[プロレス観戦記] プロレスリング華☆激・香椎浜チャリティプロレス(2025年10月11日)

せかぷろ

プロレスリング華☆激・香椎浜チャリティプロレス

(2025年10月11日・土・香椎浜小学校体育館)

イントロダクション

先週10月3日金曜日に、城南体育館で開催されたFIESTA DE LUCHA LIBRE は実に素晴らしい大会だった。

その後大分と都城を回り、都城では会場が大熱狂したそうで、出来る事なら全大会を見届けたかった。

その代わりと言ってはなんだが、メンバーがガラッと入れ替わった香椎浜に行くことを決めていた。

今回は海外からの招へい選手がいないかわりに、大阪からスペル・デルフィン師匠が急遽、久々にやってくる。どういった化学反応を示すのか楽しみで仕方ない。

こういう普段とはまた違う雰囲気の中で見るプロレスもまた格別なのである。

下関→香椎浜小学校

朝から晴天に恵まれたこの日は、午前中買い物済ませてから、90分コースのウォーキング。

陽射しが強すぎて、日焼け止めをたっぷり塗って出たが、帰る頃には汗だく。帰宅して昼飯食べて、一休みしてから、下関駅前バス停まで行き、高速バスで天神へ。

ここまでは16時過ぎに無事到着。

しかし、香椎に行くには天神からだとかなり遠かったのだ。

この辺土地感覚が全くないのが災いして、博多駅まで戻ってJRで香椎まで行き、そこからバスで香椎浜に向かうことにした。

この天神〜香椎浜間がおそろしく遠くて、乗り継ぎ乗り継ぎで約1時間半もかかってしまった。

夕方のラッシュを計算に入れてなかったのは、完全にこちらのミステイクだった。

おかげでプロレス教室もライブも間に合わず、香椎浜小学校についた時には体育館からMC Shujiさんの対戦カード発表が聞こえてきたタイミングだった。

滑り込みで試合には間に合った!この辺が老害プロレスファンのしぶといとこなのである。

実は、マリーゴールドとのダブルヘッダーだったペンギンの到着を待つため、プロレス教室を長めにし、予定のなかった全選手入場式をやっていたらしいのだ。

こうして色んなタイミングが重なって試合だけは見ることが出来たのである。

第一試合

×トゥエルノ・ゲレーロ&陽樹対○コスモ⭐︎ソルジャー&小川聡志(16分47秒ジャーマンスープレックスホールド)

見た目黒くて怖そうながむしゃら勢二人は、ホームでの雰囲気とはまた違うコテコテのルードっぷりで、試合開始前から華☆激ベテランタッグを煽っていく。

仲野信市の直弟子であるコスモは久々の福岡参戦。留守にしている間にレギュラー参戦してきたがむしゃら勢とは初対決になる。

それだけに、かつての同僚・阿蘇山の手ほどきを受けた、仲野の孫弟子であるがむしゃら勢との対戦は刺激的なのである。

会場はわかりやすいヒーローにみえるコスモに声援が集中。会場の反応を見ながら、時に場外に繰り出しては大乱戦に!

あまりに激しいやり取りに、見ていた女の子が泣き出すほど。プロレスに慣れていないと単なる暴力にみえるかもしれない。

しかし、その怖さを飲み込んだ上で、プロレスを見ていくと、また違った発見があると思う。

いずれにせよいい社会勉強にはなったと思う。

この大声援に乗っかってコスモも大躍動!既に大ベテランになるコスモは、それこそいまだに博多ライトヘビー級を狙うと公言しているくらい、最前線に拘る欲もある。

しかし、序盤は普段から組んでいるゲレーロ陽樹の前に防戦が目立つ場面が目立っていた。

だが、会場の後推しで粘り抜いたコスモと小川は、ベテランらしく形勢逆転。

圧巻だったのはコスモのドロップキックで、マットと平行で打点も高い。非常に見栄えがするし、空中殺法も切れ味充分。

それでも最後まで食い下がるRe:ZARDタッグを振り解くように、コスモの鮮やかなジャーマンスープレックスがゲレーロにズバリと決まる。

試合後はノーサイドで健闘を讃え合い、入場とは違って、ちゃんと子どもたちの声援にも応えていたがむしゃら勢。

仲野信市が蒔いた種は、こうして確実に九州で根を下ろしているのである。夢の続きが見たければ、九州に来てみたらいいよ。

きっと見たいものがあるはずだから。

第二試合

アステカ&○スペル・デルフィン&フライング・ペンギン対×新泉浩司&タコス⭐︎キッド&KENZO (12分21秒デルフィンクラッチ)

もともと佐賀での大会に参戦予定だったという、セニョール・ペルフェクト・スペル・デルフィン。

そこへ急遽香椎の大会が決まったのが、本当にギリギリになってから。

とはいえ、チャリティー大会だし、基本無料なんで、別に急いでスペシャルゲスト出さなくてもいいんだけど、ペンギンのスケジュールの兼ね合いで、久々にデルフィンの試合が見られるとあっては、私もワクワクせざるを得なかった。

こちらの試合もアステカコールやデルフィンチャチャチャで大盛り上がり。香椎浜‪の皆さんは実にノリがいい。

普通のプロレス会場でもここまで盛り上がることはまずない。

それだけに、冷暖房のない小学校の体育館で、汗だくになりながら見るプロレスというのは、実に格別で面白い。

入場でも、リンピオ組はペンギンアステカデルフィンの順番で、デルフィンが最大限に立てられていた。

しかも土禁になっている硬い床の上に座ってみる、いわばみちのくスタイルなのも実に趣深い。

しかも、セコンドについたゲレーロがロープをあけてのお出迎え。ここまで至れり尽せりな上に、会場からの大声援があるならば、そりゃ師匠もノリノリになろうというもの。

今回は最初から最後までデルフィンワールド全開!

絡みは主に新泉が受けていたけど、わずかばかりだがKENZOと師匠の絡みも実現!

もう少し見てみたかったなあ。

途中フラペンが捕まる展開もありながら、ベテラン二人はしっかりサポート。このあたりも試合していて心強かったのではないだろうか。

最後はスイングDDTからのデルクラで新泉から師匠が3カウント。

今回は敢えて博多ライトヘビー級チャンピオンというコールはなかったけど、本来ならチャンピオンが負けたらちょっとした事件になる。

しかし、こうした本戦とは関係ないお祭りの中のチャリティプロレスだと、その場その場で求められる役割が変わってくるのも仕方ない事。

というわけで、今回の新泉はきちんとチャリティプロレスの役割を果たしたという事で、試合は大団円で終わったのだった。

エンディング

まず、アステカがマイクをもち、本大会のお礼を述べたあと、ペンギンとデルフィンもそれぞれマイクを渡す。

ペンギンはちゃんといじめ撲滅チャリティを理解して発言していたし、デルフィンも現役市議会議員らしく、ちょっと政治家テイストなマイクでお礼を言っていた。

試合後にはこの師弟コンビが子どもたちからサイン攻めに!あまりにすごい数だったんで、勢いに負けたじいさんはトボトボと退散したのだった。

後記

地理に明るくない香椎浜で頼りになるのは、Googleマップ。団地の中をぐるぐる回って、運良く道路に出たとこでバスが来たので飛び乗って、行きとは逆に香椎から博多、博多から天神へ行き、天神発のバスに無事のれて、帰りのバスの中で観戦記の本文を書き上げた。

いやあ、香椎浜めちゃくちゃ遠かったけど、来てよかった。

プロレス教室に間に合わなかったのは、痛恨のミスだったけど、あの空間にわずかでも一緒にいられたのは幸せ。

城南とはまた違う味わいの大会でした。甲乙つけがたい内容。満足できました。ありがとうございました!

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