プロレス的発想の転換のすすめ(2)鉄の意志で守る体調
寒暖差の闘いに勝つ
今回は体調管理とプロレスのお話です。
プロレス会場でも近年は、夏は冷房、冬は暖房が効いており、非常に快適な空間が用意されているケースが多いと思われます。
しかし、観戦終わりで一旦外に出てしまうと、夏は灼熱の空気が、冬は冷たい木枯らしが吹き荒ぶのです。
この気温差というのが非常に厄介で、特に冷房が効いている空間に長くいると……
夏場なのに身体が冷えて、体温が下がる
外部との気温差で体調がおかしくなる
という厄介ごとが起きうるわけです。
私は男性ですが、長年冷え性・低体温に悩まされており、特に夏場の過ごし方については、毎年頭を悩ませてきました。
この時期は部屋に閉じこもっていても、外出しても体調を崩しやすいものです。
特に夏場・冬場は自律神経を狂わせてしまいがちです。この状況を「寒暖差疲労」というんだそうです。
寒暖差疲労とは、季節の変わり目や急激な温度変化によって自律神経が乱れ、心身に疲労感が生じる状態を指します。
これは「気象病」の一つで、特に気温差 7℃以上を目安に、不調が現れやすい傾向があります。急激な気温変化が起こると、寒暖差に体が適応しようとして、体温調整を担う自律神経が過剰に反応し続けます。
結果、体に大きな負担がかかり、寒暖差疲労を引き起こすのです。
では、どうしたらいいか?
特に夏場に自衛できる対策としては以下の通りです。
冷房の効いている場所に長時間いる場合、お腹周りを特に冷やさない
外出する際は、こまめに水分補給して日陰を歩く
特に夏場は冷たいものを摂りやすい季節です。しかし、摂り過ぎてしまうと体内から身体を冷やして、不調の原因になりえます。
なるべく体温より低い温度の飲料、食品は摂らないのも自衛策ですが、こう暑いとそうも言っていられません。
そこで、冷房の効いている空間では夏用の腹巻きをして、お腹を冷やさないよう努めてみてはいかがでしょうか?
ポイントは肌に直接ではなく、衣類の上から装着することと、汗が出たらつけっぱなしにせず、替えることです。夏という季節柄、腹巻きというアイテムの長時間装着は難しいので、あくまで冷房対策として考えておくとよいかと思います。
もし、あなたがお腹周りより足元が冷えやすいならば、室内ではソックスを履いて、足先を冷やさないようにするのも手です。
これはプロレス会場での闘いを見守る時だけでなく、ご自宅でも外出先でも、長時間滞在する時に適宜気をつけておくと、自律神経の乱れにも対応できるかと思います。ご参考になれば幸いです。
プロレスと体調管理の深い関係
プロレス界において、体調管理はレスラーにとって「リング上での闘い」と同等、あるいはそれ以上に重要な要素です。
例えば、かつて「不沈艦」と呼ばれたスタン・ハンセン選手や、鉄人・小橋建太選手のようなトップクラスの選手たちは、年間100試合を超える過酷な巡業(シリーズ)を戦い抜くため、徹底した自己管理を行っていました。
特に地方巡業では、長時間移動のバス内(冷房下)と、空調設備が十分でない旧来の会場という激しい気温差にさらされます。
コンディションを崩せば、一瞬の油断が大きな怪我に繋がり、闘いから離脱せざるを得ません。
また、新日本プロレスの棚橋弘至選手は、自身のコンディションを維持するために食事管理を徹底していることで有名です。
選手が常に「最高」を見せるためには、リング外での見えない闘い、すなわち体調管理の徹底が不可欠なのです。
一般のファンにとっても、会場での観戦は一種の「熱い闘い」です。選手が万全の体調でリングに上がるように、私たち観客も腹巻きやソックスで冷えから身を守り、最高のコンディションで歓声を送ることが、素晴らしい闘いを共有するための第一歩と言えるでしょう。
最後に
体調管理をしっかりして、心おきなく会場で、画面の前で全力で応援をしましょう!
寒暖差に負けず、元気な体でいれば、プロレスで味わえる熱狂もさらに楽しくなるはず。体調万全、元気があれば何でもできる!ということで、今日も1日パワフルにいきましょう!
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