【プロレスアルバムレビュー】 NJPWグレーテストミュージックⅠ

[プロレス入場テーマ曲]プロレス的音楽徒然草

NJPWグレーテストミュージックⅠ

豪華な3枚組の魅力

今回のアルバムレビューは、NJPWグレイテストミュージックシリーズの「Ⅰ」をお届けします。このアルバムには『ワールドプロレスリング』のオープニングテーマである「The Score」や、真壁刀義のテーマ「Immigrant Song」(布袋寅泰バージョン)など、オリジナル制作ではない入場曲も収められています。

全3枚組というボリュームが特徴で、現役選手(当時)はもとよりレジェンド選手、外国人選手のテーマ曲も網羅されています。かつて「プロレスQ」シリーズを世に出したキングレコードならではの、渾身のアルバムといえるでしょう。

過去の不満を払拭

新日本プロレス25周年の際にウッドベルから発売された『超戦士の闘争』は、カバー曲ばかりでげんなりした記憶があります。それだけに、一部のマニアからは「グレイテストと言いながら、またカバー盤なのだろう?」という不安の声も聞かれていました。

しかし、このアルバムが発売されたタイミングは、ちょうどブシロード新体制となり「プロレス冬の時代」が終わりを告げた時期と重なります。

感慨深い会場音源

それまでも棚橋弘至の「HIGH ENERGY」や中邑真輔の「Subconscious」など、単品で商品化されたものはありましたが、こうして会場使用音源が一枚のアルバムに集約されることには、ある種の感慨深さがありました。

ちなみに、2種類のアルバムにバージョン違いの入場テーマが収録された例は、オカダ・カズチカ、飯塚高史、後藤洋央紀、ケニー・オメガ、カール・アンダーソン、プリンス・デヴィットくらいですね。このメンツになぜ飯塚選手が?とも思うのですが(笑)、テーマ曲自体は格好良いのでよしとしましょう。

若手時代の貴重な曲

本作は2012年発売ということで、当時ヤングライオンだった渡辺高章(EVIL)や高橋広夢、ヒール転向前のキング・ファレ(バッドラック・ファレ)、タマ・トンガ、そして素顔時代の三上恭佑のテーマ曲が収録されています。既に使われていない貴重な音源も含めて楽しめるのは、このアルバムの大きな利点です。

マニア納得の完成度

古くから存在する「入場テーマ曲マニア」が溜飲を下げるまで、ずいぶん時間がかかってしまいました。マニアの方々なら今後もこのシリーズを買い続けるでしょうし、新日本プロレスの主要曲を一通り揃えたいという初心者の方にも、自信を持っておすすめできるアルバムです。

全3枚組で定価4,600円というのは、正直言って破格のコストパフォーマンスだと私は思っています。

版権の壁と今後の期待

強いて難点を挙げれば、25周年盤には収録されていた蝶野正洋の「CRUSH」など、一部未収録の曲がある点です。これらは版権の問題などで、やむを得なかったのかもしれません。ファンが求める「完全版」の発売は、なかなか一筋縄ではいかないものですね。

最近は『NJPWグレイテストミュージック』シリーズの新作が途絶えており、2026年現在のメインイベンターたちのテーマ曲をオーディオ機器でじっくり聴く機会がないのは、非常に残念でなりません。また機会を改めて、新譜が発売されることを切に願っております。

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