【プロレス入場テーマ曲】 プロレス的音楽徒然草 組曲YAMATO PART1(新崎人生のテーマ)

[プロレス入場テーマ曲]プロレス的音楽徒然草

プロレス的音楽徒然草 組曲YAMATO PART1(新崎人生のテーマ)

六三四の至高の音色

今回は新崎人生選手の入場テーマ曲「組曲YAMATO PART1」をご紹介します。

この楽曲は、1991年から活動を続ける日本の伝統楽器とギター、ベース等によるインストゥルメンタル・ロックバンド「六三四Musashi」のファーストアルバム『MUSASHI』(1992年8月21日リリース)のラストを飾る9曲目に収録されています。

弦が織りなす独創性

バンド名「六三四」の由来は、ギターの「六」、津軽三味線の「三」、そしてベースの「四」という弦の数にあります。

作曲を手掛けたのは、元・竜童組のメンバーであり、バンドのプロデューサーやヴォーカルも務めた小針克之助さんです。小針さんは2009年に惜しまれつつこの世を去りましたが、その旋律は今も闘いの場で鳴り響いています。

格闘と音楽の深い縁

「六三四Musashi」はアニメ『NARUTO -ナルト-』の音楽や、日本文化を紹介する番組のBGMでもお馴染みです。

1998年のアルバム『Far East Groove』収録の「鳳凰」がK-1 JAPANのテーマ曲に採用されるなど、格闘の場とも深い縁があります。現在はメンバー個々の活動が中心ですが、その音楽性は唯一無二の輝きを放っています。

揺るがない曲名表記

1997年発売の『みちのくプロレス大全集』には、上妻宏光さんや佐藤英史さんが参加したバージョンが収録されています。

ここで「キャ・カ・ラ・バ・ア(空・風・火・水・地)」と改題されたことが、表記の揺れに繋がったのでしょう。本稿では「組曲YAMATO PART1」という表記で統一したいと思います。

重厚な鐘と読経の響

特筆すべきは『みちのくウォーカー』収録版ですね。篠崎リングアナのコールに、重厚な鐘の音とお経が加わり、まさにこれぞ新崎人生選手という世界観を構築しています。

入場を彩る編集の妙

原曲は比較的短いため、そのままでは花道の長い東京ドームなどの大規模な会場において、リングイン前に曲が終わる懸念がありました。

そこで入場版ではループ編集を施し、尺を確保しています。

これはオカダ・カズチカ選手の「RAINMAKER」がビッグマッチで前奏を付加する手法に近いですが、「RAINMAKER」の冒頭に聞こえるコインの音や、「組曲YAMATO PART1」に入っている「そりゃ!」という掛け声が入っていないと、ファンとしては少し物足りなさを感じてしまいます。

マニアが愛する工夫

それゆえにテーマ曲に施された工夫を、マニアは大変喜びます。著作権的にはさまざまな課題があっても、既存曲のアレンジ版の方をありがたがるのは、もはやマニアの性といってもいいでしょうね。

地元愛が生んだ名曲

ザ・グレート・カブキ選手の「ヤンキーステーション」と同様、入場テーマは選手の化身です。

新崎選手がWWF(現WWE)で「白使」として活躍した際のテーマは「Angel」でしたが、1996年のグレート・ムタ選手との歴史的死闘では、お遍路のイメージに合わせ、四国放送スタッフの手により鐘とお経が加えられるという、地元愛に溢れたアレンジが施されました。

徳島がつなぐ絆の跡

これは当時『週刊チョークプロレス』という番組が放送されており、徳島県出身の新崎選手がゲストで登場していた縁もあったからだと言われています。

ただ、それでもこれはやはり「白使」のテーマであり、新崎人生というプロレスラーの本質を突いたテーマ曲ではないと私は考えます。

宇梶剛士が贈った名

「人生」という名は、JAC出身の彼が菅原文太さんの付き人をしていた頃、同じく付き人だった宇梶剛士さんによって命名されました。

兄貴と慕う宇梶さんから授かったこの名前を、新崎選手は四半世紀以上にわたり、大切に守り続けています。

巡礼の旅は続く

今やレジェンドの域に達した新崎選手。かつての若武者が年月を重ね、今もなお「みちのく巡礼」という名の闘いを続ける姿には、時の流れの速さと共に、変わらぬ信念の強さを感じずにはいられません。

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