[プロレス観戦記復刻版] 華☆激門司港大会「門司みなと祭り」(2010年5月23日)

華☆激門司港大会「門司みなと祭り」(2010年5月23日(日)福岡県北九州市門司区・門司港レトロ中央広場特設リング・トロッコ列車・出光美術館駅前:16時試合開始: 観衆106人)

イントロダクション

先週のピーカンとは一転、降水確率100%の門司港は夕方が近づくにつれて雨脚がひどくなる始末。

隣の門司港ホテルでは藤波辰彌ご夫妻が仲人でユリオカ超特Qさんらが
ゲストで来られていた、豪勢な結婚式があったのをよそに、「本当にこの中で試合するのかよ」というくらい、土砂降りの雨の中、例によってめかり公園に車を止めて徒歩で門司港レトロへ。

会場に着くと閑散とした風景....こりゃやっていないかも...と思って中央広場を見たら...なんとリングが組んである!!

こりはびっくり。しかしテントから雨漏りはするし、雨も横殴りになってリングコンディションは最悪。これで試合できるのか?
しかも入場式前のトークではリングにバケツおいてあるし^^

私が座ったサイドはちょうどテントの傘がビミョーにかかっていない場所で誰も座っていなかった。まあカッパを着ていたので座ってみていたけど、
いろいろ準備に奔走していらしたGさんが私を見付けてわざわざ挨拶に来られた。

番組が終わる頃、ちょうど私の前職場が大混乱でろくに挨拶も出来ぬまま、アステカ選手ともGさんともさよならしてしまっていたので、その事だけが
気がかりで仕方なかったのだ。

そして、Gさんがアステカ選手を呼んでくれて、アステカ選手も私の事を覚えてくださっていて感激の対面。やっと6年間のもやもやがとれた瞬間だった。

ちなみにお二人ともとなりに藤波夫妻がこられていたのをご存知で「後で連絡してみます」とのことだった。

オープニング

今回はなんと雨の中を宣伝カーが走って開催を告げていた。入場無料という事もあり、雨にもかかわらずそこそこ人が集まっていたのは幸いだった。
ただ、ステージイベントも中止になってしまったため、そっちの音響機材がつかえずに、手製でやりとりする羽目になってしまったのはまあこういうイベントプロレスならではの「ゆるさ」でいいんじゃないかと思う。

ただ、初心者の方にはこれがどううつったかは疑問ではあるけれど...

全選手入場式も搬送用のトラックの中から出てくるというまあチープといえばチープな感じで、これも屋外豪雨のイベント(過去三回で晴れは昨年の一回だけらしい)の醍醐味かなと思った。

入場式が終わると早速試合開始。といいたいところだけど、リングがぬれているので手の空いている選手が総出でリングを吹いてやっと試合開始。

<対戦カード>はこの二つ。
①20分1本勝負
KING&小川聡志 vs 新泉浩司&久保希望
②20分1本勝負
アステカ&皇牙 vs KAZE&谷口勇武

第一試合:20分1本勝負

○新泉浩司&久保希望(10分33秒 片エビ固め)KING&小川聡志●
※GTドライバー

いつもがむしゃらでお世話になっている久保選手、例によってマットをバンバンとたたきつけて首から下げたうまい棒?を観客に配る。
が、天井が低すぎて投げたうまい棒が引っかかってしまった。あわててとりにいく久保選手、ちょっとあたふたしていた。

一方のKING選手は入場時に思いっきり足を取られてすべっていた。後々セコンドに足の裏を拭いてもらっていたが、これで試合できるの?
って感じで不安ながら試合スタート。

試合はしかし、すべりを意識したモノではなくて非常にクラシカルと言うか密着型の試合展開でまあロープワークは少なめ。これはまあ仕方ないといえば仕方ないだろう。しかしじっくりとしたレスリングが見られたのは私的には幸いした。

ここ最近そう言う試合ばかりみていたこともあって、また不思議なモノでがむプロくらいからかなあ...会場でも自然に声が出るようになっていった。

でもやはりリングサイドほぼかぶりつきで見るプロレスは良い。どんなに雨であったとしてもあの迫力は何物にも代え難い。雨は雨でいい思い出になったかもしれないないと思った。

場外乱闘もあったりしたけど、基本ぬれそうなところは避けていた^^まあ安全面を考えれば当然か。でも結構ばしばしやり合っていたし、みんな頑張っていたと思う。

で、第二試合が始まる前にリング調整。当然雨対策。ますますひどくなる雨の中、先ほど出ていた選手まで総出でリングを拭いてなんんとか試合が出来るところになたところでメインイベント。

第2試合:20分1本勝負

○アステカ&皇牙(11分47秒 エビ固め)KAZE&谷口勇武●
※ウラカンラナを切り返して

やはり個人的にはアステカさんに世話になった分応援はアステカさんにしないといけないと思ったのだけど、久しぶりに見るKAZEもデビューから見ている選手なので思い入れもある。

はじめて見る皇牙は十両までいったもと力士でGさんがスカウトしてきたそうだ。華☆激の中にあって貴重なパワーファイターとして頭角を現してくると面白いのではないかと思った。

試合はリングがすべるのも気にせずアステカ選手の方からガンガン攻めまくっていく展開。技のミスは「あっ」というほどの失敗はなかったからよかったようなものの、正直冷や冷やモノではあった。

ところが進行になれていないGさんがカウント途中でゴングを鳴らしてしまったため、KAZE勢は猛反発。しかしうやむやの内に無効という事になって再試合。

まあ私らマニア的には得をした感じだったけど、一般の方にはこれがどううつったかなあ...ゆるーいプロレスは決して嫌いじゃないけど、やはり一戦一戦が勝負である以上、また雨天強行の道を選んだ以上、あの誤審はいただけなかったといわざるをえないか...

試合後KAZA選手に土下座していたGさん...お気の毒でした。

まあ、それも含めてプロレスなんでいいんですけどね。私は楽しめました。
そしてやっぱ私にはプロレスしかないということを改めて認識させられた大会でもあった。

後記

試合終了後、GさんとアステカさんとKAZE選手にご挨拶して、意外にも今まで撮ってもらっていなかった3ショット写真を撮っていただいた(見知らぬ女性ファンに)のは良い思い出になった。

今度また来てくださいよ...とはいわれたものの、8月の大会は料金が....高すぎて手が出ない。しかし7月の博多は既にDDTにいくことが決まっているし...今度は秋かな。

でもまたさざんぴあには必ず行きます。

プロレス観戦記
プロレス観戦記についてプロレス観戦記の魅力とは?プロレスファンにとって、生で観戦した大会の記録は貴重なものです。しかし、その記録をブログに公開するというのは、なかなか勇気がいることではないでしょうか?私は、ブログ「せかぷろ」を運営しているプ






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