[プロレス入場テーマ曲] プロレス的音楽徒然草 リアル・アメリカン(ハルク・ホーガンWWF時代のテーマ)

[プロレス入場テーマ曲]プロレス的音楽徒然草

プロレス的音楽徒然草 リアル・アメリカン(ハルク・ホーガンWWF時代のテーマ)

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リック・デリンジャーとは

今回は、WWF時代の「超人」ハルク・ホーガン選手の入場テーマ曲である、リック・デリンジャーさんの「リアル・アメリカン」をご紹介します。

リック・デリンジャーさんは、アメリカのギタリスト、音楽プロデューサーです。

WWFが企画したアルバム

自身のバンド「マッコイズ」でもヒットを飛ばしたほか、プロデューサーとしても活躍し、1980年代初頭、替え歌で知られるアル・ヤンコビックさんのデビューに協力し、計6作のアルバムをプロデュースしています。

また、WWFが企画したアルバム「ザ・レスリング・アルバム」(1985年)及び「パイルドライバー/ザ・レスリング・アルバム2」の制作にも参加します。

当初はホーガンではなく

この時、デリンジャーさんが提供したのが「リアル・アメリカン」でした。

しかし、当初「リアル・アメリカン」は、バリー・ウインダム&マイク・ロトンド両選手の「USエクスプレス」のために書き下ろされた楽曲でした。

USエクスプレスとは

「USエクスプレス」は1984年末に結成され、1985年にはWWF世界タッグ王座を奪取するなど活躍しますが、同年末にWWFを離脱します。

後に、ロトンド選手が単独でWWFに復帰したため、「USエキスプレス」の活動期間は、実質1年ちょっとでした。

予定通りだったら

「リアル・アメリカン」は、最終的にハルク・ホーガン選手のテーマ曲になるのですが、もし当初の予定通り、USエキスプレスのテーマ曲として使われていたら、現在まで語り継がれる楽曲にはなっていなかった可能性があります。

ちなみに、リアル・アメリカンの会場使用バージョンは静かなイントロ部分がカットされ、勇壮なギターからヴォーカルにつながる「入り」は、流れた瞬間に会場が盛り上がります。

会場でも

個人的には、ハルク・ホーガン選手がWWFを退団後、WCWにあがるまでの期間、新日本プロレスへカムバックしていた時期に、会場で何度もリアル・アメリカンを聴いています。

思い出すのは、1993年5月3日に開催された新日本プロレス「レスリングどんたく」におけるグレート・ムタ選手とのシングルマッチです。

NWA対WWF

WWFに行ってからのホーガン選手は、筋肉ボーズとギロチンドロップしか印象に残っていませんでした。

アメリカNWAの新星と、WWFが生み出したスーパースターの対峙はゴージャス感たっぷりで、これぞアメリカンプロレスという雰囲気でした。

会場が地鳴りで・・・

そして何より福岡ドームに轟いた「リアル・アメリカン」に乗って入場してきたホーガン選手に、会場が地鳴りで応えたのも善き想い出です。

しかし、新日帰りを意識したのか、この日は序盤から、師匠であるヒロ・マツダさん仕込みのグラウンドワークをみせ、WWF時代とは一味違う超人の姿を見せてくれました。

武藤対ホーガン

実は、ホーガン選手は武藤敬司選手ともシングルで対戦しています。

こちらも私は大阪府立体育館(当時)まで出掛けて観戦しました。

大味な試合?

よくムタ対ホーガンは大味な試合だったという評価を耳にしますが、個人的には大阪の武藤対ホーガン戦の方が、より大味な試合だったように記憶しています。

試合後にリアル・アメリカンが流れる中、二選手がノーサイドで筋肉ポーズを四方に決めている姿が、今も私の脳内では余裕で再生できます。

そういう意味では、私にとっても想い出に残る入場テーマ曲が「リアル・アメリカン」なのです。

追記

この記事を読んだ友人情報ですが、「リアル・アメリカン」はUSエキスプレスのテーマ曲として使われた事があるそうです。

2003年11月にIWAジャパンにて、17年ぶりにUSエクスプレスが復活した際に使われたのだとか。なかなか憎い選曲ですよね。

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プロレスオタクで心理カウンセラーの資格を持ち、両親の介護をしながらガンサバイバーとして生きる著者が、自分の人生や仕事について赤裸々に語ります。プロレスやオタク文化に関する豊富な知識や経験、心理カウンセラーとしてのスキルや活動、介護やガンサバイバーシップに関する悩みや工夫など、興味深く感動的な内容が満載です。あなたも著者のストーリーに共感しませんか?







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