[プロレス用語辞典](ラ行) リングス

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[プロレス用語辞典](ラ行) リングス

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一人で立ち上げた

今回のプロレス用語辞典は、リングスです。

リングスは、第二次UWF解散後、前田日明さんが一人で立ち上げた日本の総合格闘技団体です。

UWFの延長線

正式名称はファイティング・ネットワーク・リングスといいます。

設立当初は前身である第2次UWFの延長線上にあるようなスタイルからスタートしました。

スポーツ性も重視

しかし、リングスは時代の変化にともない徐々に総合格闘技色を強めていきます。

審議委員制度やランキング制度を導入するなどスポーツ性も重視しています。

コンテンツの目玉

第二次UWFが三派に分裂した経緯は「U系」の項で詳しく書いています。

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実は第二次UWFには、1991年に放送開始するWOWOWが、コンテンツの目玉として契約する予定でした。

ネームバリュー

しかし、第二次UWFが分裂した事で計画は白紙になりました。

WOWOW側は改めて、ネームバリューのある前田をバックアップすることになりました。

格闘技ネットワーク構想

こうして、資金面ではUWF三派の中でリングスは最も潤沢なスタートを切りました。

設立にあたり前田さんは「格闘技ネットワーク構想」を打ち立てました。

独立採算方式

格闘技の盛んな主要各国に道場を設立し選手を育成して日本で戦わせてノウハウを吸収させ、加盟各国で自主興行を展開させる独立採算方式を確立させたのです。

1991年に設立したリングス・オランダを皮切りに活動停止まで加盟は10ヶ国に上りました。

慢性的に不足

リングスは、ネットワーク構築により外国人選手の招聘に困ることはありませんでした。

しかし、エースであった前田さん以外の日本人選手は慢性的に不足していました。

K-1が誕生する一因

1991年から1993年まで、リングスは正道会館と業務提携し、佐竹雅昭さんを筆頭に正道会館勢がリングスマットで活躍しました。

この業務提携により、第2次UWFからリングスまでの間に築き上げた興行ノウハウを正道会館が吸収し、K-1が誕生する一因になったと言われています。

世に送り出した

リングスは外国人選手はもとより、スタッフからも多数の格闘技関係者を輩出しました。

また、課題だった日本人選手も後に総合格闘技などで活躍する人材を世に送り出しました。

たくさんきた「未知の強豪」

個人的にUWF三派の中では、リングスに一番思い入れがありました。

理由は当時ですら少なくなりかけていた「未知の強豪」がたくさん来日してくれたからです。

世界のプロレス

中でも、北九州に存在したプロレス団体「世界のプロレス」に参戦していたブラッド・コーラー選手が「ブラッド・キーラー」のリングネームで、リングスに登場した時は、中継を見ていてビックリしたのを覚えています。

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ちなみに、リングス参戦時のブラッド・キーラー選手は、なぜかブラック・サバスの「アイアンマン」で入場してきたので、二重に驚いたものでした。

最大のお宝

リングスが発掘した最大のお宝は、個人的にはヴォルク・ハン選手だと思います。

総合格闘技の視点からすると、別な選手の名前がでてくるでしょう。

クロスヒールホールド

しかし、プロレスの視点からすると、ハン選手が持ち込んだ「クロスヒールホールド」は革命的な技だったと思っています。

ハン選手のクロスヒールホールドは、アキレス腱固めの体勢から相手の両脚を交差するように固め、肘で絞り上げることによって両脚の関節を極める技です。

千のサブミッションを持つ男

技に入るプロセスは仰向け寝の相手に仕掛ける他、飛び付き式やビクトル投げからのスイッチなど多岐多様に存在します。

「千のサブミッションを持つ男」の異名通り、ハン選手の繰り出す技は非常に複雑なものが多く、その種類も数多くありました。

ヴォルク・ハン格闘術

ハン選手が披露した「ヴォルク・ハン格闘術」は、自らが培った技術・経験から考案されたオリジナルの格闘術で、そのベースになったコマンドサンボという未知の格闘戦術も含めて、当時、一気に幻想が膨らんだものです。

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のちに多彩な関節技を組み込んだファイトスタイルをもつグレイシー柔術をはじめとしたブラジリアン柔術が登場しますが、私の中では!ヴォルク・ハン選手のインパクトを超えなかったかなと思っています。

生で観たかった

私は一度だけリングスを生でみようと、チケットまで購入していたのですが、どうしても仕事が入ってしまい、泣く泣く観戦を断念した苦い思い出があります。

ちなみにWOWOWの中継は全部完走したので、結局行けなかった大会も含めて見てはいるのですが、やはり一度はリングスを生で観たかった、という後悔は未だに心の中に残っています。

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