プロレス謎試合~自分はこうみた!~長州力&マサ斎藤&ヒロ斎藤vs.前田日明&木戸修&高田延彦(長州力顔面襲撃事件)前編
[不穏試合] プロレス謎試合~自分はこうみた!~
明らかな不穏試合
今回は明らかな不穏試合である「長州力顔面襲撃事件」を取り上げます。
経緯については後編で述べますが、YouTubeには客席で撮影された当時の映像がUPされています。
当時でも
当時でも撮影はアウトだったと思うのですが、今となっては貴重な映像になっています。
これを見ながら、おきている状況を淡々と述べてみます。
なお、ここからは敬称は省略します。
前田に対する後押し
先に入場してるのは UWF軍で後から長州軍が入場してきます。
花束贈呈の後、選手コール。 UWF側のコールが送る時、観客の歓声がすさまじいものがあります。
特に前田に対する後押しがものすごい。ゴングがなると同時に、前田がフライングニールキックで長州をを場外に叩き出します。
不穏な空気が
そもそもこの時点で不穏な空気が漂っている。会場は大・前田コールで後押しします。
リングに戻ってきた長州になおもキックでけん制する前田。
その後ガッツリと4つに組みますが、ロープに押し付けて軽くエルボーでいます。
あまり組む気がない
長州が再び ロックアップでとるが 前田日明は腕を取りにいきます。
しかし 長州は俵返しでこれを跳ね除け、三たびロックアップにいきます。しかし 前田日明は膝蹴りからハイキックで長州をダウンさせます。
もともと前田にあまり組む気がない様子が伺えます。
一旦合体攻撃を
コーナーから前田日明が腕を固めて、長州をホイップ。
そして木戸に繋ぎます。木戸対長州の対決はスリーパーで、木戸が長州を捕獲します。しかし、ここは ロープブレイクになります。
コーナーに長州が木戸を持って行き、 一旦合体攻撃を見せますが、ほどなくしてヒロ斉藤とチェンジ。
キックの餌食
木戸対ヒロ斉藤になると、今度は木戸がヒロ斉藤をコーナーに詰め、高田延彦とスイッチ。
高田もキックの連打でヒロ斉藤を追い詰めていきます。
コーナーからコーナーに振り返したヒロ斉藤はエルボーで逆襲しますが、 2発目のエルボーを狙ったところで、高田のキックの餌食になります。
胸板に向けてのもの
なおも、キックの連打でヒロ斉藤をダウンさせる高田が、ボディスラムに行こうとしたところをすり抜けたヒロ斉藤が、ロープに走ったところを高田がキックで迎撃。
しかし下から蹴り足をすくい上げて、ヒロ斉藤がマサ斎藤にスイッチします。
マサ斉藤はボストンクラブで、高田延彦をがっちりとらえますが、前田日明がキックでカット。この時のカットは胸板に向けてのもので、長州へのキックとは明らかに違います。
UWF軍のピンチ
マサ斎藤はロープに振ってから、高田延彦をスリーパーで捕獲します。
UWF軍のピンチが続く中、 マサ斎藤は長州力にスイッチし、高田延彦をロープに振ってから、長州がエルボー。
高田を捕獲
パワースラムで高田延彦を叩きつけると、首投げから スリーパーで高田を捕らえます。
ここでヒロ斉藤にスイッチ。ヒロ斉藤がストンピングから首投げへいき、スリーパーで高田を捕獲します。
高田も抵抗を試みますが、ヒロ斉藤はスタンディングの攻撃に移行します。
ラリアットの逆襲
ヒロ斎藤は地獄突きから手刀を連打し、マサ斎藤にチェンジします。
高田延彦は木戸修にスイッチします。木戸とマサ斎藤はがっちり組み合ってコーナーに詰めていきます。
しかしマサ斉藤からラリアットの逆襲を受けてしまいます。
下から足をとって
マサ斎藤がコーナーから木戸をホイップ。そしてロープに振ってマサ斉藤が がっちりスリーパーで捕獲して、長州力にスイッチ。
木戸修も前田日明にスイッチ、前田が蹴りで長州を威嚇しますが、長州がサソリ固めにとらえていこうとするところを、下から足をとって前田が防御。
再び組み合う両者。
膝蹴りをお見舞い
そして強引に前田日明が長州をアームブリーカーぎみの脇固めに捉えようとしますが、これは ロープブレイクです。
長州がロープに詰めて前田に膝蹴りをお見舞い。
そして ストンピングをしかける長州の足をとらえて、前田は寝転がします。
顔面に張り手
再び スタンドからキックの体勢になり、高田延彦にスイッチ。
高田対長州になろうとするが、ここで長州が前田の顔面に張り手を入れます。怒った前田が突っかかっていこうとしますが、長州はサソリ固めの体勢に入ろうとします。
しかし、ここで手をほどいた長州は再び前田につっかかろうとします。
俺が相手だ
「俺が相手だ」と言わんばかりに2人の間に高田が割って入りますが、長州は全く相手にしません。
これでは試合にならないと見たのか、マサ斉藤がヒロ斉藤との連携で高田をボディスラムからサソリ固めに切って落とすと、前田の方を見やりながらサソリを決めに行きます。
ここで木戸修がストンピングでカットします。代わったヒロ斉藤が木戸にボディスラムからエルボーの連打。
ドロップキック一閃
しかし高田はチョップからロープに振って、見事なドロップキック一閃。
高田は木戸にスイッチし、木戸はロープに降ってからエルボー。
そして木戸はハーフボストンクラブでヒロ斉藤を締め上げますが、これはロープブレイク。
背後から顔面に
木戸はなおもストンピングを入れていきますが、これは長州サイドの方だったので、ヒロ斉藤がコーナーに押し込んで、長州力にスイッチします。
長州は ストンピングで、木戸を攻撃。さらに下から足をすくってサソリ固めの体勢に入ります。
ここで前田日明が長州の背中に手を置いて、背後から長州の顔面に鋭い蹴りを食い込ませます。
詰め寄っていく
なおも長州はサソリ固めをかけようとします。この時点では長州の方が冷静なように見えます。
しかし、途中で木戸の足を離し、長州は前田日明に詰め寄っていきます。
高田延彦が間に割って入り、マサ斎藤も長州力を守ろうとします。
一触即発の空気
両軍が騒然とする中一触即発の空気になり、これを察知した観客から「大・前田コール」が起きます。
興奮している前田と長州は引き離されようとしますが、長州が今度はロープ外の前田日明にエルボーを見舞います。
前田日明は顔面を差し出して「来い!来い!」と挑発します。
試合どころでは
こうなってくるともう試合どころではありません。
明らかに長州は木戸を見ていません。ここでマサ斎藤にスイッチして、木戸がマサ斉藤をとらえると、高田延彦が代わりに出てきます。
高田を今度はマサ斎藤が自分のコーナーに持って行き、ロープに振ってから ショルダースルー。
試合は唐突に
再び起こしたマサ斎藤 は長州力にスイッチします。 マサ斉藤が高田をロープに振ったところに、長州が高田へカウンターのリキ・ラリアットで仕留めて試合は唐突に終わります。
動画では観客の「長州強いぞ!」「高田、大人だ!」という声が入っています。
試合が終わってなおも長州力は、前田日明に突っかかっていきます。画質が悪いのですが、長州の目はお岩さんのように腫れているのがわかります。
異様な空気に
セコンドが総がかりで2人の中を割って入り、かなり異様な空気になっているのは間違いないところです。
会場も騒然とする中、「大・前田コール」で後押ししますが、長州は納得していない様子です。
何度も顔を拭きながら、前田の方に詰め寄ろうとします。
後編では
やがて これ以上いても仕方ないと思ったのか、先にリングを降りる長州。前田日明も去りがたい感じでエプロンにいましたが、続いてリングを降りたところで動画は終わっています。
後編ではこの事件を私なりに考察してみたいと思います。