天龍源一郎最終興行~天龍源一郎引退~革命終焉Revolution FINAL(TV観戦)
放送に関してはいろいろいいたいこともあるのだけど、とりあえず試合を振り返って総括したいと思う。今回はPART1ということで前半戦を。
第1試合:30分一本勝負
高木三四郎&○リッキー・フジ(8分41秒 9999→片エビ固め)●菊タロー&ジ・ウィンガー
この顔ぶれだと、だいたいイロもんな試合になるのは明白だし、それ以前に華々しい大会のオープニングをつとめるには相応しいメンツである。引退試合がある大会なら、ベストな選択だろう。
天龍ムーブを取り入れていたのはさすがだな、と感じた。どちらかといえば笑いとは縁遠い激しいプロレスを笑いに昇華できるのは、菊タローの実力と、受けて立つ大社長とリッキーが見事だったからだ。
最後リッキーが菊タローに勝つあたりもお約束とはいえ、安心してみていられた。オープニングに相応しいお祭りバウトだった。
第2試合:30分一本勝負
里村明衣子&●カサンドラ宮城(9分29秒フロッグスプラッシュ→体固め)○仙台幸子&DASHチサコ
実はセンダイガールズ自体じっくり見る機会はそんなにない。一時期は所属選手がごっそりいなくなり、大丈夫か?と思っていたが、新人がはいり、俄然盛り返しつつある。
ガイアのイメージが未だ強い里村明衣子だが、今や長与の弟子というより、天龍に殴られた最後の女子選手という称号をもらい、なんか少し変わった気がする。それまでは何か頑なに変わろうとしてない印象があったけど、今は激しさ+柔軟性が出てきたという感じがする。
パートナーにこれまた規格外のカサンドラ宮城がいるせいもあるんだろうけど、ヒールとしてはまだまだながら、キャラとしてはかなり面白い。本人に会ったからいうわけではないが、画面で試合みて、「これなら生でみたい」と思わせる何かがあった。新人らしからぬ度胸のよさは利点として伸ばしていってほしい。
同じ山口県人としても応援したいし、ぜひご当地の先輩、大谷晋二郎を凌ぐ活躍をしてほしい。
一方の十文字姉妹は近年珍しい姉妹のタッグ屋で、ここぞという時の畳み掛けはさすがだと思った。仙台幸子の引退は残念だが、もともと全女が定年制を設けていたくらい女子選手の旬は短いものと考えれば妥当かもしれない。
でもこの試合のおかげで来年はぜひ機会を作ってセンダイガールズを観戦に行こうと思う。
第3試合:30分一本勝負
獣神サンダー・ライガー&筑前りょう太&グルクンマスク&●ドラゴンJOKER&シマ重野(11分16秒SAYONARA→片エビ固め)TARU&空牙&怨霊&○FUJITA&ヤス久保田
※ドラゴンJOKERがマスクを取って正体は進祐哉
個人的にはまずみることのないシマ重野の試合がじっくり観戦できたのはありがたかった。人によっては筑前がその対象になるのかもしれない。でも筑前って新日に上がっていたし、K-DOJOにもいたせいか、あまりプレミア感はないかなあ。実際歓声を1番浴びていたのはライガーだし、ブーイングが出たのはTARUだし。
シマ重野ってどんな選手かあまり知らなかったけど、まあまあできるかなという印象。しかしこれだけアクの強い中で存在感を示すのはなかなか大変なはずだ。
そういえばライガーとTARUなんてふたり合わせたら100歳こえているんだよなあ。二人とも本当に元気だ。同年代としてみていて嬉しくなる。ぜひ天龍の年齢まで現役にチャレンジし続けてほしいなあ。
多分試合的にはドラゴンJOKERが主体になるよう、両チームのベテランが配慮していたように思う。最後のマスク剥ぎはFREEDAMS歴が長いFUJITAが、介錯したと捉えた。だけど、バックステージではライガーとFUJITAが口論していたし、次に繋がるんだろうか?
あと実況も解説も選手を知らなさすぎ。そりゃシマ島野のデータまでそろえろとは言わないが、FREEDAMSは関東拠点の団体なんだからそこに所属する進のことくらいは知っておくべきだろう。
第4試合:30分一本勝負
グレートカブキ&○KAI&舞牙(8分57秒スプラッシュプランチャ→片エビ固め)グレード小鹿&葛西純&×杉浦透
こちらは100歳どころか、軽くオーバーしているカブキと小鹿がいる。最近はトラースキックもあまりやらないカブキが珍しくキック連発して張り切っていたし、小鹿は73とは思えぬ身軽さでロープワークを楽々こなす。とんでもない人たちだ!
この中では杉浦の張り切りぶりが、老練な小鹿やカブキと対極に位置して目立っていた。普段は暑苦しい感じもしないでもない杉浦だが、枯れたやり手が目立つ試合では、むしろ好ポイントになる。で、やはり葛西がその辺をよく理解していて、サポートに徹していたのがさすがだなあと思った。自分の見せ場は作ったうえで、おいしいところを杉浦や小鹿に回す芸当はこの中だと葛西にしかできないだろう。
皆が皆、天龍イズムを継承しようとやっきになっている中で、一歩引いたうえで、全力ファイトをしていた阿修羅イズムをこの日の葛西に感じた。阿修羅原と葛西では、レスラーとしてのタイプはまったく違うんだけど、こういう形でパートナーをたててもらえると、阿修羅の姿も思い浮かべられる。やっぱり天龍の陰に阿修羅ありを実感できた。
それはかつてタッグ屋としてならした小鹿や、ジョンテンタなどのサイドに立ってプロレスのイロハを教えていたカブキの姿にも思いをはせられる結果にもなった。試合自体は小鹿とカブキのサイドストーリーありきな形で進んでいたようだけど、この試合の陰の立役者は葛西だったと思う。
第5試合:30分一本勝負
ケンドー・カシン&○小川良成(10分47秒首固め)●NOSAWA論外&新井健一郎
個人的にはあまり好感が持てない小川と、なんでここまでマスコミにもてはやされるのかがわからないカシンのチームはいうほど魅力的とは思えなかった。まあそれをいうとこの中でちゃんと見たい選手はアラケンだけになってしまうけど、共通して言えるのは皆プロレスがうまいことである。
まあ、だからNOAHでは成り立たないであろうタッグも成立したわけだし、それは「それでよかったかなと思う。天龍同盟の中では小川は異色というか、あまり天龍の色を感じない選手だけど、したたかに生き残ってきてまさか50手前まで一線で活躍するようになるとは思わなかった。
というか、個人的には小川より折原にいてほしかったんだけど、難しいのかなあ。
第6試合:30分一本勝負
北原光騎&土方隆二&●那須晃太郎(13分8秒 腕ひしぎ十字固め)中嶋勝彦&○佐藤光留&橋本和樹
やっぱ天龍引退にいてほしいという意味では北原もそのひとり。まあかつて散々プロレスをくさして総合のほうに行きかけたことはマイナスだけど、天龍への思慕がそれを断ち切って?プロレスに呼び戻された。
正直若いころの北原は使えない選手だったけど、年齢を経て、大病を経験してプロレスを外からみたことで、変化があったのか?実にプロレスがうまくなっていた。
まあ、このメンツだと北原が苦労する必要はそれほどないのだけど、やっぱ現役で総合を掛け持ちしているひかるんや、血気盛んな橋本と絡むと昔の血が騒ぐのだろうし、天龍の引退=WARの幕引きということも脳裏にあったのかもしれない。
WARの解散自体も北原からすれば不本意だったろう。最後にけじめをつけにきたというのもいかにも北原らしい。ジャパンでデビューし、全日に吸収されたころほぼ同期だった小橋は引退、菊池もセミリタイヤ状態となれば、やっぱ思うところもあったのだろう。これだけのメンツがいながらやっぱり北原を追ってしまう自分がいたことにも気が付いた。
第7試合:30分一本勝負
越中詩郎&○嵐(9分54秒 パワーボム→エビ固め)太陽ケア&●相島勇人
そりゃ所属時期が違うとはいえ、全日経験者というくくりならば、確かにそうだが、相島は馬場全日の経験者ではないし、ほかの三人はそれぞれの経緯で全日を離脱している。だから正直言ってこれが全日だ!という感じはしなかった。ケアもWRESTLE-1が主戦場だし、越中は新日時代の印象が強すぎる。嵐に至ってはどっちかと言ったら泥を塗った格好の選手だし。
でもそんな全日の鬼っ子たちがたまに帰参するとしたら、今の全日本よりは天龍引退の場がふさわしいのもまた事実。
だが、ルーテーズ杯を三沢と競っていたころの越中はもうここにはいない。そもそもタイツだって赤ではないし、ひげにも白髪が混じっているのをみると時の流れを感じずにはいられない。それでも往年の技を出すと大歓声が起こる。やっぱ越中もできればいつまでもみていたい選手のひとりである。
できることなら、天龍のようにおしまれてやめるのも悪くはないかもしれないけれど、天龍が続けられなかった分まで長くプロレスをしてほしい気持ちもある。そういう意味ではちょっと複雑な気持ちになった試合だった。
第8試合:30分一本勝負
鈴木みのる&●村上和成(13分7秒 ワキ固め)○藤原喜明&高山善廣
実況のアナウンサーは「高山のロングバージョンのテーマ曲」って言っちゃったのはマイナス。
正確には高山のテーマ曲が前奏に使われたワルキューレの騎行(組長のテーマ)なんで、そのあたりは気をつけてほしかった。日テレといえばテーマ曲なんで、やはりそこは指摘しておきたい。
ちなみにみのる組も、村上のテーマ曲が前奏に使われた「風になれ」で、やはり特別バージョン。この大会ではテーマ曲に工夫が施されていた。この辺りの気配りは特別感が感じられて素晴らしいと思った。
一応U系で括られていたこの試合だが、高山とみのるはノアでやりあっている関係もあり、今更UWFでもないし、組長は変幻自在、となると、格闘色をまといつつ、危険な匂いを放つ選手は村上しかいない。一応猪木分派ながら、今や暴走王、小川や藤田和之がちんたらしている間に、プロレスラーとしての幅を広げている村上は、組長ねらいで場外乱闘。このあたりもよくわかっている。
しかし、いつもならテロリストモードにチェンジする組長が前半は受けに回る展開。かつての弟子であるみのるや、村上がどう出てくるのか、見定めている感じがした。
そんな組長と最近組む機会が多い高山は割と組長を信頼してか、必要以上にカットにはいらない。
だが、必要以上に追い込みすぎると組長は牙をむく。みのるが不用意に出したつま先をあっという間に決めたシーンは白眉!そのあとも、かつて組長の師である猪木にやられた「(アキレス腱固めの)角度が違う!」を、決められたみのるが使って挑発。これに角度を変えて決めに入る組長は涼しい顔!墓穴を掘った形になったみのるはたまらずロープエスケープ!
最近はあまり相手をたてはしないみのるが、まるで組長の見せ場を作ってみせているかのようで、組長がそれに気持ちよくのっかる感じがした。もちろん鉄柱に頭をぶつければ、一本足頭突きの呼び水である。
長い間プロレスをみていると、まさかこんな形で組長とみのるが絡む時代が来ようとは思いもしなかった。それだけでも感慨深いが、昭和プロレスをギリギリ知るみのるが、昭和プロレスとはかくあるべし、を両国に届けた試合になったように思う。
最後はお得意のカウンターのワキ固めで村上をズバリと切った組長。体力的な衰えを技術でカバーする昭和プロレスラーの矜持をみせてもらえた試合だった。
第9試合:30分一本勝負
長州力&○石井智宏(13分46秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め)齋藤彰俊&●河上隆一
さて、昭和で欠かせないのはやはり長州である。パワーホールが鳴るや、満員の両国は大長州コール!本当に昭和が蘇ったような気がした。
放送席はどうも長州と河上の絡みという視点でこの試合を捉えたいように感じたが、私はむしろ天龍と長州の教えを第一線で体現している石井に注目していた。
新日のNEVER戦線の立役者である石井と、大日の若頭河上が絡むこのカードは密かに期待していた。ひざの怪我をおしてこの試合にかけた河上の意気込みが石井に届くか?ベテランながら、未だ最前線で闘う斎藤彰俊が、かつて永田とビッグマッチの第一試合をつとめて沸かせていた頃のような、ぶつかり合いを長州や石井にみせてくれるか?
果たして刺激的だったのは長州以外の3人の絡みであった。しかしいくら衰えたとはいえ、少ない技で効果的に見せ場を作り、佇まいだけで、リング内の空気を変えてしまう長州の地力はさすがとしかいいようがない。天龍同様一発の破壊力は往年時とは比べようもないけど、見るべきものはあった。
でもやはり今後みたい絡みとしては、どうしても長州以外の3人がシングルで絡んでいってほしい。NEVER戦線はまだまだ拡大できる余地はあるし、そこに河上や彰俊が加わるとなお刺激的な予感がしてくる。
河上が復帰したあと、他団体ならぜひ石井、彰俊とは何らかの形で接点を作る機会を与えてもらいたいと切に願う。
第10試合:30分一本勝負
諏訪魔&○岡林裕二(18分52秒ゴーレムスプラッシュ→片エビ固め)藤田和之&●関本大介
諏訪魔と藤田和之がブーイングを受けた最大の理由がみていて分かった。藤田は観客に媚びずに己のスタイルを貫いたつもりで、実はそういう自分に酔っていただけ。そして諏訪魔は観客の大日本コールに媚びて、天龍引退試合を隠れ蓑にして、プロレスをしようとしただけ。
そもそも武藤全日に入団した諏訪魔となんちゃって闘魂伝承者の藤田が、さも双方の代表面して出てくるのがおかしいし、今更全日対新日の2団体時代の対立構図で、この試合を煽ったマスコミの頭も古すぎる。藤田も諏訪魔も、ある意味そのマスコミに踊らされて、さもファンが自分たちの試合を求めていると勘違いしたのであれば、それも自分が見えていない証拠。
そこへ行くと関本も岡林も自己主張は控えめながら、いつも通りの全力ファイトで、観客に媚びることなく、引退興行に花を添えるプロの仕事をしていた。そりゃ大日本コールがおきるはずである。
お客も天龍の引退興行で、大日本コールなどそぐわないことは百も承知していただろう。しかし、ああでもしないと収まりがつかないという気持ちもよくわかる。藤田もどうせやるならブーイングを貰って喜んでいるのではなく、会場で暴動を数々おこしても「どうってことねえよ」と言い放っていた、師・猪木くらいの居直りをするんならまだよかった(あれはあれで問題あったけど)
「自分は悪くない。悪いのは全部諏訪魔だ!おれは年末に来いっていったのに、あいつは逃げた!ブーイング飛ばすお客も分かってない!」という態度の藤田のどこに闘魂伝承者の資格を見出せよう?
諏訪魔も諏訪魔で、プロレスに日和ったかと思えば、藤田にブチ切れて試合を壊しかねない有様で、あれを王道プロレスというのは、頼むからやめてほしい。あれを「危険な匂い」とか「不穏試合」とかいう形で煽るのだけなら、マスコミは無責任な野次馬とどこが違うのか?
あの大「大日本」コールには、「俺たちはプロレスを見に来ているんだ!」というお客の気持ちとそれが伝わらないやるせなさが感じられて胸が痛かった。
関本と岡林を見るがいい。彼らは己の肉体のみで会話し、誰も口撃で責めてはいない。あのシンプルなぶつかり合いがプロレスの最大の魅力であり、それが伝えられない諏訪魔と藤田はプロ失格だとしかいいようがない。
第11試合:60分一本勝負
○オカダカズチカ(17分27秒レインメーカー→片エビ固め)●天龍源一郎
数あるレジェンドの中で天龍がなぜ特別なのか?それは安定に甘んじようとしたらいくらでも出来たはずの人生にも関わらず、常に挑戦者であり続けたことである。
しかし、これはとんでもなく難しいのだ。そもそも革命とは現状を打破し、よりよい現実を手に入れるためにおこなうもの。だから安定をー度手にしたら、革命家は革命家ではなくなるのだ。
もし、終生革命家であり続けるのであれば、永遠に政権与党にはつけないのだ。だが、革命に費やす途方もないエネルギーを考えたら、見返りがほしいのも人として当然なのだ。
だが天龍は終生革命をやり続けた。もしSWSが成功していたとしても、天龍のことだから意地でもSの中で野党であり続けただろう。大相撲を志半ばで去らねばならなかったことが、原動力ではあったのは想像に難くないにしても、これは尋常ではないへそ曲がりである。
しかし、それが例えば「見に来てくれるお客さんのため」が1番に来て、「自分のやりたい」が2番目にきてしまうと、これもやっばり続かない。結局人間が飽きずに物事をやりきるには、「〜せねばならない」使命感以上の「〜したい」という強い願望がない限り無理な話なのだ。
それを例えて「腹いっぱいのプロレス」とはうまく表現したものである。自分がまず腹いっぱいになって、それを見てくれている人がついでに満腹になればいいという形だから、無理なく難しいことを続けてこられたのだ。
そうはいっても、常に「〜したい」が1番にあったわけではないだろう。人間のやることだから優先順位が入れ替わることだってあるし、やりたい形にできない自分にイラついたりしていただろう。
前代未聞と周囲はいうけど、やはりオカダ戦は天龍が望んだことなんだな、というのは見ていてわかったし、引退する期に及んでなお、満腹を求めている、その姿勢に驚嘆した。
プロレスに限らず、身体が動かなくなれば引かざるを得ない競技はたくさんある。だから満腹になれずに去る選手の方が多いはずだ。そういう人たちは大概引退にあたり、何とか理由をつけて自分を納得させようとする。でもそれは本意ではないから、引退後にぶれ出して結局現役復帰してくるのだ。
おそらく天龍が、現役復帰することはない。それはおろかプロレス界に関わることもないだろう。たまに表彰されて出てくるくらいかな?しかし、たぶん今もなお空腹であるはずの天龍は、次に満腹になれる何かを探し求めて生き続けるだろう。
それが終身革命家・天龍源一郎なのだ。
最近のインタビューやコメントをみると、オカダも「飢える快感」に味をしめた感がある。それは棚橋にも中邑にもないと私は思う。「〜したい」と願いリングに立つオカダは、見た目変わらなくても、内心は必ず変容を遂げているはずだ。
そして、天龍最期の相手の座を渇望をしながら満たされなかった鈴木みのるがこのまま黙っているはずがない。
この2人が飢えている内は、プロレスはまだまだ面白くなるだろう。そして2人に限らず、「〜せねばならない」という思いでプロレスのリングにあがるものには、天龍がどこからかキツイ檄を飛ばしてくるかもしれない。それをやらせないために、特にオカダにはもっともっと飢えた王者になってほしい。満たされたレインメーカーなんか誰も見たくないんだから。
番組の構成もよくできていたし、日テレのカメラでないにしろ、中継も満足度が高かった。反面、もう少し実況席はちゃんとした知識を持った人をそろえてほしかった。まあ、あのレベルではお世辞にも天龍引退という大看板を受け持つ器ではないことだけはわかった。プロレスの中継って意外と難しいんで、やっぱできる人をあててほしい。
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