新日本プロレスSTRONG ENERGY 2003第四戦(2003年4月22日(火)福岡・西日本総合展示場新館A区画:観衆1400人:満員)
イントロダクション
ここ4日ほど平均睡眠時間が4時間。かなり意識朦朧としたままどうにか仕事をやり終え、通院後会場へ。
オープニング
前日の宇部大会でも感じたことだが、係員全員が妙に必死。
売店も試合後まで開いているし、ファンクラブ入会の案内もしつこいくらい繰り返される。インディーだとスタッフ.レスラーの熱心さは好感もてるが、メジャーにそれやられると逆にひいてしまう。
あぐらをかいて企業努力もしない新日本は好きではないが、仮にも業界一位の団体ならもっとでーんと構える余裕が欲しい。
それさえないのかと思うと悲しくなってくる。
更に指定席後方の最安値の席は並べられてもいない。結局他の席(中列リングサイド席)に振り替え。
インディーや女子では体験済みだが、とうとう新日本までこんな事をやるようになったとは...
第一試合:15分一本勝負
○田口隆佑(9分30秒 ドロップキック→体固め)山本尚史
昨日とは違い好感のもてる第一試合らしい試合。ドロップキック一発で試合が決まるという珍しいフィニッシュという落ちまで付いた...。
第二試合:20分一本勝負
後藤達俊&○ヒロ斉藤(10分3秒 セントーン→体固め)エル・サムライ&●矢野通
熱狂的チーム2000ファンとおぼしきだみ声のおっさんの声援がヒロ.後藤組に飛ぶが、実にいつも通りの試合をきっちりこなす。
素晴らしい。ちなみにこのおっさん「日明(ひあかり)港にたたき落とすぞ!」などといっておりました。
会場裏に本当にそう言う名の港があるのです。ちなみに近くには前田という地名も存在しますが、これは余録。
第三試合:20分一本勝負
金本浩二&○邪道&外道(13分45秒 クロスフェース・オブ。JADO)ヒート&タイガーマスク&●ウルティモ・ゲレーロ
このカードの最大のミステークはルードのゲレーロをリンピオに入れたこと。
昨日の良さの10分の一も出ていない。逆に他の5人の良さは出まくり。勿体ない...。
第四試合:20分一本勝負
○AKIRA&スペル・クレイジー&アステカ(10分38秒 ムササビプレス→体固め)獣神・サンダーライガー&レイ・ブカネロ&●藤田ミノル
ブカネロとクレイジーの絡みは最高。素晴らしい。華☆激本戦で尾骨陥没骨折の重傷をおっているアステカはチームのつなぎに徹していたが、生き馬の目を抜く新日本では一歩下がった姿勢は逆にマイナスかも。
藤田が生き生きしていた分、逆に目立たなかったかなと。万全の体勢でないのが残念。それでもクレイジーとのタッグは往年の夢ファク再びの連携の良さがでていた。
第五試合:決着!三番勝負Ⅱ~第一戦:20分一本勝負
○飯塚高史&垣原賢人(スリーパーホールド→レフェリーストップ→TKO)魔界四号&●魔界五号
怪傑ハリマオのテーマがまたいいんだ。これが。空で口ずさんでいる自分が怖い。
魔界の中ではこの2人のタッグは非常に可能性を感じる。でも試合は相変わ
らずバタバタ。
第六試合:20分一本勝負
○柳澤隆史&魔界二号(12分36秒 跳び膝蹴り→片エビ固め)天山広吉&●小原道由
またしても小原が昨日と全く変わらない役どころで轟沈。なんのためにもどってきたんだろう...
第七試合:セミファイナル:30分一本勝負
永田裕志&○西村修(9分5秒 グラウンド・コブラツイスト)安田忠夫&●魔界一号
場が安田のヒールぶりに大ヒート。純粋に怒りをぶつけられると言うのはある意味うらやましい。
星野総裁セミも含めて3回登場、マイク2回。名刺配り2回。最後は名刺がきれてしまったらしい。アピ―ルも割とはっきり聞き取れた。
第八試合:メインイベント:30分一本勝負
マイク・バートン&○真壁伸也&ダン・デバイン(17分28秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド)蝶野正洋&吉江豊&●棚橋弘至
明日のアンダー30決勝を前に燃える真壁と棚橋の絡みが中心。最後の真壁のジャーマンで棚橋の怪我が再発。
試合後棚橋は立てなくなってしまうほどのダメージが。大丈夫か?
後記
西日本総合展示場というでかい箱の割に。とにかく淋しい入り。たぶん海峡メッセでも満員にならない入りだと余計にスカスカに見える。
おまけにカードもショぼい。100万都市の大会で盛り上がりもないし、21時になったら飲食店がほとんど閉まる...本当に淋しい街という印象しかない。
小倉観戦はいつもこんな感じ。博多いった方が良かったかなぁ...とこれにて2連戦は終了。