プロレス想い出回想録・想い出に残る博多のプロレス①福岡ドームの想い出
行く機会は
今回からしばらく昔のプロレス観戦の想い出を語ってみたい。
やはり観戦数でいうと圧倒的に多いのが博多ということになる。
西の聖地として知られた博多スターレーンが2019年に閉館し、コロナ禍で行く機会は激減した。
福岡ドームの想い出
とはいえ博多での生観戦がこれからも主軸の一つであることには変わりない。
今回は2022年、21年ぶりに開催が決まった福岡ドーム(福岡PayPayドーム)で行われた新日本プロレスの「レスリングどんたく」の想い出を語ってみようと思う。
祭りが目当てではない
一時期は、どんたくと山傘の時期には必ず博多にいた。
といっても祭りを見に来ていたわけではなく、別なお祭りが目当てだった。それはプロレス。
開閉式の屋根が
今からでは考えられないだろうが、プロレス興業がゴールデンウィークのまっただ中、福岡ドームで毎年開催されていたのだ。満員の福岡ドーム。
開閉式の屋根が試合開始と同時に閉まっていくあの景色はいまでも忘れられない。
全国からプロレスファンが集結
信じられない話しだろうが、プロレスでドームが満員になっていたのだ。本当に凄い時代だった。
そしてもっと凄かったのは、これを観戦しに全国からプロレスファンが集結していたのだ。
その数は10人や20人どころではない。それが不思議なことに
あの大観衆の中、迷いもしないで出会えた事が凄かった。
迷っても無理はないのに
一応待ち合わせ場所はセッティングしていたのだが、初めての土地で迷ってもムリはないし、人波に押されて、わからなくなっても不思議ではないのに.... あれは不思議だったなあ...
私自身は一度だけ、東京ドームではぐれた経験があるだけで、その他はまったくはぐれるということがなかったし。
考えてみれば、全国一の人出が予想されるというどんたくの時期に、よく博多なんか行っていたものだ。しかも祭り自体は今まで一度も見たことがないと来ているのに(笑)
他団体も興行を
今でも覚えているのが、レスリングどんたくの前には、必ずと言っていいほど他団体も興行を打っていた。
最初の福岡ドームの前日には、まだ高野兄弟が在籍していたころのPWCが北九州で大会を開き、あおの甲本ヒロトが、お忍びで観戦にきていたという噂もあった。
またJWPが、中間だったと思うけど、大会を開いたのも覚えている。
長く見ていると・・・
全盛期の当時を知るものとしては、ドームに行くのなら、多分野球じゃなくて、プロレスになると思う。
そういう時代がもう一度来るとは思いもよらなかった。
プロレスは長く見ていると色んな事が起きるものである。