19時女子プロレス35(2010年9月1日・水・埼玉アイスリボン道場)
第一試合アーカイブ
イントロダクション
帯広がクビと足首に慢性的なケガを抱えているので本人は「欠場など有り得ない」と試合前さくらさんの前でブリッジしたらしいが、足首痛めているのでブリッジにならなくて頭から落っこちたらしい。
それを見てさすがの独裁者も「ダメだ、こりゃ」ってことになって9月早々帯広はMCに、で代打出場が都宮ちいになったというわけらしい。
しかし相変わらず帯広は進行になれていないのでほぼカンペ棒読みで司会進行している。大丈夫か??
まあ実況がいつものGENTAROなんでそこのところは安心だったんだが^^
キャリアは真琴の方が先輩。当然19時では初顔合わせ。
試合前インタビュー
試合前インタビューでは真琴が「アキバ系の魂を持つちいとシングルだけど、自分は対仙女のキャプテンなんで負けられない」と。そして「なにげに怖いのはレフェリーさくらさんの視線」となぜか対戦相手よりレフェリーにおびえている真琴^^
一方のちいはカメラを向けられてもインタビュー拒否。なんでも急に決められたので不機嫌になっているとテロップが...
てなんでそんなテロップ用意しているんだ?
この時点で100%ちいは三味線ひいていると誰しもが確信したのだが、実はちいの思いは別なところにあったのだ。
リング上では自らのほおを張って気合い入れるちい。いつもと何かが違う。
[対戦カード] 15分一本勝負
△真琴(時間切れ引き分け)△都宮ちい
5分経過まで
ゴングと同時に手四つからヘッドロック。アームホイップなど基本に忠実な動きが続々でてくる。ワザが軽いというカキコもあったが、当たりが強ければいいと言うのは間違い。こういう基本的なムーブでお客をうならせないと銭は取ってはいかんのだ。
リストロックからアームロックの攻防がしばし続く。どっちも攻勢を取ろうとして必死だ。これは見応えある。急遽決まってモチベーションが低いというのはありえないとは思っていたが、ここまでの展開は見事。
アームロックから真琴がヘッドロックに行くとすかさずワキ固めに入るちい。なにげにこういうポジション取りが抜群にうまい。関節技とか固め技がクローズアップされがちだが、常に下にいても攻勢を取り続けるというのは実は大変なことなのだ。
そしてワキ固めからキーロックへ移行。真琴必死で暴れてエスケープ。再びスタンドになってハンマーロックの攻防から今度は真琴がチキンウイングアームロック。
更にダブルリストロックからローリングしてのバックの取り合い...
ここをくるっとかえして真琴がフロントネックを決めにかかる。
しかしここをまたしてもワキ固めで切り返すちい。そしてアントニオ猪木がアンドレをギブアップさせた馬乗り式アームロック(これは実況でGENTAROも言っていた)に移行するちい。
だが、これをまたしても丸め込んで今度は真琴が膝十字。ここで5分経過。
10分経過まで
これは決まったかのように見えたが、ちいはここから逆にアキレス腱固め。ロープに逃げようとする真琴をひっくりかえして執拗に攻めるがここはロープエスケープされる。
ブレイクして再びリストロック。しかしそのちいの膝に蹴り入れる真琴。ヘアーホイップから踏みつけ。更にコーナーから膝蹴りをちいの顔面に入れていく。
ここでブレーンバスター狙いに行く真琴だがちいが逆ブレーンバスター。そしてロープにふられた真琴がカニばさみのような体勢でちいの足を取って膝十字。これはブレイクできたが、続けてコーナーに登った真琴を起き上がったちいが迎撃...しようとして逆にたたき落とされる。だが、耳元で大声を出すという女子ならでは?の展開に真琴リング下に落ちる。
それをちいが追って場外手すりに腕を固めてカメラに向かってVサイン。
だが真琴も場外鉄柱にちいを振った...が逆に振り返されて真琴が激突。するとちいが鉄柱に登りはじめてそこからフットスタンプ...は真琴がよけた。
そして真琴がちいにのっかって「萌え萌えキュンキュン」。そうか、リング上ではさくらさんの視線があるからできないよな^^
先にリングインした真琴をちいが追う。しかしやはり膝への攻撃がきいているのか
動きがスローになっている。
ここで10分経過。
状況はやや真琴有利か。
残り30秒前まで
ただ、ちいも黙ってはいなかった。真琴の膝に低空ドロップキックを決めるとオクラホマロールからちいちきん(変形三角締め)に移行。絶対の切り札を出してきた。いよいよちいが勝負に出てきた。
そしてコーナーからミサイルキックを真琴のみぞおちめがけて3連発。
「まだだー」と叫んで更にコーナーに登ったちいを真琴が迎撃。しかし二度目の大声攻撃...を真琴が口を塞ぐという手で反撃。しかしこれをふりほどいて結局「わーーーーーーっ」という金切り声で真琴悶絶。
だが、真琴がちいを捕らえて反り返り式のキャメルクラッチで締め上げても エスケープするちい。
真琴も畳みかける。ボディスラムから側転してのWWニーにいくところをするっと体を入れ替えたちいがワキ固めでこれを切り返す。
ここを逃れられたちいはロープに降った真琴がクロスボディアタックを決めてきたところにまたしてもワキ固め。そして反転して逃げようとした真琴を今度はキドクラッチ。
残り時間30秒。
15分時間切れまで
両者エルボー合戦。一歩も引かない攻防。あっぱれだ。真琴が無気力キックからチョークスラムにいくところをサムソンクラッチで返すちい。
そして続け様にチャンゴから強奪したジャングルクラッチが決まったが、ニアロープ。
そしてここでタイムアップ。
19時初の時間切れ引き分け。リング上で号泣するちい。これは三味線なのか...
両者インタビュー
とにかく勝者も敗者もいないと言うことで二人とも同時インタビューということに。
ちいは泣きじゃくりながら「憧れの真琴さんに一回も勝てていなっかった。今日は(真琴越え)できると思ったのに...」とこの一戦にかけていた「想い」を吐露。そこまでの思い入れがあったのね。だからあの悲壮感があったワケか。あまりのちいの泣きっぷりにあのGENTAROが慰めモードに入っていたくらいちいは泣いていた。
一方の真琴は「キャプテンになって勝てなかったのは悔しい」とこちらも悔しさをあらわに。
なぜかここでさくらさん登場。「二人とも帰って。勝つか負けるかの試合しているのに引き分けが一番よくない。敗者も勝者もいないなんて一番つまらない」とばっさり切り捨てて二人を強制退場させる。ひでえ...^^
しかし内容に関してはさくらさんも満足していたようで「最近の彼女たちの練習は見ていないけど、前半で彼女たちはレスリングが楽しくなっちゃっていた」と分析。それをGENTAROが「レスリング.ハイ」と表現していた。言い得て妙かも。
ところが告知でーす、といってきた割りにカードは未定という。帯広次第ということらしいので「GENTAROさんでない?」と即日オファーするさくらさん。「当日オファーを積み重ねてきた結果が今のアイス」と開き直っていた^^
エンディング
そして帯広に続く新人が欲しいという。まあ独裁者曰く「帯広が後輩いじめしているから後輩が育たない」といっていたが^^それはき明らかに濡れ衣だろう^^
しかしプロレス教室の生徒さんは増えているそう。だが、さくらさんは「9.23アイスリボンの一員として参加してくれる新人大募集」と勝手なムチャブリをしてさっさと去ってしまった。
いや、またどうせいつもの思いつきなんだろうけど、なにげに「帯広より目立つのがいて(帯広の地位を)脅かしたりして」とかいいながら「幅広えみとか...あ、自分で言っちゃった」と墓穴掘っていた。この「幅広えみ」発言がリフレインしてしまい、せっかくの試合の余韻が台無しに...
おいっ!!
後記
ということで次回は9月3日。果たして帯広復帰なるのか。そして帯広を帯やかす新人が出てくるのか?
まあアイスではなく19時に入れるというのも手だけどね。どうなるのかな??