[プロレス観戦記復刻版] RESISTACE小倉大会(04.7.4)

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オープニング

またしても嵐の余波で変な天気。日曜の興業はいつも仕事が入っているので自由がきかない。結局ぎりぎりで出発。渋滞にも巻き込まれ40分遅れで到着。プロモーター氏に挨拶するとあいている席に座らせてもらいました。それが北側1列1番...もろチームパワー側。結構居づらい中第3試合から観戦。

◎第1試合タッグマッチ 20分一本勝負

プロレスリング 華☆激 アステカ&日高 洋輔 VSチームPOWER  川上 慎吾&久保 希望

○ アステカ  8分8秒 フライングボディープレス →片エビ固め ● 川上 慎吾

◎第2試合 キックボクシング3分3ラウンド

新 闘 術  ジョニー VS チームPOWER  野村 俊輔

● ジョニー 3ラウンド 判定 ○ 野村 俊輔

ここまでが間に合わなくて観ていなかった分。

◎第3試合  総合格闘技 タッグマッチ15分一本勝負

真闘術  谷口 勇 &田崎 康成 VSチームPOWERリュウキ&栗 林

以前別な大会で見た両団体の総合戦はジャッジがひどくてせっかく練習積んでいる選手の試合を台無しにしている感も強く、ルールも曖昧。ただ見ている限りブレイクは的確で心配なし。

グラウンド顔面攻撃なしなのはいいけど両者の実力が拮抗してしまうとどうしてもブレイクから再開という展開になることが多く、また折角出来た試合の流れがタッチで中断してからスタートという総合ルールのタッグマッチというスタイル上の欠点も露呈。先の読めない試合ではなかった。正直退屈な試合。

△ 谷口 勇  15分時間切れ  引き分け △ 栗 林

◎第4試合 タッグマッチ 30分一本勝負

プロレスリング 華☆激 KAZE&TAIRA VS  チームPOWER 矢野 ライダー &レオウルフ

第三試合を受けたプロレスルールのタッグ戦。こちらは実に流れるように進行。やはりタッグマッチはプロレスルールの方が見やすい。当初博多で勃発した抗争の張本人(5月の試合でKAZE組がチームパワー勢とバチバチでやり合った)が入っているせいでもっと火花散る試合になるかと思いきやマスクマン同士のUスタイルといった面もちに。

チームパワーサイドは全体的にプロレスルールには不慣れなせいか、最初からとばしすぎの感が強く、スタミナ配分に難があったように見受けられた。総合の試合で見たときはプロレス向きだと思っていたが、いざ実際にやってみると...

プロレスの難しさとレスラーのすごさを見せつけられた次第。しかもKAZEはこの日も落ち着きがなく、入退場時のハイタッチも男性にはおざなり&無視なのに、女性の前では立ち止まって会話までする始末。この露骨さだけはリックフレアークラス。

○ KAZE  9分5秒  卍固め ● レオウルフ

ここで休憩。

本部席では特リン観客限定サイン会も。さすがに自由席チケットなのでそこに並ぶずうずうしさはなし。

◎第5試合シングルマッチ30分一本勝負

プロレスリング華☆激  ハラキリ ハカタ VSプロレスリングナイトメアー とんとん丸

とんとん丸はナイトメアのスポンサーである、元祖屋台ラーメン、とんとん丸のタイアップレスラー。かたやアステカ別バージョンのハラキリ。どっちも初めてみる。

博多名物の煎餅を配りながら、「あんたが大将」にのって入場。とんとん丸は手に関東味の、ハラキリは九州とんこつのカップラーメンを手に。お互いに「こっちがうまい」と主張して譲らず、どっちがうまいかをなぜか試合で決めることに。そしてリング上でもってこさせたポットからお湯入れてラーメンを作り出す。それぞれコーナーのセコンドに渡し「出来上がるまでに決着つけてやる」とここで試合開始。

ブレイク途中で出来上がり具合を確かめつつ試合は進行。とんとん丸はなぜか急所攻撃が多く、選手としての実力は今ひとつ掴めず。結局「3分少し。食べ頃です」のリングアナ氏のコールで出来上がったラーメンを勝手に食べようとするKAZEをはたいて、「うまいから」ととんとん丸に博多ラーメンを勧めるハラキリ。「うまい」と、とんとん丸。今度は関東ラーメンをハラキリに。

試合前「関東風なんか食えるか」と毒づいていたハラキリも「うまい!」。

結局お互いに和解してラーメン食べに行く約束をして終わり。とんとん丸の社長も来場していたのでカップラーメンそのものが凶器にはならなかったが、使われたらどん引き。

以前ハラキリとアステカの違いを聞かれて本人曰く「アステカの方が素に近い」とコメントしていたが、ハラキリを見てその理由がよく分かった。笑いもシリアスもアステカだと自然だが、ハラキリの場合は笑いを求められている分肩に力が入っている感じがした。

○ ハラキリ ハカタ  3分9秒 ラマヒストラル ● とんとん丸

◎第6試合  レッスルブレインJr.ヘビー級 選手権試合 60分一本勝負

 (王者) リッキー フジ VS (挑戦者) 誠心会館 U.M.A

当初三浦とのアメリカズヘビー級(昔チャボ・ゲレロも持っていたそうな)戦だったのが、三浦の負傷欠場で白紙。発表ではXとなっていた選手が入場。セクシーストーム!会場盛り上がる。

それに気をよくした?リッキーが持参したベルトをかけると発表。「俺がいいといったらいいんだ」という理由にならない理由で、何も用意していないのに認定宣言までやって当初ヘビー級タイトルの試合がジュニアのタイトル戦に(笑)試合はほぼ一方的なアメリカンスタイルでリッキーが翻弄。この日の観客は全体的にホームだから、アウェーだからというのはなく、面白い方を応援するという姿勢ではあった。

試合後マイクを持ったU.M.A が「10数年前に(リッキーと)写真とってもらった」事を告白し「ファンでした。こんな凄い人と試合できるだけでも幸せなのにタイトル戦まで出来て、おまけに勝っちゃおうかなぁ...と思ったら負けてしまいました」といい人全開のアピール。

対する王者も「お前強いじゃねぇか。華☆激(U.M.Aの所属は誠心会館ですが)にもいろんな奴がいるんだな。だけど10数年前って...暗に俺を年寄り扱いしていねぇか?(笑)」といいつつ握手。最期は二人でケツ出しパフォーマンス。ややお下劣(笑)

○ フジ 12分36秒  6666→  片エビ固め ● U.M.A

◎第7試合  6人タッグマッチ 時間無制限一本勝負

(チームPOWER)  婆 沙 羅 &無法松 力 &川内 大裕 VS(プロレスリングナイトメアー)  ターザン 後藤 &死 神&茂木 正淑

小倉太鼓の勇壮な演奏の後に一人一人がテーマ曲で入場。チームパワー側にはナイトメア正規軍(ヒール側)と敵対する川内が九州繋がりで助っ人参加。ナイトメア側は全員凶器もって入場。なぜかとんとん丸中田社長を大将に据えてリング上でにらみ合い。そして後藤の登場時の雰囲気はやはり他を圧倒。そして試合も圧倒。

最初は威勢のよかった無法松だったがローンバトルになってから完全に動きが止まってしまい、ねっころがるばかり。敵味方から「立て」「それだけか」「男になれ」「相手をよく見ろ」と盛んに激をとばされ、何とか気力で立ち上がって反撃を試みようとするも後が続かない。

中盤から試合は1対5の様相に。とにかくプロレス専門の5人はどんなに暴れてもスタミナが切れないし、倒れても立ち上がってくるし、乱闘でも息が上がっていない。それだけに無法松のエンストぶりが余計に際だって見えたのですが、どんなにやられても試合だけは捨てなかった姿勢は誉められると思う。まあ。ここで逃げ出したら最悪だしね。

いままではともすればカッコつけるばかりで格好悪かった無法松がはじめて無様な姿をさらした。これはほかの5選手のおぜん立てはあってのことだとは思うが、格好いいことが無様に見せることはプロレスではよくあることだが、格好悪いことが格好良く見えるのもまたプロレスの魔力だったりするのだ。まあ、ふがいないといえばそれまでだが、逆にプロレスラーのすごさが伝わった試合だった。

茂木は必要以上に対九州の姿勢でアジっていたが、お客さんの方に余りそう言う意識はなかったようでこれは不発。川内はコンディションも良く、また自分の思ったようなパワーファイトが出来ていたみたいで死神をもリフトアップするなどチームパワー側では気を吐いていた。

○茂木 正淑 20分56秒 ラマヒストラル ● 無法松 力

後記

あとで聞いた話だが、丁度メインの頃外は大雨だったそう。終了後外へでるとまだ雨。「これは涙雨か...」と思いつつもしばらく歩いて駐車場に着く頃には天気も回復。晴れ間から差し込む日差しが空に虹を架けていた。涙雨がかけた虹...というと出来過だけど、本当にそうだったんだから仕方ない(笑)

試合後も仕事してくたくたに疲れたけど、ここちよく眠れた。

[解説]

この後、「諸事情」によりパステルホールでのプロレスは、2017年7月のDDTまで行われることはなかったのです。

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