【プロレス観戦記】プロレスリング華☆激こども夢応援交通遺児支援チャリティープロレス「宿敵対決」(2026年11月3日)

せかぷろ

プロレスリング華☆激こども夢応援交通遺児支援チャリティープロレス「宿敵対決」

(2026年11月3日・火・祝・糸島市運動公園体育館)

イントロダクション

10月18日の篠栗大会はお祭りの一環で行われたため、個人的には3月以来の華☆激本戦観戦となる。

今回の主目的は約18年ぶりの華☆激参戦となるディアブロの試合だ。

かつてはアステカと血で血を洗う抗争を繰り広げ、初期華☆激の名物だった戦いも、色々な事情で2人が袂を分かってからは、ずっと同じリングに立つことはなかった。

今でもはっきり覚えているが、他団体で組まれた対ディアブロのシングルマッチがアステカを生で見た最初の試合だったのだ。

それが時を経て、アステカ2世まで絡んで復活するのだから、本当にプロレスはどうなるか分からないものである。

自宅→糸島市運動公園体育館

今回、糸島は初めて行く場所なので、ChatGPT等を駆使して、自家用車を運転するか、公共交通機関を使うか散々迷った結果、高速バス→地下鉄→バスを利用して目的地へ向かうことにした。

ところが天神でバスから降りようとしたら、障害者パスの期限が切れているという。

結局、割引はきいたものの、現金払いになってしまった。

バスは想定より早く天神に着いたため、ここで昼飯を食す。

そこから筑肥線・地下鉄空港線に乗って終点の筑前前原まで行き、駅前からコミュニティバスで体育館へ。

糸島市まで来るのは初めての体験だしドキドキしていたが、パスの期限切れ以外は割とスムーズであった。

筑前前原からはマイクロバスで体育館まで移動。先払い一律200円で両替不可、ICカード不可という田舎にありがちなバスだ。

「本当はダメだけど」と言いつつ、運転手さんが千円札を両替してくれたので、無事乗り込むことができた。

到着した糸島市運動公園体育館の周りには店も何もなく、田んぼと山に囲まれた盆地の麓に、わずかばかりの住宅地がある程度。

うちも大概田舎だが、それ以上に糸島は田舎であった。

プロレス教室

篠栗同様、2回に分けて行われたプロレス教室はどちらも大盛況ぶり。

アシスタントを買って出ているなにわ女子やタギリヒメらが本当に嬉しそうな顔をしているのが印象的であった。

前説おじさんたち曰く「女子は試合前にバレーボールをやっていた」らしく、しきりに若さには勝てないとこぼしていた。

今回は北側だけ雛壇ということもあり、見易さ重視で席を選んだが、基本南向きながら、華☆激の場合四方を気にして試合しているのが分かる。

ただ、プロレス教室だけは試合とは違うので、記念撮影の時に親御さんたちを南側に集めて撮影をするというスタイルを取っていた。

気づくと用意された200席がほぼ埋まっていた。リング上からアステカとタコスが「なるべく詰めてお座りください」とアナウンスしていたが、結果的には立ち見が出る盛況ぶりとなった。

第一試合20分一本勝負

オープニングマッチ
⚪︎コスモ☆ソルジャー & 小川聡志 対 ×タコスキッド & 陽樹(9分22秒(9分21秒 ブルーウィング→体固め)

こちらも昨年秋以来のコスモが小川と組んで、タコス&陽樹という珍しい顔合わせと対戦する。

小川はアラ還レスラーとして売っているが、自身がジム経営をしているだけあって、万全のコンディションを保ち続けている。

そこへ陽樹が思い切りチョップを打ち込んでいくのだから、毎回凄い音が会場に響き渡る。

その絡みが今回も見られるというわけだ。

入場テーマ曲はタコスのものだったが、音声トラブルなのか、ところどころに陽樹のテーマ曲がサンプリングみたいに紛れ込んでいた。

試合は、陽樹に寄せたのかルード色が濃いタコスの珍しい試合スタイルが見られたのが興味深かった。

とはいえ、ベテランながらコスモと小川のコンビもハツラツとしており、決して負けてはいない。

コスモ自身は名古屋方面で頻繁に試合をしているため、九州で試合が見られないというだけで、コンディションが悪いわけではないのだ。

最後も粘るタコスを鮮やかな空中弾で締めて見事に勝利を飾った。

第二試合20分一本勝負

本場メキシコ ルチャリブレ スペシャルタッグマッチ
ドラゴン・ユウキ & ×アランエクストリーム
対
⚪︎トキシン & トゥルエノ・ゲレーロ(11分57秒 変形ドライバー→エビ固め)

本場メキシコから2名のルチャドールがやってきて、日本人ルチャドールと絡むタッグマッチ。

本場メキシコと言いつつ、ルチャルールみたいにタッチ不要というわけでもなく、6人タッグでも三本勝負でもないのだが、前回アテンドしてきたドラゴン・ユウキが今回も連れてきたであろうトキシンとアランのルチャドール2人がとにかく素晴らしい!

聞けばAAAから来ているらしく、日本ではWWEとの絡みでなかなか見ることができない。

どうしてもファンタスティカマニアがNJPWとの絡みでメジャー化したせいもあり、日本ではCMLL=ルチャリブレみたいになっているが、メキシコは決してそれだけではないのだ。

政治的な事を抜きにして、こうした選手の試合が見られるのも華☆激の魅力の一つである。

果たしてアランもトキシンも中盤からガンガン空中戦を仕掛けていき、場内は大歓声。

もちろん選手としてドラゴン・ユウキも、トゥルエノ・ゲレーロも彼らに負けじと張り切っていた。

最終的には、異国の地で受け入れてもらいたいという気持ちが強かったであろうトキシンとアランの間で決着がついた。

試合後はもちろんノーサイドで両者が健闘を称え合う。

ゲレーロと組んでいたトキシンは感極まったのか、しばらく立てずにいたが、それくらい彼らにとっては貴重な体験だったのだろう。

第三試合30分一本勝負

デルフィン軍vsペンギン軍
スペル・デルフィン & 七星 & ×タギリヒメ真夢
対
⚪︎フライング・ペンギン & レディせりな & 咲村良子(15分57秒 ダイビングボディプレス→

片エビ固め)

デルフィン軍対ペンギン軍と言っても、タギリヒメを除けば全員なにわ女子のメンバーだし、特別ユニットごとで抗争しているわけでもない。

にしても、デルフィンの「師匠」というキャラクターは、若い女子選手に混じっても全く違和感がない。

ボディチェックの時に自ら「加齢臭」をネタにしたり、男性1人で混じっていることで金的を食らわされて悶絶するなど、美味しいところを次々とさらっていく。

そんな師匠の元で育ったせいか、女性同士でも金的合戦を始めてしまい、このあたりはいかにもなにわのノリだなあと思わずにはいられなかった。

しかしこの試合、キャリアで1人だけ遅れをとっているタギリヒメをみんなで引っ張り上げようとしているようにも見えた。

特に男子に混じるとやられるパターンが多いペンギンをはじめ、せりなも咲村もタギリヒメには敢えて厳しい攻めを繰り広げていた。

そんななにわ勢の叱咤激励に必死で立ち上がっていくタギリヒメだったが、最後はフライング・ペンギンの強烈なダイブでカウント3を聞いてしまった。

ただ、九州で男子プロレスに混じって試合するだけでなく、こうして出来たなにわ勢との縁は、タギリヒメにとってはきっと大きな財産になるはずだ。

やがて形になるであろう九州女子プロレスが大きくなるためには、今先頭を必死で走るタギリヒメの存在が必要不可欠なのは間違いないだろう。

メインイベント60分一本勝負

交通遺児支援チャリティー試合公式戦
⚪︎アステカ & 新泉浩司 & アステカ2世
対
ディアブロ & ×プロフェッサー・イトー & アズールドラゴン(11分30秒 掌打→エビ固め)

考えてみたら初期の華☆激は割とどこに行ってもディアブロとアステカの抗争が組まれており、本当に敵対していた時間が長かった。

一時期、新日マットに華☆激が上がるようになった際は珍しく同じコーナーにいたことはあったが、それ以外はほぼ敵同士であった。

そしてイントロにも書いたように、アステカとディアブロは諸般の事情で仲違いして、そこから10数年の間、互いに会うこともなかった。

ただ、コスモが主催する華☆激名古屋大会に関しては例外的に上がっていたようではあったが、雪解けはまずないだろうなあと思っていた。

そして、約18年ぶりに博多の華☆激にやってきたディアブロは入場してくるなり、初代アステカ目がけて一直線。

お馴染みのチェーンでの首吊り刑も健在だ。

下手すれば壁に穴くらいあけかねないくらいの勢いで、むしろイトーやアズールが抑えかねないほどの暴れっぷり。

どうもディアブロ本人は初代アステカとアステカ2世に関してはどうしても気に入らない部分がある様子だったが、イトーやアズールに関しては同じコーナーということもあり、チームワークに関しては問題なく試合は進んでいった。

しかし、ディアブロが出てくるとどうしても場外戦が増えてしまうし、荒れ模様の展開になるのは仕方ない。

リングに残ったのは初代アステカとイトー。

結果的には篠栗同様、アステカがイトーを下してほぼ強引に試合を終わらせた。

エンディング

今回は交通遺児チャリティといじめ撲滅のふたつが重なった大会だったため、多少メッセージ色が強めであった。

とはいえ、大会終了後は全選手がサインや記念撮影に応じてもらえるのが華☆激ならではの魅力でもある。

私もトキシンとアランにサインを書いていただき、アステカさんに挨拶して会場をあとにした。

後記

帰りのバスは16時37分が最終。出たはいいものの、約30分近くバス停で待っているとだんだん寒くなってきた。

遠くの方で選手たちが解体したリングをトラックに積み込んでいる様子をぼんやり見ていると、筑前前原駅行きのバスがやってきた。

筑前前原から天神に着くまではそこそこ時間があるため、17時半の天神発下関行きの高速バスには間に合わず、バスターミナルで夜飯を食べて18時半の高速バスで下関に帰ることとなった。

朝8時45分に家を出て、夜8時台に帰宅する。12時間のまあまあな長旅はこうして幕を下ろした。

今回もルチャドールあり、なにわ女子あり、久々登場のディアブロありと、なかなか見ごたえがあってとても楽しかった。

華☆激の生観戦は多分今月27日が年内最後になりそうだ。

今月はたくさんプロレス観戦の予定が入っているためとにかく忙しいわけだが、観戦に行ける幸せを一つ一つ噛みしめて見に行こうと思っている。

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プロレス観戦記について
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