[イラスト] オリジナルイラスト紹介⑲ミスターメェ

[イラスト] オリジナルイラスト紹介

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モデルがいる

今回はかつてアニマルプロレスのレフェリーとして活躍し、現在はAWAタイトル管理委員長になっている、ミスターメェのご紹介です。

実はミスターメェにはモデルがおります。

それは、元・全日本プロレスレフェリーにして、プロレスリングNOAHで、GHC管理委員長を勤められた故・ジョー樋口さんです。

英語力

ジョーさんは少年時代から柔道の道に進み、終戦後は進駐軍に柔道を教えていました。

後に日本プロレスに入ってから、外国人選手の世話を担当した際、この時期に身に着けた英語力が元となっています。

プロレス転向

ジョーさんは最初1955年よりプロレスに転向し、山口利夫さんらが立ち上げた全日本プロレス協会で活動していました。

団体の崩壊後は、日本プロレスに移り選手として活動し、1960年に引退したています。

レフェリー兼務

その後はいったんプロレス業界から離れますが、1963年から外国人係兼通訳として日プロに就職します。

1966年よりレフェリーも兼務しますが、当時レフェリーだった沖識名さんがトラブルに巻き込まれたため、代役として上がったのです。

全日本プロレスへ

その後、日本プロレスを離脱したジャイアント馬場さんが1972年に旗揚げした全日本プロレスに、旗揚げと共に参加します。

ジョーさんはスキンヘッドと青のコスチュームがトレードマークで、日本人のNWAオフィシャルレフェリーの代表・大御所的存在でした。

日本人で初めて

中でも1974年6月14日には、アメリカセントルイスのキール・オーディトリアムにて行われたジャック・ブリスコ VSドリー・ファンク・ジュニアのNWA世界ヘビー級選手権試合を裁き、日本人で初めてキール・オーディトリアムで行われた試合を裁いたレフェリーとなっています。

ジョーさんはそれまでのレフェリーのイメージを変え、よく足を使い、試合がストップした状態でも観客を飽きさせないそのレフェリングは、後の和田京平さんや西永秀一さんらにも大きな影響を与えたレフェリーです。

失神

1980年代前半には、乱闘に巻き込まれて樋口さんが失神し決着になだれこむ「ジョー樋口失神ギミック」がビッグマッチを中心に多発しました。

この時期に馬場さんから「ジョーさん、現役の頃よりいい受け身取っているんじゃない」と言われたことがあったそうです。

レフェリングは厳格

このギミックは1980年代後半からあまり見られなくなり、試合のテンポが速くなった四天王プロレスの時代には、樋口さんが試合に巻き込まれて失神することはほとんどなかったのです。

レフェリングは厳格であり、カウントが遅いこともよく取り沙汰されていました(実際は3秒ちょうどだったという説もあります)。

日常生活でも

ジョーさんは引退した後も、長年のレフェリー生活でマットを叩き続けたため肉体にダメージが残ってしまい、左右の掌の大きさが違っていたり、腕の曲げ伸ばしも思い通りにはできなかったそうです。

日常生活でも手が震え、食事の際に箸が持てずにスプーンで食べることが多かったらしいですね。

風貌も倣い

ジョーさんはNOAH時代に顎髭を伸ばしておられたため、メェの風貌もそれに倣いました。

やはりベテランであるというところもモデルにさせていただいた理由の一つです。

名物化

ジョーさんというと先ほども書いたように、大型選手に巻き込まれて失神KOという流れがひとつの名物化していました。

実際もとレスラーとはいえ、2メーター級の選手に体当たりされるのはかなり厳しかったと思います。

そのまま踏襲

なぜか最近新日本プロレスでもやたらレフェリーが巻き込まれているのですが、新日本の現・チーフレフェリーであるレッドシューズ海野さんは、もともと全日本でレフェリーデビューしていますので、もしかしたらジョーさんのDNAが受け継がれているのかなと個人的には思ったりしています。

個人的には古き良き時代の厳格で、なおかつ意外とタフガイであったジョーさんの面影をメェにオーバーラップさせているのです。

したがってレフェリー引退→タイトル管理委員長という流れは、そのまま踏襲させていただきました。

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プロフィ―ル~MY STORY~がん・緑内障・うつ・介護の4重苦にも負けないプロレスブロガーの壮絶な人生
プロレスオタクで心理カウンセラーの資格を持ち、両親の介護をしながらガンサバイバーとして生きる著者が、自分の人生や仕事について赤裸々に語ります。プロレスやオタク文化に関する豊富な知識や経験、心理カウンセラーとしてのスキルや活動、介護やガンサバイバーシップに関する悩みや工夫など、興味深く感動的な内容が満載です。あなたも著者のストーリーに共感しませんか?







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