がむしゃらプロレスINチャチャタウン「北九州をがむしゃらに盛り上げるっCHA!!!」
(2012年12月2日・日 ・チャチャタウン)
第一部
11月のビッグマッチを受けての初試合。一ヶ月あかずに見られるのは嬉しいが、問題はチャチャタウンが夏は暑く、冬は寒いという点。
すりばち状の会場は三階からでも見られるという利点がある反面屋外という条件をさらに厳しくする。
伝説のUインター神宮球場大会の寒さを彷彿(行ってないけど^^)させる寒さはさすがに堪えた。おまけに降水確率は50%で微妙に雨が降る予報・・・・
とはいえ、幸い気温が低いだけで済んだのは幸いだった。微妙なふり方でリング濡れたら怪我のもとだし・・・
見た感じ九州プロレスの時よりお客が多い感じがした。さすが前日のラジオ効果?もあったのかな?後ろのお客が「普段マスターっていってるけど本当の名前はど・・・ド・・・なんとか・・・そうダンカンとかいってなかった?」とかいってたんでたぶんそれ「ドン・タッカー」の事なんだろうなあと思いながら笑いを必死で堪えていた。ドンが聞いたらなんと思うだろう?^^今度マスターに聞いてみよう^^
オープニング
プロレス教室の先生は七海健大と林祥弘が担当。本部席のマスターが林にスクワットを解説させようとマイクをふったら「足を・・・鍛える運動です・・・・」・・・・そのまますぎというかなんというか^^;大体本人もいっていたけどマイクもたせたらこうなるのはわかってるよな^^
こういうイベントごとだし靴脱ぐ脱がないの話はしない^^冬だし屋外だし^^でも親御さんが一番頑張っていたかも^^子供さんもみんな物怖じせずにやってたのはすごい^^
この中で間違いなく次世代のがむしゃらのスターがでてきてくれるだろう。そうなると嬉しいね^^
第一部:第一試合
●YASU 対 ○TOSSHI
がむしゃらが誇る同期生対決。YASUがベルトとったことで差が開いた感がある両者だが、実はここ最近の対決では全部TOSSHIが勝っている。なんで王者YASUも気が抜けないところ。
おまけに屋外ということで微妙に条件も違う。序盤はじっくりした攻防でこの二人らしい展開を見せた二人だったが、LOCを脱して新しいユニットを立ち上げたTOSSHIにしても心秘するものがあったと思う。
お互いそれぞれのペースでいきそうになりながら、相手の思うようにさせないあたりは何度も手合わせしてるもの同士の攻防がみられたが、YASUはやはり負傷した肩が気になるのか?思い切った攻防に持ち込めない。
逆にTOSSHIは一度は持ち込みに失敗した椅子を終盤で活用。レフェリーデビューのKAG大塚のブラインドをついて椅子で一撃。YASUのフットスタンプもかわすと肩ねらいのバスターでTOSSHI勝利。試合後マイクで「次は俺だ」とベルト挑戦を表明。
どうも反則技に関してはYASUは真っ向から行き過ぎるのでそこをつかれるケースが多く、TOSSHI戦の敗北はだいたいそんな感じなんだが、果たして次戦はどうなるか?
第一部:第二試合
○SMITH&ニコラス今中ジョリー対●野本一輝&Dr・CHAOS
11月の大会でタッグ挑戦するために鉄生の相方だったカオスを蹴っ飛ばしてカード変更をさせた野本がまさかのそのカオスとタッグ結成。
しかし登場したカオスはなぜかマイバッハのマスク姿。それ以外はいつものカオスだったんだけど・・・・
もっとも全方位敵だらけの野本にしてみれば誰がパートナーだろうともはやどうでもいいんだろう。といいながら相手がベテラン軍の中核であるスミスとニコラス組ではやはり心中期するものがあったと思う。
ニコラスは好不調の波があって今までなかなか本領を発揮とはいかなかったみたいだけど、今回は先発を買って出るなど意欲的な感じがした。
だんだんいい感じでブランクを埋められてきてるのはベテラン軍としては心強いだろう。なんせ常時参戦できるメンバーが少ないという全ユニット中微妙な弱点があるので^^特に参戦数も多くて、かつ実戦勘がもどってきたニコラスの存在はなんだかんだででかい。
試合運びでも失敗とかをそう見せないようにできてたし(ようは一度失敗してもオタオタしなくなったということ)試合もムーンサルトでとる前にカオスにダメージを十分にあたえてからのものだったんで説得力もあった。
試合後スミスがニコラスの力を借りて勝てたとマイクでいってたけど、まさに今のニコラスは十分な戦力なんで今までのようなイメージであたったら他のユニットも痛い目にあうかもしれない。だんだん尻上がりに調子をあげてきてるのであとは攻めより受けに回った時に
落ち着いて対処できたら、もう大丈夫だと思う。
第一部:第三試合
○マスクドPT&鉄生&セクシー・ロージー 対 ●七海健大&林祥広&竹ちゃんマン
なんとロージーとLOCが初タッグ結成!これだけでもかなりインパクト大なんだが問題はもと絶対王者がこの一見するといろものの混じったカードで本領を発揮するかどうか?だった。
しかしそれは飛んだ杞憂に終わった。ヤケを起こすどころか、LOCはヒールの顔にプラス「自由」を手に入れて違う意味でやりたい放題^^
PTはお客の買ったハンバーガーを奪ってロージーに食べさせたり(その食い残しを「やる!」といって私に渡すし^^)竹ちゃんマンの急所攻撃にお客を使ったりもう失うものは何もないという感じで違う意味でこわい存在になった。
普通軍団というのは分裂するとだいたい出て行かれた方がパワーダウンするのにLOCは逆の目を出してきたのは予想外だった。鉄生とのタッグも息があっていて、タッグ王者が控える新世代軍を圧倒。おまけにここにロージーというどうかすると下手な助っ人よりよっぽど心強い味方がいるんだからハンディキャップマッチといってもよかったかも^^
正直ここまで開き直られると新世代も持ち手がないんではないだろうか?
最後は鉄生の鋼鉄のど輪が竹ちゃんマンを仕留め意気揚々と去っていった。最後こそマイク持った新世代軍だったが、内容では完璧にもっていかれたね・・・
とここまでが前半。バッドコンディション(天気だけでないことも含めて)の中怪我なく前半が終わってほっとした。
第二部
後半戦はプロレス教室はなし。天候がよければあったかもしれないけど、まあ九プロでも夕方の回は集まり悪かったし、後半はプロレスのみでいいかもしれない。
しかしチャチャタウンの三階までお客がうまった図は壮観だった!これががむしゃらの力なんだよなあ。改めてがむしゃらパワーの凄さを感じた。プロ団体でもこうはいかないところが本当に素晴らしい。
第二部:第一試合
○セクシーロージー対●ガムコツくん
正確にはこの試合だけで三回ゴングがなってるんで^^試合結果では3-0ということになるのかもしれないけど、一回目から三回目までロージーの圧殺刑の前にしつこく泣きの一回をお客や本部席にアピールしたガムコツくんはその圧倒的な体格差でものの見事に玉砕されたという次第^^
しかもマスコットといいながら三回秒殺されたとあっては面目丸つぶれ^^でもお客はロージーの勝利に大歓声!これはしかし、しょうがないよねえ^^
第二部:第二試合
○マスクドPT&鉄生 対 ●SMITH&ニコラス今中ジョリー
前試合では調子をあげてきたニコラスだったが心配したとおりというか受けに回るとまだ脆さは否めない。前の相手がまた正規のタッグではなかったこともあるけどさすがLOC組は大してタッグ経験もないのに、連携が抜群で見事に王者のSMITHをコーナーに釘付け。ニコラスをロンリーバトルに追い込んだ。
ぶっちゃけ入場時に着てる上着をSMITHが脱いだのは試合中盤になってから。ここまで捕まるとは当のニコラスも思ってなかったかもしれない。
たしかに以前と比べると驚異的に粘りを見せてきてるし試合内容が悪かったわけでもない。LOCの方があとがない分勝利に対する執念が上だっただけのこと。その証拠にニコラスの頑張りをたたえる会場の声が大きかったことがそれを証明してると思う。
しかしこれでLOCもSMITHへの返礼になったとは思ってないだろうし、ニコラスの方がむしろ借りを作った分次に当たるときにどうでるかを楽しみにしたい。今後はやはりベテラン軍
も意思疎通が大事になってくると痛感した。
第二部:第三試合
●野本一輝&ジェロニモ&TOSSHI 対 ○林祥弘&七海健大&YASU
新ヒール軍(仮)に野本が加わった編成だがこれも一匹狼になった野本がポイントの1つだったかもしれない。対角線上に09年同期の林・七海がいるわけだし、新世代軍も敵である
なら潰す意思を示さねばならない。そしてジュニアの覇権を争うTOSSHIとYASU。YASUはとにかくシングルで分の悪いTOSSHIになんとか一矢報いたいところ。
で、利害が一致してる新ヒール軍にしても一匹狼の野本とは特に仲間われもせず、むしろ野本の好きにやらせてる感があった。まあタッグ組んでる限りは分裂するより力を利用して新世代潰しに使ったというところだろう。
しかしそういう意思疎通がうまくいってないとやはりタッグは機能しない。たしかに曲者のジェロニモにペースをかき乱されブラックボックスの餌食にもなった新世代ではタッグ
王者の七海の意地が特に光った。
ロンリーバトルになりがちだった試合展開もなんとか耐え忍んでいく。この展開、実はタッグ王者になってからの七海の得意の展開でもある。要はここでパートナーを信じられてるかどうかに大きな差があったということだったんではないか。
押し気味に試合を進めながら最後林につないでファルコンでTOSSHIを沈めてなんとか新世代軍は面目を保ったものの収まらないのは野本。
そこへ試合をみていたマスクドPTがタッグ王者への挑戦を表明するとともに野本をLOCに勧誘。くどいようだが、普通でていかれた軍団の方がだいたい消えてなくなるものだがそこを逆手にとってPTとLOCここにあり!を印象づけたんだからやはりPTはかなりの曲者である。
ちなみに野本のLOC入りは保留ということに。ここも今後目が離せないところになった。
SMITHの言うとおり実はもと絶対王者のマイクは侮れないのだ。
返す新世代軍がマイクに不安のある林・YASUが想像通りグダグダになったのとは対照的だった。いい試合にいいマイク。試合には勝ったけど最後PTに全部もっていかれたんではやっぱ新世代として決起した意味が問われよう^^
後記
ということで終わってみれば全員怪我もなく(マイクでケガした人はいたけど)無事終了。
チャチャタウンはこうみえて本当屋外会場としてはプロレス向きな会場なんで是非定期的に継続開催をお願いしたい。
寒い中一生懸命試合をしてくれたみなさん、本当にありがとう^^