プロレス的音楽徒然草 QUICK AS LIGHTNING!/ 月は見ていた-Crescentの封印-
麗夢と金本浩二
本日は「QUICK AS LIGHTNING!」と、その歌詞付きバージョンである「月は見ていた-Crescentの封印-」のご紹介です。この2曲は『ドリームハンター麗夢』というビデオアニメのサントラに両方とも収録されています。
「QUICK~」の方は、プロレスラーの金本浩二選手が、新日本プロレスのヤングライオン時代に入場テーマとして使用していました。
この曲のボーカル版であり、主人公の綾小路麗夢が歌唱する楽曲が「月は見ていた-Crescentの封印-」です。
金本浩二とは
金本浩二選手は、新日本プロレスを中心に活躍した伝説的なジュニアヘビー級レスラーです。1990年にデビューし、3代目タイガーマスクとしても活躍。その後、素顔に戻ると「喧嘩番長」の異名をとる激しいファイトスタイルで頂点に立ちました。
数々のIWGPジュニアヘビー級王座戴冠や「BEST OF THE SUPER Jr.」優勝歴を誇り、圧倒的な実力とカリスマ性で一時代を築きました。
異色の美少女ホラー
『ドリームハンター麗夢』は、眠っている間に人の夢の中へ入ることができる「ドリームハンター」の綾小路麗夢が、人々を悪夢で苦しめる「夢魔」と戦う姿を描いた物語です。
本作は正統派のホラーをベースとしつつ、アクションシーンに重きを置いた作品です。実は1作目の『ドリームハンターレム(麗夢)』は1985年6月に18禁作品としてリリースされた後、該当シーンを差し替えた一般作品にリメイクされた変わり種でもあります。
萌え系美少女×ホラー
発売当時はムック本でアダルト版と一般版の違いが詳しく解説されていたため、18歳未満の人でも結局中身が分かってしまっていました。
しかし、当時はまだ珍しかった「萌え系美少女とホラー」の組み合わせや、麗夢のキャラクター人気により、製作元が倒産してもなおメディアミックスが続くほどの人気を博しました。
アニメ『ドリームハンター麗夢』とは
1985年から展開されたOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)シリーズです。オレンジビデオハウスから発売され、その高いクオリティと美少女キャラクター×怪奇ホラーという斬新なコンセプトでヒットを記録しました。
監督は奥田誠治氏、キャラクターデザインは毛利和昭氏などが務めた名作です。
川井憲二氏の音楽
『ドリームハンター麗夢スペシャルバージョン 惨夢、甦る死神博士』には、OVAとして世界で初めて「ドルビーサラウンド方式」の立体音響が採用されています。
音楽を手掛けたのは、アニメファンにはおなじみの川井憲二さんです。川井さんはプロレスファンにとっても馴染み深く、ソビエト・レッドブル軍団(サルマン・ハシミコフら)のテーマ曲となった「THE RED SPECTACLES(紅い眼鏡)」の作曲者としても広く知られています。
若き日を飾る疾走感
今にして思うと、萌え系美少女ホラーアクションアニメのBGMを、あの金本選手が使っていたというのは、現在の姿からはちょっと想像がつきません。
しかし、この曲には独特の疾走感があり、まさに血気盛んなヤングライオン時代の金本選手にこそ似合っていた一曲ともいえるでしょう。
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