[プロレス入場テーマ曲] プロレス的音楽徒然草 Difficult To Cure(ジャイアント馬場デビュー30周年記念試合のテーマ)

[プロレス入場テーマ曲]プロレス的音楽徒然草
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記念試合のテーマ曲

今回は、1990年9月30日、後楽園ホールで行われたジャイアント馬場デビュー30周年記念特別試合で使用された、RAINBOWの「Difficult To Cure」のご紹介です。

「Difficult To Cure」は、馬場さんの入場曲というより、記念試合のテーマといった方がいいかもしれません。

実際、NTVスポーツテーマと、王者の魂以外はカウントしていないケースも多くありますので、こういう解釈をしてみました。

軽快な「歓喜の歌」

もともとは、ベートーヴェンの交響曲第9番・歓喜の歌なんですが、これをRainbow流にアレンジしたものです。

RAINBOWといえば、ビッグバン・ベイダー選手の「Eyes of the world 」で、プロレスファンにはおなじみですが、こちらは一回しか使用されていないということもあってなかなかレアだと思います。

重厚なイントロ

聞くとわかるんですが、重厚なイントロから一転して軽快な「歓喜の歌」のメロディーが響き渡るのが、非常に耳障りがいいなと思います。

でも、RAINBOWがただのカバーで終わらせるはずもなく、どんどんオリジナルメロディーを足していっています。途中、キーボードのソロがあって、再び「第九」のメロディーを奏でて終わり、という形になっています。

本当は「治療困難」?

この「Difficult To Cure」が収録されたアルバム「 I Surrender」は、日本では1980年3月に発売され、8月のRAINBOW来日公演の時点でポリドールからゴールド・ディスクが贈られています。ランキングは、最高で日本が12位、イギリスが3位、アメリカが50位だったそうです。

「Difficult To Cure」はアルバム9曲目、ラストに収録されています。

治療困難

「Difficult To Cure」の邦題は「治療不可」になっていますが「Difficult To Cure」なら「治療困難」が正しい訳のようです。

馬場さんは皮肉にも治療困難な病気でお亡くなりになられるのですが、その9年前では予見もなかったでしょうし、他意はない選曲だと思います。

いいセレクト

RAINBOWは、「Eyes of the world 」欲しさにベストアルバムを買ったくらいで、音楽ファンのような知識は皆無な私ですが、「Difficult To Cure」は、もともとが「交響曲第9番・歓喜の歌」ですから、めでたいときのスペシャル感もでているし、いいセレクトだなと思いました。

現在、プロレステーマ曲としては、
「Wrestle Hits 2: Pro.wrestlingtheme Originals」の中にも収録されています。

但し書きがない

ただし、このアルバム、誰それのテーマという但し書きはないので、注意が必要です。

私も後楽園大会は、現地観戦してないので、テレビで見た記憶を頼りになんとか探し当てて 「Difficult To Cure」の記事を書いています。

嵐の30周年記念大会

ちなみに、この1990年9月30日は、馬場さんと猪木さんがそれぞれ「デビュー30周年記念大会」を開催しました。猪木さんは横浜アリーナで、タイガージェット・シン選手と組んで、ビッグバン・ベイダー&アニマル浜口組と対戦しています。

一方、後楽園で行われた馬場さんの記念試合は、馬場さんが、アブドーラ・ザ・ブッチャー選手と組んで、アンドレ・ザ・ジャイアント&スタン・ハンセン組と対戦しています。

BIにふさわしい?

この両大会は、横浜アリーナが15時開始、後楽園が18時半開始だったため、はしご観戦した方も多かったそうです。ただ、当日はなんと関東地方に台風が上陸。で、帰りの新幹線は止まったり、新横浜駅が水浸しになったりしたんだそうで、BIの記念日に相応しい嵐の大会だったようです。

いまだに語り草にもなっている両大会を生で見られた方には、一生忘れられない一日になったんだと思いますね。

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プロフィ―ル~MY STORY~がん・緑内障・うつ・介護の4重苦にも負けないプロレスブロガーの壮絶な人生
プロレスオタクで心理カウンセラーの資格を持ち、両親の介護をしながらガンサバイバーとして生きる著者が、自分の人生や仕事について赤裸々に語ります。プロレスやオタク文化に関する豊富な知識や経験、心理カウンセラーとしてのスキルや活動、介護やガンサバイバーシップに関する悩みや工夫など、興味深く感動的な内容が満載です。あなたも著者のストーリーに共感しませんか?







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