[プロレスコラム] プロレス想い出回想録 さよなら博多スターレーン(終) がむしゃらプロレス編

[プロレスコラム]プロレス想い出回想録
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スターレーンとがむしゃら

大日東京女子DDTと、長い長い観戦記を3本書いても、まだ博多スターレーンへの想いは語るほどあるのですが、いったん平成が終わるタイミングで締めたいと思います。

最後はがむしゃらプロレス編です。ここ10年の観戦チケットは、ほぼほぼプロレス居酒屋がむしゃら経由で入手しているので、本当にありがたい存在です。そんなプロレス居酒屋がむしゃら、ならびにがむしゃらプロレスと引き合わせてくれたのもスターレーンでした。

三部の計で

私ががむしゃらプロレスを初観戦したのが2009年11月でした。当時は今以上に体調不良でしたので、現在のように毎週末ごとにプロレス観戦なんかしてはいられなかったのですが、がむしゃらプロレス観戦がきっかけで、少しずつ観戦数を増やしていけました。

そして同年12月。博多スターレーンでは、年末恒例の博多三分の計が開催されていました。当然三団体観戦は無理でした(結局、三団体通しは一回だけやりました)ので、私はDDT一択でチケットを購入し、中に入ると、11月にみたことのある集団が客席にいて、それが当時のがむしゃらプロレスの皆さんでした。

観戦記の方

いろいろ迷った挙句思い切って声をかけると「観戦記の方ですか?」と認知してくださっていたので、ありがたかったですね。この出会いが、その翌月、年明けの一月にプロレス居酒屋がむしゃら初訪問につながっていくことになりました。

スターレーンでも試合した

がむしゃらプロレス自体は、博多スターレーンで試合していませんが、がむしゃらプロレス所属選手の中には、DDTマットで試合している選手もいます。

その大会の観戦記はこちらから!

結果的にこの一例ががむしゃらプロレスにとって唯一のスターレーン体験になりました。

FREEDOMSとの関係性

がむしゃらプロレスというと、この10年で欠かせないのは、プロレスリングFREEDAMSとの関係があります。博多を差し置いて毎回北九州で大会が開いてくれる貴重な団体であります。

この間代表の佐々木貴選手(殿)とお話しした際に、私は殿が初めてスターレーンで試合した大会(CMLLルチャウォーズ)と、殿が最後にスターレーンで試合した大会(FREEDAMS唯一の博多スターレーン大会)を観戦していたことが判明し、これもご縁だな、ということを痛感させられたのでした。

久保さんとの出会い

さて、話をプロレス居酒屋がむしゃらに戻しましょう。

奇しくも博多スターレーンの閉館日に長年プロレス居酒屋がむしゃらで、焼き鳥を焼いてきた久保希望選手が、一身上の都合で退職されました。実は久保さんの退職発表のだいぶ前に、スターレーン三団体観戦を決めていたので、その前に久保さんとは先にお別れを言いに行ったのです。

久保希望選手の試合は、多分2004年の井筒屋パステルホールが最初の観戦になるはずでした。しかし、この時は仕事の都合で遅刻してしまい、久保さんと亡くなられた川上慎吾選手の試合を見ることは叶いませんでした。

かなり怖い

とはいえ、当時久保さんがホームリングにしていた、プロレスリング華☆激には通っていたので、程なく観戦の機会は訪れました。

ところがこの時代の久保選手は、ブラックジャスティスというヒールユニットに所属しており、実はかなり怖いイメージが私にはありました。

ですから、最初にプロレス居酒屋がむしゃらへ訪問する時は結構緊張したのを覚えています。

心配は杞憂

まあ、私の心配は杞憂に終わることになるんですが、これはがむしゃらに訪れたことのある方ならおわかりいただけるでしょう。お店での久保さんはいつも笑顔を絶やさず、柔和で腰の低い店員さんでした。

それからはいろいろな話をしましたね。金曜夜八時の時代を知らない世代でもある久保さんを相手に、黄金期の昔話を延々としては、ご迷惑をかけたことも数知れず(笑)本当にお世話になりました。

3月31日は・・・

正直、久保さんのラスト勤務になった31日もいくつもりではいましたが、DDTの試合開始時間が午後7時からでしたので、あまり遅くにお邪魔してもご迷惑をおかけしてしまいます・・・とか言いながら、結局大会終了後新幹線に乗って、小倉駅からがむしゃらに直行してしまいました。

その理由はひとつ。スターレーンでもらった椅子に久保さんのサインを入れていただくことでした。久保さんの退職日とスターレーンの閉館が重なったのも何かの縁でしょうし、久保さん自身もスターレーンで試合を何度もしています。

そんな久保さんだからこそ、九州代表としてサインをいただくにふさわしいと考えたのです。よくよく考えたら、最後になる人に餞別を渡しもしないで、もらうだけもらおうという姿勢はどうかとは思うのですが、観戦後のハイテンションで、この時はそんなことも気になりませんでした。

旅は道半ば

「自分なんかでいいんですか?」と最後まで低姿勢の久保さんは快くサインをしてくださり、記念撮影までしていただきました。ありがとうございました。そしてお疲れさまでした。

久保さんの勤務は終わり、スターレーンも閉館しましたが、私とがむしゃら、私とプロレスの付き合いはこれからも続いていきます。もちろん選手としての久保さんとは、早速4月6日に再会しますしね。平成が終わり令和が始まっても、まだまだ私の旅は道半ば、なのです。

(プロレス想い出回想録さよなら博多スターレーンはこちらから)

プロレス想い出回想録
プロレス“ザ・モンスター”ハラダが自らの体験を赤裸々に綴った回想録記事です。長い期間プロレスを見てきた彼が抱えてきた出会いと別れ、予想外の悲しみ、そして「楽になりたい」という想いとは?彼が「書く」ことで得た救いとは何だったのか?感動必至の一読です。
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プロレスオタクで心理カウンセラーの資格を持ち、両親の介護をしながらガンサバイバーとして生きる著者が、自分の人生や仕事について赤裸々に語ります。プロレスやオタク文化に関する豊富な知識や経験、心理カウンセラーとしてのスキルや活動、介護やガンサバイバーシップに関する悩みや工夫など、興味深く感動的な内容が満載です。あなたも著者のストーリーに共感しませんか?







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