[プロレス観戦記] DDT下関大会・島谷常寛凱旋!ドラマティック・ドリーム・てっさ2018

DDTプロレス観戦記
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イントロダクション

昨日のドラゲー観戦後、原因不明の体調不良で微睡みも出来ず、鍼治療のあとぎりぎりまで寝て会場へ。しかし、開場前は立っていられなくて、座り込む有様。今にして思えば腸閉塞+血液中に雑菌が入っていたんだから当然っちゃ当然なんだが、この時は単なる体調不良としか思っていなかった。この状態でもプロレス観に行くんだから、我ながらどうかしていると思う。

さて4月から始まったAbemaテレビのマジ卍が来年から仕切り直しに入ったため、遅まきながら空いた時間で地方ツアーを開始したDDT。しかし、準備期間がない上に10月末に年内2度目の両国大会もあり、選手的には営業に時間が割けない中、下関の主役である島谷常寛が奔走する羽目になったのが本大会である。

しかもよりによって前日はドラゴンゲートが海峡メッセで大会を開いており、2012年に新日本ドラゲーが連続開催して以来のケースが繰り返される夏のセンダイガールズと琉球ドラゴンのバッティングも相当痛かったが、こういうケースはできたら分散開催してもらえると本当に助かるのだが…。


オープニング

大会開始前のサイン会にはダムネーションが勢ぞろい。仮マネージャー・島谷常寛地元凱旋ということでの大盤振る舞い。DDTを知っているファンならこんなレアケースは見逃せないのだが、近寄るファンはまばら。これはもったいない。急遽決まったから仕方ないとはいえ、ファンとしては口惜しい場面だった。

今林アシスタントプロデューサーの前説には地元の英雄・島谷常寛が登場。意気込みを聞かれても「俺がノブだー!」としか答えない島谷。最後も「俺がノブだ!下関大会スタート!」と観客も置いてけぼりで勝手に大会をスタートさせてしまった。もっとノブ語りとか聞きたかったのになあ。

この様子をなぜか私の横に座っていたダムネーションのメンバーがにやにやしながらみていた。なんだかんだいって後輩のことが気になるらしい。

オープニングマッチ

〇高木三四郎&彰人 対 大石真翔&×平田一喜(10分27秒 サソリ固め)

オープニングマッチはユニットバラバラのタッグマッチ。ただ、平田がディザスターボックスに入ったおかげで、大社長の対角線にいることが新鮮っちゃ新鮮。

そして事件はいきなり入場からおきた。まこりんのテーマで入場してきた平田が例のガウンを着ていない。マイクを持つなり「ガウンをチンされた」事を告白。犯人の目星はついているらしいが…

と思ったら、「TOKYO GO!」に乗って平田サングラスをかけた大社長と彰人が登場。大社長はしっかり平田ガウンを着ていけしゃあしゃあと入ってきた。そして「俺も下関にきたからには踊りたかったんだ!」という理由で、チンしたらしい。

しかしその割にはリングインしてもダンスも適当。あまりの雑さに平田が「雑がすぎる!」とやめさせるくらいには雑な踊りだった。見かねて平田は大社長組を襲撃するが、味方であるはずのまこりんは腕組みして仁王立ちしたままだし、コーナーに下がっていく感じでまったくのってこない。

当然孤立無援の平田はローンバトル。いったんはピンチを脱した平田だったが、まこりんが攻勢に転じると、平田が「自分にチャンスを!」といって健介ムーブからストラングルホールドを仕掛けようとする・・・のだが、今度は掛け方がわからないという。

そうこうしているうちにバックドロップで投げられてしまう平田。そこへ「このままだと下関に踊りに生きただけになってしまう」と大社長がタッチを要求。2人まとめてのバックフリップで会場を沸かせるが、ここで平田も必殺の手刀無双でやり返し、まこりんとともにメガネを装着し、なぜか長州ムーブで踊りまくる。しかし当然大社長組はこれを丸め込んで反撃。一気に流れを変えると、大社長が平田にリキラリアット!最後はサソリ固めでギブアップ勝ちした。

伊橋関係ないのにさらっと長州ネタをぶちこんできたりするあたりがいかにもDDTらしいけど、お客さんが少なくても手を抜かないあたりはさすがだった。

第二試合

〇竹下幸之介 対 ×渡瀬瑞基(10分33秒 シカゴスカイライン→片エビ固め)

DDTを退団して海外に活路を見出した入江茂弘が率いていたレネゲイツで、自身のキャリアアップに臨んだ渡瀬だったが、入江に次ぐナンバー2というより、キンケイドら外国人に押されていた印象が強い。

やはり入江やキンケイドの影を払拭するには、一人で高い山に登る必要がある。そこへいくと竹下は元・KO-D王者でもあるし、体格・素質ともに十分タチムカウ要素がある選手。

チャレンジマッチというより、ここは竹下の寝首をかくくらいの勢いがないと、渡瀬の再浮上は厳しいだろう。かたや竹下は、両国で外敵であるCIMAに苦杯を舐めさせられたばかり。渡瀬相手に取りこぼしは許されまい。

いち地方大会とはいえ、ユニットがバラバラに登場している事を思うとDDT内でのALL OUTというのはその程度、ということになりはしないだろうか?まあ、個人的には地方で竹下のシングルを見られるのはかなりおトク感はあるのだけど。

さて入場した竹下を渡瀬が奇襲して試合がスタート。場外戦で攻勢に出た渡瀬はリングインしても顔面ドロップキックで攻め込む。竹下は串刺し攻撃を受け止めてブルドッキング・ヘッドロックで反撃するとエルボーのフェイントを見せてDDTを決めて見せた。

こおこで竹下の強烈なヘッドロックで渡瀬は悶絶。なんとか振り切ったものの、リング下に落とされると竹下のプランチャを浴びてしまい防戦一方に。それでも渡瀬が竹下のコーナーダイブをドロップキックで迎撃して再び反撃すると、コジコジカッター、カーフブランディング、顔面ウォッシュ・・・さらには延髄斬りからバックドロップを放つが決め手に至らず。

渡瀬はいい感じでは攻めているのだが、場数が多い竹下が余裕で受け切っているのだ。これが経験の差というやつかもしれない。

それでもエルボーで諦めず打ち抜いてくる渡瀬に対し、竹下は両手を踏みつけ動きを封じて、カミゴエのような形からのニーアタックを敢行。最後はシカゴスカイラインを決めて万事休す。

竹下も渡瀬の力は認めているのだろう。だから一切手を抜かなかった。思ったより力の差は歴然としていたけど、渡瀬が入江やレネゲイツの影無しで一本立ちした時にもう一度この2人の一騎打ちを見てみたいと思った。

第三試合:

MAO&×アントーニオ本多 対 勝俣駿馬&〇ヨシヒコ(11分58秒 盛者必衰)

私の記憶では、博多や北九州でも登場していない「未知の強豪」ヨシヒコ。それがまさかいきなり下関に降臨しようとは、正直思いもせなんだ。とにかく下関大会のカード見て一番びっくりしたのが、このマッチメイクだった。

しかも、相手はMAOとアントンという色んな意味で何をするかわからない相手である。特にアントンお得意のごんぎつねが、果たしてヨシヒコに通用するのかどうか?非常に興味深い試合である事は間違いない。

ファーストコンタクトは勝俣とアントン。その勝俣からタッチを受けたヨシヒコ。アントンと対峙するとヨシヒコはパンチを鮮やかな反射速度でかわして張り手を見舞っていく。これに怒ったアントンが顔面踏みつけで攻めていくが、ヨシヒコもヒールホールドで反撃!

だが変わったMAOにパラダイスロック固めてしまってフリーキックとばかりに場外へ蹴りとばされて一転ヨシヒコが大ピンチに!会場からMAOやアントンに大ブーイング!初登場なのに認知されているヨシヒコ人気は本物だった!

勝俣が2人を場外に出すとヨシヒコが回転数の多いサスケスペシャルで、会場を沸かせる。しかしリングに戻ったヨシヒコの頭部をマットに突き刺し、MAOとともにバイオニックエルボーでヨシヒコの顔をペシャンコにする暴挙に出たアントン。「どうだ!顔をつぶしてやったぜ!」とまるでアメリカンプロレスの古典的ヒールのような毒づき方で会場のヒートを煽る。

本当にこのあたりが小憎らしいくらいにうまい!さらにヨシヒコの両足をグルグルと捻っていった2人がコーナーダイブしてとどめを刺しに来た!が、ヨシヒコはこれを剣山で迎撃すると、すかさず勝俣がMAOにトラースキック決め、孤立したアントンにヨシヒコが盛者必衰で巻きつく!

レフェリーが確認のため、手をあげるが三度目の確認でも手をだらりとさげてしまったアントン。すかさず松井レフェリーが試合をストップさせ、見事ヨシヒコの勝利!

試合後、健闘を称え深々とお辞儀をする勝俣。その間もヨシヒコの顔は激闘を物語るようにつぶれたままだった。

第四試合:

〇梅田公太  対 × 飯野雄貴(10分45秒 右ハイキック→片エビ固め)

ミスターマジ卍であり、次世代スターとして脚光を浴びながら、度重なる怪我に泣かされた梅田にとっては、2018年という年はある意味試練の年だったかもしれない。

他方、国士舘大学ラグビー部で、日本代表にまでなった飯野は、樋口を除けばDNA随一の体格を誇る。プロレスのキャリアでは一番下になるが、既にその可能性を見初められて、竹下幸之介率いるALL OUTに加入し、今や立派な戦力として活躍している。

いわば、技の梅田に力の飯野。実にわかりやすい対立構図である。立ち上がり、梅田と飯野は腕の取り合いで開幕。飯野がショルダーアタックを見舞うと、梅田はたまらず場外エスケープする。さらに飯野が追いかけて攻撃していく。

だが。梅田は飯野を鉄柱に誤爆させ、セコンドの練習生の襟首を飯野にぶつけていく「狂犬」ぶりを発揮。さらにリングに戻ると強烈なミドルキック。元・ラグビー日本代表、飯野の顔を歪ませる。

たまが、梅田のスリーパーは飯野にロープに逃げられる。ダブルスレッジハンマーでやり返すとコーナースプラッシュからスパインバスターで反撃。

しかし、梅田もブレーンバスターから串刺し低空ドロップキックで飯野の動きを止めにきた。お互いの意地と意地がぶつかり合う試合にトドメを刺したのは、梅田のバックスピンキック。そこから右ハイにつないで、粘る飯野を振り切った。

思った以上に飯野が急成長しており、先をいく梅田もうかうかしてはいられない内容だったと思う。今は決定打がない分、梅田が有利だが、あの体格を飯野が生かしきってくれば、十二分な脅威になりえるだろう。

セミファイナル:

×佐々木大輔&高尾蒼馬 対 坂口征夫&〇高梨将弘(13分43秒 ラフロイグ)

秋の両国で難敵・男色ディーノを破り、DDTの頂点に君臨した佐々木大輔。この試合では、時期挑戦者である高梨と合間見える。実力者同士の攻防なんで、大いに期待したい。一方ストロングハーツに虎の子の6人タッグベルトをとられた高尾蒼馬。対戦相手の酒呑童子とは、ドリフ時代から6人タッグのタイトルをめぐり、争ってきた。

入江が海外に活路を求め、石井はガンバレプロレスにレンタル移籍中。ひとりDDTに残る高尾はどうでるか?注目してみてみたい。また、KO-Dについては、この試合が最後の前哨戦となる佐々木と高梨。

いきなり場外戦に雪崩れ込むと激しくやりあう両軍。佐々木が高梨をリングに戻すと高尾がラフを交えたファイトで続く。すっかり悪役が板についた感がある高尾だが、佐々木対高梨が決まっているせいか、この試合ではひたすらサポートに終始。

仲間でも隙あらば寝首をかこうとするする緊張感はもっていてほしいのだが、どうもこのあたりは仲良しこよしが悪い意味で透けて見えるのだ。高尾だけの問題ではなく、それは酒呑童子とダムネーションの関係を見ていても同じ。「闘い」の部分が薄いと「前哨戦」といわれてもピンとこない。このあたりは今後のDDT・・・いや、プロレス界全体に求められる課題かもしれない。

佐々木のミスティカ式をかわすとラフロイグで丸め込んでイッキに3カウント。互いに星を取り合った前哨戦は3勝3敗というタイで終了したが、はたして25日はどういう結果になるだろうか?あまり興味がわかないというのが正直なところではあるのだけど。

メインイベント:

HARASHIMA&大鷲透&×上野勇希 対 遠藤哲哉&マッド・ポーリー&〇島谷常寛
(18分14秒 逆打ち)

昨年同様、凱旋試合という事でメインに登場した島谷。正直昨年は時期尚早な感じもしたが、2018年はダムネーションの(仮)マネージャーという立ち位置を確立しての凱旋である。この差はでかい。

島谷の地元なのに大鷲が「オオワシ」コールを起こさせると島谷も「ノブ」コールを発生させるが、あまり大きくないので「ほら、お前の人気はそんなもんだよ」と勝ち誇る大鷲は返す刀でリングサイドにいる島谷の両親をいじりだす。まあ家族が来ていると例外なくやられる「儀式」で、実は大鷲も「被害」にあっているのだが、家族弄りは宇やる側に回ると面白いらしく、この後もさんざんノブ一家をいじり倒していた(笑)。

だが、最初から容赦なくノブつぶしに来ているDISASTER BOXのタッチワークで島谷はローンバトルに。それでも「ノブ」コールに押されるとブレーンバスターで大鷲を投げてピンチを脱出。これをやはりリング下でみていた佐々木大輔(手にはノブがいつももっているプラカードをもっていた)も満足そうにしていた。

だが、DAMNATIONのトレイン攻撃は島谷だけかわされてDISASTER BOXの連係を呼び込んでしまう。またしても孤立無援になるかと思われたが、昨年と違い驚異の粘りをみせるノブに、遠藤とポーリーも全面支援。(仮)マネージャーに一勝をアシストしようと懸命!遠藤がサスケスペシャルで飛んでいくと、リング内では島谷が上野にカウンターのドロップキック。ブレーンバスターから逆打ちで勝負を決めた。

試合後、島谷がマイクを取る。「あれから早一年。メインイベント、今日勝ったのはこのノブだ! これだけのお客さんが来てくれて僕はひじょうに嬉しいです。次、やるかわかんないですけど、地元凱旋した時にはもっともっといい試合をして腰に何かを巻いて帰ってきますので。じゃあ締めたいと思います。この方たちがDAMNATION、そしてDAMNATIONの仮マネージャー、俺がノブだー!」で大会を無事締めた。

後記

正直ノブがマイクで言っていた通り、集客に関してはまだまだ課題が多いDDT下関大会。しかし例年実施されている小倉大会を押しのけて二年連続で開催されたことを考えると、次やるかどうか、ではなく次もやる!という意思表示をみせてほしかったな。

まあ、そうはいっても広い山口県を一人で営業していた島谷が本当に大変だったことは察するに余りある。それでもいずれは新日本やドラゲーの入りを見返すくらいの大会にしてほしい。下関の大会でそれをできる可能性をもっているのは、DDTと島谷常寛くらいなんだから。

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