[プロレス読書感想文] プロレススーパースター本列伝 実録・国際プロレス

プロレススーパースター本列伝 実録・国際プロレス

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序文

プロレス専門誌『Gスピリッツ』の人気連載「実録・国際プロレス」が遂に書籍化! 今から36年前に消滅した”悲劇の第3団体”に所属したレスラー及び
関係者(レフェリー、リングアナ、テレビ中継担当者)を徹底取材し、これまで語り継がれてきた数々の定説を覆す。あの事件&試合の裏側では何が起きて
いたのか……驚愕の新事実が続出するプロレスファン必読の一冊。今、埋もれた昭和史が掘り起こされる――。(序文はAmazonより)

ボリュームは膨大

国際プロレスの選手、裏方など関係者に対するインタビューをまとめた本。

600ページ以上とボリュームは膨大だがそれぞれの記事に読み応えがあり長さを感じさせない。

地方住まいの人間には

私は年齢的にリアルタイムで国際プロレスを知っていてもおかしくはない世代である。

しかし、地方住まいの人間にとって国際プロレスは存在自体が未知のものだった。

12チャンネルはネットがない

国際プロレスのテレビ放送は1968年1月3日から1974年3月30日までTBS系列で放送されていたTWWAプロレス時代と、東京12チャンネルが1974年9月23日から1981年3月28日まで放送した「国際プロレスアワー」(初期はファイティングアワー)に分かれる。

ただTBSはまだしも12チャンネルはこちらでのネット局がなく、また新聞にも単に「プロレス」としか表示されていなかったので、実際見ていたかどうかは記憶にない。

辞書かと思うくらい分厚い

「実録・国際プロレス」はそんな哀愁の第三団体・国際プロレスの元所属選手や団体関係者、雑誌・新聞記者やカメラマンまで、23名に渡る人物に深く切り込んだ、とにかく濃いインタビュー集となっている。

辞書かと思うくらい分厚い本だが、入院中にできた空白の時間を埋めるには十分すぎるくらい濃すぎる内容だった。

傍系からみた歴史

プロレスの歴史はどうしても日本プロレスを保守本流としてそこから新日本や全日本に枝分かれしていくことが多い。

しかし、その歴史を傍系からみた証言というのは大変貴重で、まさにプロレス者にとっては「聖典」と呼んでいい一冊になっている。

国際を無視した正史など

読んでみて思ったのは、日本プロレス史において、国際プロレスを無視した正史など存在しないということだった。

もちろん時間が経過しすぎたため、吉原社長は勿論、ラッシャー木村、グレート草津など故人となったキーマンも存在する。

現時点でのベスト

ただ一方で時間が経過しだからこそ語れたこともあるだろうし、いつまとめれば良かったのかは難しいところだろう。

しかし、2022年に逝去されたストロング小林さんの証言はしっかり入っているし、これ以上貴重な肉声を収められるチャンスはなかったことを考えると、これは現時点でのベストオブベストだったのではないか、と個人的には思っている。

プロレス読書感想文
プロレス読書感想文について 私が感じた事を書いている プロレス読書感想文は、読んで字の如くプロレスにまつわる本を読んで私が感じた事を書いてます。 今のところ活字本が中心になっていますが、いずれコミックなどに広げていけたはいいな、と思っていま






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