プロレス的発想の転換のすすめ(107) 自己肯定感とプロレス
お金の心配をせずに
今回は自己肯定感とプロレスのお話です。
個人的には、今も社会に出て毎月お金の心配をせずに、日々を暮らしていけるのが夢です。
手堅く就職したが
そのために絵や文章という不安定な夢は追いかけずに、手堅く就職しました。
しかし、最初に就職した会社からは、8年余りで戦力外になってしまいました。私が30になったばかりの頃です。
より明確に
この時代から「お金に困らない生活をしたい」という夢がより明確に出てきたのです。
ところが、これが果てしなく遠いものだったとは思いもよりませんでした。
ギリギリ生活できる
二度目の再就職を果たす前に、私にはアルバイト期間が約9年ほどあり、このときは切り詰めればギリギリ生活できるレベルでした。
一見するとうまくいった再就職でしたが、給料は固定給になり、時間給時代より給料は安く労働時間は長くなりました。
店ごと戦力外に
この職場にも約3年ほどで店ごと戦力外にされたのです。
こんな状態でもなお「自分には価値がある」という根拠のない自信がある方は、多分精神疾患になることはないでしょうね。
2年近いブランク
実際、幼少期には両親に自分を否定されて育ち、社会に出てからは更に追い討ちをかけられ、ズタズタにされました。
挙句、うつになり自分の人生に2年近いブランクを作ってしまいました。
それでもなお
ここから自己肯定感を上げていく作業をしていくわけですが、なんとなく上手く回り始めた時に、介護がスタートし、コロナ禍でトドメを刺されました。
しかし、私はそれでもなお生きてこられました。
まもなく30年
2022年10月1日に逝去されたアントニオ猪木さんは、ご生前に「人は歩みを止めたときにそして挑戦を諦めたときに年老いていく」という言葉を遺されています。
最初に「お金に困らない生活をしたい」という夢を抱いてから、まもなく30年になります。
自己肯定感のベース
猪木さんの言葉を借りれば、私は決して歩みを止めなかったし、諦めもしませんでした。
それがあっているのか、間違っているのどうかはわかりませんが、間違いなく現在の私には自己肯定感のベースになっていると感じています。
夢がかなうと
もちろん、数えきれないくらいに絶望してきたし、やってきたチャレンジは実を結んだとは言いがたいものがあります。
しかし、見方を変えれば、夢が叶えば、私は歩みを止め、チャレンジしなくなるかもしれません。
完全コピーは・・・
そういう意味では、私の中の猪木イズムが、歩みを止めさせず、チャレンジし続けるように仕向けているのかもしれません。
とはいえ、やはりお金の心配はしないにこした事はないですけどね。
猪木さんは晩年までお金には困っていた印象なんで、燃える闘魂の完全コピーはしたくないのも本音なのです。