USTREAMプロレスアーカイブ・高木三四郎とゆかいな仲間達3.なぜユニオン移籍か?そしてユニオンは?(2010年10月8日)

ゆずぽん麗賛
のっけからゆずぽん麗賛ではじまる大社長。ロッシーが苦虫かみつぶしてみていたというゆずぽん(愛川ゆず季)のゆずポンキックをさっそく論外興業で取り入れて勝ったという。
そしてiPhoneで自慢げにゆずぽんとの2ショットを見せる大社長。しかしそういいながらも、控え室でマスカラスと30センチの距離にいたとか、ブッチャーからマネージャー経由で「2ショット写真撮らせてくれ」と頼まれたとか秘話も披露。
俺様の人気が
でまずは「48総選挙6位ありがとうございました」と一応礼は言うモノの、お客からのブーイングには本気でむかついたという。言い出しっぺの社長が18位圏外だったら面白いというネガティブキャンペーンが張られていたみたいで、それを相当気にしていたらしい。
もともとは「俺様の人気がどれだけあるのか確かめたかった」だけではじめたのに、これではネタにも走らないし、かといってガチで選挙活動するとかえって火に油注ぐので「静観」していたのがこの結果という。
移籍を思い至った経緯
ここまで実はかなり長い事大社長しゃべっていたのだが、本題はここからなんで大幅省略した。
今回の移籍を思い至った経緯は色々あってまずは現状のDDTは「人余り」ということ。後楽園で数えたら所属だけで28人いたという。これではお客さんが誰に照準絞っていいのかわかんなくなるという。もう一つはユニオンをもっと世間的に認知させたいというのがひとつ。
経験値が上がらない
WWE方式でロウとスマックダウンに振り分ける方式も考えたが、土壇場でやめたという。日本では二部制にして成功した例がないからという。
経営者としては失格かもしれないけど、新日本のようにクビは切れないという。
かといってこのままでは飽和状態。 若手にも経験を積ませたいけど、若手通信はやっても赤字。本隊では6人タッグになってしまうので経験値が上がらないという。
レスリング磨け
これにはユニオンに移籍している大家も同意して「このままだとDDTの中でインパクトが残せないと思っていた時に、大社長からレスリング磨けと言われてユニオン移籍を決意した」と告白すると「俺?そんなこといったの?」と大社長。まあ言った方は忘れるわな^^
でも言われた方は覚えているからね。
突出したのはマッスルのみ
そういうことで現行のブランド制にしてみたわけだが、突出したのはマッスルのみ。マッスルとて稀代の天才(でありキチガイとも言っていた^^)マッスル坂井がいたからこそで、彼なくしてはあそこまでマッスルは伸びなかっただろうとも。
ただ、大社長は今のユニオンを買っていて、面白いとも思うと。ただ、それがお客に届いていないという。大家も「石川がベルトとってもそれでお客
増えませんモノね」と同意。
世間に届いてない
とにかくDDT初期の頃、お金が無くてケンタッキーに集まっては木村(浩一郎)さんやMIKAMIたちとミーティングしながらわいわいやっていたあの頃の空気があるという。
それは大事にしたいと。
しかし今のユニオンが世間に届いてない事でここ数ヶ月頭は「ユニオンモード」だったという。
何をしたら
では二部制がダメとなった時になにをしたらいいのか。
自分が起爆剤になればいいのではないかと思ったという。「じゃあ俺が行けばいいじゃん」と。で、AKBで言うところの高橋みなみだよな、と大家にわかりやすい例えで説明すると初代は非常に納得していた^^
規律の緩さ
なんで秘密にしていたかというと、自分の会社なのに自分が2chとかで書かれている事が後になって本当に起こったりするDDTの「規律の緩さ」があって口に出来なかったという。
以前東スポ見て藤波社長が新日本の動向を知ったのと同じ状態になっていると。
代表との仲
そこで相談したのはユニオンのザンスーことスーザン代表のみ。
しかし亜門GMにまで話さなかったのは「失敗だった」と。GMには筋とおして「移籍」するという。
ちなみにスーザン代表との仲は「ツーと言えばカー、ザンといえばスー」というくらい問題ないという。
代表登場
とここでやっとスタンバっていたスーザン代表登場。
のっけから代表が「30分化粧しいていた」と言い出す大社長をあわてて否定する代表。
「使える」と思った
「一ヶ月前に聞いた時はびっくりした」という代表は実を言うと二部制には「反対派」であったことも告白。
自分もユニオンの世界が好きだったから、一回チャラにしてというのは受け入れられなかったという。
しかし大社長の移籍に関しては「使える」と思ったという。
思いが合致した
ユニオンの世界観に関しては大社長も尊重するとした上で「新しい血は必要」で「ただ提案するものはグループの代表としていわせていただく」とは言明。
要するに「スター選手が欲しくて」「ユニオンを大きくしたい」というスーザン代表側の「希望」と大社長の思いが合致したのが今回の移籍劇だったわけだ。
「これで飲み込まれるようならやめちまえばいい」と。文句があるならリング上で示してもいいし、外でも意見は聞くという。
もう一花
あくまで「移籍」は「選手」としてという。
13年やってきてどことも軋轢生まずやってきて、まだ選手としても枯れたつもりはないという大社長はもう一花選手としても咲かせたい場所としてユニオンを選んだと言う事のようだ。
代表も「選手も燃えていると思う」というと大社長は闘いたい選手として「二代目大家^^、チェリー、イサミ、諸橋」などの名をあげていた。
責任者として
「あくまで選手として試合したい。ただグループの責任者として言いたい事は言う。
ただ、それは事業部に直接社長が降りてきていきなりあーだこうだ言い出すのとは違う」し「そんな会社なら10年持たない」とも。
現場のルール
これは「体験」があるので凄く分かる話だった。
現場には現場のルールがあるからね。例え代表取締役でも踏み越えてはいけない一線があるのだ。さすがわかっていらっしゃる。
一律2000円
提案と称してさっそく来年1月3日のユニオン後楽園大会を一律2000円にするという。これには代表もびっくり。
ただしこれはあくまでプロモーション費という。価格破壊ではなくこの日限りという。理由は「1.4新日本目当てで地方から来ている人達を取り込める」という計算もあってのこと。
かつ、この間の新木場での選挙でも感じたが、あれだけ満員になったのは「ただ」だったからという。
「先」で取り返せる
だったら、価格を一回思い切って下げて満員にしてユニオンをもっと広めるために使えばその時は「赤」がでても「先」で取り返せるという。そのためには「大物投入」も惜しまないという。
ただしこれは後楽園規模でやらないと意味がないという。フェイズとかでやっても意味がないという。生で面白いと思って貰って次につなげられれば
結果OKという。
認識を改めた
代表も「その発想はなかった。高木さんは使える」と認識を改めたようでさっそく移籍効果を体感していた。
で、ここで「ザンスリアン女王様」は終電のため退席。
感じるモノがあった
再び初代大家と大社長が話し始めた。
やはりプロレスの今の価格設定では初めての人に敷居が高すぎるという。
そして後を任せたDDTにも「俺がぬけた事で上がってくる選手はいるから大丈夫」と下上で大家が「同世代としてディーノのマイクには感じるモノがあった」と同意。
ベスト5を狙っていた
あの姿を見て「お前ら悔しくはないのか」と問いかける大社長。
佐藤光留やチェリーが上にいったのは本人達の努力という。
そしてなにげにMIKAMIを見直したとも。旗揚げメンバーでベスト5を狙っていた彼は控え室で落ち込んでいたという。
いつでも頑張っていないと
実はDDT内でもチケットの売り上げはトップ2というMIKAMIにしてあの結果を重く受け止めていた事で「あいつなりに賭けていたんだな」と大社長。
そして総選挙が無くてもいつでも頑張っていないと総選挙の時だけ頑張ろうというのは甘いとも。
ピープルズチャンプ
マイケルだってああ見えて頑張っているからあの位置に行けたと、「今」しか言えない社長の「本音」も聞けた。リング上では役目上「絶対いえない」ものね。
ディーノのマイクを聞いていて「あいつこそピープルズチャンプ」と高く評価していた。
地方進出
ちなみに12.12の博多とか主要な所には上がるという。
両国も然り。そして今度はユニオンも地方進出。たとえば石川の地元岩手とか。あるいは富山あたりとか。
最低、今DDTが回っている地方大会はユニオンも回れるようにしたいという。これは楽しみになってきた。DDT2回にユニオン一回ならかなりこっちの風景も変わる。

