[プロレス入場テーマ曲] プロレス的音楽徒然草 スタフォロスの戦い(ミスター・ポーゴのテーマ)

[プロレス入場テーマ曲]プロレス的音楽徒然草

プロレス的音楽徒然草 スタフォロスの戦い(ミスター・ポーゴのテーマ)

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グインサーガ・辺境編

今回は、極悪大王の異名でFMWなどで活躍したミスターポーゴ(関川哲夫)選手の入場テーマ曲「スタフォロスの戦い」を取り上げます。

「スタフォロスの戦い」は、「グインサーガ・辺境編」というアルバムに収録されています。

作中に登場する砦

このアルバムは、小説「グイン・サーガ」のストーリーをもとにして、映画のサウンドトラック風に音楽化した「イメージアルバム」です。

スタフォロスとは作中に登場する砦(城)の名前です。

音楽担当は淡海悟郎さん

アルバムリリースは、1983年10月21日で、アニメ化される26年前に発売されています。「イメージアルバム」の音楽を担当したのは淡海悟郎さん。

プロレスファン的には「阿修羅」や「燃えよ荒鷲」あるいは、「ドラゴンスープレックス」をカバーしたミノタウロスの中心メンバーでもあります。

「グイン・サーガ」とは

「グイン・サーガ」とは、2009年に他界された栗本薫さんによる日本のヒロイック・ファンタジー小説のことです。

1979年9月の第1巻「豹頭の仮面」の刊行以来、コンスタントに巻数を重ね、100巻を越えてなお多くの読者を獲得しているベストセラー小説シリーズです。

様々な作家さんが

栗本さん亡きあと、「グイン・サーガを様々な人に語り継いでもらいたい」という遺志を受け、様々な作家さんがグイン・サーガを手掛けています。

2017年以降(141巻〜)は五代ゆうさんによる一人体制となって継続中です。

アニメ版の音楽集には

なお、2009年にNHK-BSで「グイン・サーガ」はアニメ化されていますが、この時の音楽担当は「ファイナルファンタジーシリーズ」の音楽における生みの親である植松伸夫さんです。

従ってアニメ版の音楽集には「スタフォロスの戦い」は入っていません。

比較的入手が可能

イメージアルバム「グインサーガ・辺境編」はCD化されており、廉価版も発売されているので、比較的入手が可能です。

さて、ミスター・ポーゴさんは、FMWで大仁田さんの宿敵として流血の抗争を展開しましたが、甘い話にはめっきり弱いようで、新興団体「W★ING」に突如移籍しエースに収まります。

極悪殺法のアイテム

火炎殺法やチェーン、鎖鎌といったポーゴの極悪殺法のアイテムもW☆ING時代から使いだしたものです。

このW☆ING時代の入場テーマ曲はヴァン・ヘイレンの「GET UP」になっています。

崩壊のひきがね

ところがそんなW★INGから離脱しFMWにUターンしてします。これがW★ING崩壊のひきがねになり、また多くの確執を生んでしまいました。

個人的には大仁田厚引退ツアーではじめてポーゴ三の試合を生でみているんですが、火気厳禁の下関体育館で、ポーゴさんが火炎攻撃を仕掛け、それがもとで体育館を出入り禁止になってしまいます。

立つ鳥後を濁しまくった

このように体育館の使用禁止、出入り禁止は日常茶飯事で、まさに立つ鳥後を濁しまくった極悪大王ぶりだったわけです。

そんなポーゴさんは懲りない性格なのか?95年にはまたFMWを一方的に離脱し、大日本プロレスなどのリングに上がります。

勝手に離脱を宣言

このときも観戦していますが、後のシャドウWXを鎖鎌でいたぶり、おっとり刀でグレート小鹿さんが救出に入るというシーンを目撃しています。

しかし、大日本でも勝手に離脱を宣言され、さすがに怒ったグレート小鹿さんやケンドー・ナガサキ選手とは、警察沙汰になる揉め事を起こしてしまいます。

なぜか憎めない

なのに、またもやFMWや大日本プロレスにカムバックする事になるのですから、いかに誘いがあったからとはいえ、その無節操さには呆れてしまいます。

このように素顔は極悪大王とは程遠かったポーゴさんですが、なぜか憎めないキャラクターだったなと思います。

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