プロレス的音楽徒然草 ドラゴンスープレックス
実は二種類ある!
基本的にマイナーどころのネタが尽きてきたため、そろそろメジャーどころも扱っていこうと思い、今回は藤波辰爾さんの「ドラゴンスープレックス」をご紹介したいと思います。
ただし、ざっくり分けてドラゴンスープレックスには二種類あり、一つは藤波さんが主にジュニアヘビー級時代に使用していたバージョン(演奏・JOE)と、キングレコード系に収録されているバージョン(演奏・ミノタウロス)があります。
マニア泣かせ
JOEバージョンは実をいうと、ドラディションでは現在も使われています。一方ミノタウロスバージョンは、主に他団体に出るときなどに使われています。
テーマ曲マニア的に問題なのは、JOEバージョンがCD化されていない事です。かつてジャンボ鶴田さんのテーマ曲「J」の会場使用バージョンが発売された時は、そりゃもう嬉しかったのですが、会場使用バージョンと、CDバージョンで音源が異なるケースは昔から結構あって大いにマニアを泣かせてきました。
煩雑にテーマ曲を変えている
ではなぜこういう事が起きるのか?というと、
①初期に会場で使用される時はデモ版で、後にCDバージョンに差し替えられる(演奏家は同じ)
②楽曲のクオリティ及び版権の関係で差し替えられる(演奏家が違う)
という二種類があるようで、ドラゴンスープレックスの場合は②らしいです。ちなみに①のパターンは闘魂三銃士などのテーマ曲を数々手がけている鈴木修さんの楽曲にはよく見られます。
私個人はJOEバージョン=ジュニア時代、ミノタウロスバージョン=ヘビー級時代というイメージがあるのですが、ヘビー級に転向後の藤波さんは割と煩雑にテーマ曲を変えているため、見ている世代によっては、イメージが異なることも多々あります。
JOE版CD化!
ドラゴンスープレックスは中でもメジャーな曲でもあるため、JOE版は確率的には商品化されやすいと踏んでいます(*追記*2022年8月発売のNJPWグレイテストミュージック CLASSICに収録が決定!)
かつてジャンボ鶴田選手の入場テーマ曲「J」の会場使用バージョンがCD化されたことがありましたが、できることなら藤波さんの全テーマ曲を網羅したアルバムがでないかな、と私は密かに願っております。