[プロレス観戦記] がむしゃらパワープロジェクト"『閖上復興祈願祭 ‘2014』~東日本大震災復興支援第5弾~(USTREAM観戦)

“がむしゃらパワープロジェクト”『閖上復興祈願祭 ‘2014』~東日本大震災復興支援第5弾~

(2014年10月19日(日)会場/宮城県名取市の被災現場「閖上(ゆりあげ)」特設リング)

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イントロダクション

春先に発表があって、震災当初から復興支援を続けてきたがむしゃらプロレスが実際に被災地にいってプロレスで元気を届けるというイベントが今回の大会。で、現地には行けなかったんでUSTREAMで観戦。比較的電波状況がよかったみたいで、クリアに見られたのは大きかった。

▼がむプロおまけのタッグマッチ(30分1本勝負)

①×竹ちゃんマン & 銀G(牧ノ原プロレス) vs タシロショウスケ & ○ダイナマイト九州
(10分30秒)

USTで見てると動きがカクカク見えることがよくあるのだが、この試合もそう。特に長身のタシロがカクカクしてると、まるで映画の木人拳のように見える。まあこの試合のクオリティーは安定感抜群で特に心配なく見られた。たぶん見た目でかなりインパクトのある4人なんで、わかりやすかったとは思う。銀Gは昨年12月以来のがむしゃら参戦で、膝に難があるのを知っていたので心配はしていたが、思ったより動けていたし、安定感も増していた。

しかし曲者なのはやはり九州。ダメージがあるのかないのか全くわからない上に、いつの間にか煙に巻くスタイルは今回も健在。10月末の皿倉山ではベルトをかけてタシロ&ロージーと闘うわけだが、どうなるのか楽しみで仕方ない。

▼島根・松江だんだんプロレス提供試合(30分1本勝負)

②×千鳥 & グレートカグラ vs ○スサノオKID & ALLマイティ井上
(17分50秒)

今回見た中では新鮮味をさし引いてもこの試合が一番よかったと思う。カグラは前月見る事ができたけど、他の選手ははじめてみた。中でもスサノオKIDの空中戦には目をみはるものがあったし、井上の重量級の攻撃(しかもそれでいてスピーディ)もなかなかのものだった。ラフ&テクニックとインサイドワークではカグラ組の方が一枚上だったが、個々の能力を存分に発揮できたのはスサノオ組だった。バランスのとれたいいチーム同士だったけど、ぜひスサノオにはがむしゃらジュニアの、井上にはヘビーのトーナメントに出てきてほしいと思った。

試合は意外にも両者が白熱しすぎてあわや20分ということろで、決着がついたけど、松江だんだんプロレスのレベルの高さを証明できた試合ではなかったかなと思う。

▼メインイベント(45分1本勝負)

③○TOSSHI & YASU vs 鉄生 & ×豪右衛門
(14分37秒)

マンモス佐々木を追い詰めた実績から対ヘビー級戦にも駆り出されることが多くなったジュニアチーム。今回の相手はGWOの鉄生と豪右衛門。現シングルチャンプとGAM1で準優勝した豪右衛門。どう考えてもYASU&TOSSHIは不利なんだが、ひとつ光明があるとしたら、GWO組はタッグ経験が浅いもの同士。そう考えると結構付け入るすきはあった。軽量というとどうしても技が軽くなったりヘビーと対する時は不利な点ばかり目につくが、逆に的が小さい分、スピードで攪乱できれば相手のリズムを狂わすことができる。

試合が進むにつれてこれはというダメージの残る技をくらわなかったのも、功を奏したのかもしれない。ジュニア組は最後までだれることなく、プロのしかも最重力級に挑んだあの時のまま、ヘビーの2人に挑んでいった。その結果、鉄生と豪右衛門は見事に分断され、勝負どころで連携を決めたTOSSHI&YASUがペースをつかむとTOSSHIが豪右衛門からピンフォール勝ち。いや全くなんでこの2人がノンタイトルになっているのか不思議でしょうがない。ただ、この時のような相手だと持ち味を発揮できるけど、正直現タッグチャンプはこういうところもゆる~くかわしていきそうなんで、直線ファイターでないタイプの選手とあたった時に真価がとわれよう。

後記

終わってみたら、非情に密度が濃くて、客席は映ってなかったけど、歓声でお客さんが満足している様子が伝わってきた。いい大会だったと思う。集合写真のところで放送きれちゃったけど、11月30日の報告会でまたこれとは違った角度からの映像がみられそうなんでそこに期待しよう。またこういう形で元気を届けられるといいなと思う。みなさん、おつかれさまでした。

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