、いつしか足は遠のいていった。
記憶をたどる限り、最後に訪れたのは阪神・淡路大震災の直後以来だから、ざっと計算しても実に31年ぶりの来阪となる。

劇団「超人予備校」を主宰している魔人ハンターミツルギ氏は、平成初期からのプロレス仲間であり、長年の友人だ。
昔、大阪で観戦するときはよくご一緒させてもらい、大変お世話になった。

来阪を決めた理由
では、なぜこのタイミングで大阪を訪れ、観劇する気になったのか。

最大の理由は、両親の介護が昨年でひと段落したことだ。
そしてもう一つ、ここ数年で大切な友人が相次いで亡くなっていったことが大きく響いている。

自分自身も大病を経験しており、こうして生き延びているのは、単に運が良かっただけかもしれないのだから。
DDTとの重複
実は今回、演劇の真裏でDDT東淀川大会も開催されていた。
だが、両方をハシゴするのは困難だと判断し、今回は演劇鑑賞一本絞りで大阪へ向かうことにした。

大雨のなんば
土曜日は晴天だったにもかかわらず、10月4日の日曜日は一転して大雨に見舞われた。


南海電車の改札から会場へ向かう道中、雨脚は酷くなる一方。傘を差してはいたものの、リュックをはじめ全身がびしょ濡れになってしまった。
毎週なんばに通いつめていた頃ならともかく、31年もブランクがあれば土地勘もすっかり鈍ってしまう。

ましてや、目的地の「インディペンデントシアター1st」は初めて訪れる場所。プロレス会場へ向かうのとは勝手が違う。
さらに、アップデートされたGoogleマップの操作に苦戦し、雨の中をかなり遠回りして歩いてしまった。

会場前の行列

どうにか目的地に到着したものの、まだ開場前だった。

そこで遅い昼食を済ませ、改めてインディペンデントシアター1stへ向かうと、すでに2人の先客が傘を差して待っていた。

私もその後ろに並んだが、後から続々と行列が伸びていく。
ただ、最初に並んでいた場所が私有地だったらしく、改めて正しく並び直して開場を待った。
独特なライブ感
しばらくして開場時間となり、傘立てに傘を預けて中へ入る。

ライブハウスのような空間自体は初めてではないが、どこか雑多で独特な雰囲気が漂っているのは、大都市ならではの魅力だろう。
心に染みる演奏
タイムスケジュールによると、本編が始まる前に「開演前音楽祭」が行われるとのことだ。
MCとしてミツルギ氏が登場し、続いて演者の「西原季容美 with 小松一也」のお二人が登壇した。

自分の世代にぴったりの選曲だったこともあり、どの楽曲も深く心に刺さる、身に染みる素晴らしい演奏だった。

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