【プロレス観戦記】九州プロレス「チャチャタウンに九州プロレスがやってきたバイ!」(2026.3.1)

せかぷろ

九州プロレス「チャチャタウンに九州プロレスがやってきたバイ!」

(2026.3.1・日・チャチャタウン小倉イベント広場)

イントロダクション

2023年7月22日以来、約2年半ぶりの観戦となる九州プロレス。ここ最近は、雨天中止や延期が定番のようになっていたが、今回は違った。

天気予報によれば、金曜まで雨で土日は晴天、週明けから再び雨という珍しい周期。おかげで久方ぶりに、チャチャタウン大会が予定通り開催される運びとなった。

2010年代半ばは頻繁に観戦していた九州プロレスだが、全大会が入場無料になった代わりに、事前抽選に当選しないと入れなくなってしまった。その手続きが、正直なところ少し煩わしくなっていたのは事実だ。

3月は手付かずだった遺品整理や、月末に控えた父の一周忌を控え、スケジュールに余裕を持たせたかった。その分、5月あたりは集中的に観戦へ行くことになるだろう。トータルでのバランスを考えた上での選択だ。

下関→チャチャタウン小倉

朝起きたら見事な晴天!WWEのPLE『イリミネーション・チェンバー』を途中まで視聴し、少し早めに小倉を目指す。

しかし、道中でiPhoneがアップデートを始めてしまい、一時操作不能に。

これには微妙にイラついた。おまけに日曜の渋滞。

 とはいえ、チャチャタウンに着けばフリーWi-Fiでどうにかなると踏んでいた。到着後、すぐに接続してリカバリー完了、復活だ。

【12時の部】

チャチャタウンのイベント広場は、開始30分前で既に満杯。

ギリギリ最後列に座って時間を潰す。

しかし、寒い!やはり3月とはいえ、この時期の屋外大会は結構きつい。 

日向と日陰の温度差もさることながら、すり鉢状の構造を持つチャチャタウンの広場は、冬は恐ろしく寒くて夏はくそ暑い。

なかなかちょうどいいタイミングで観戦するのが難しい場所なのだ。

プロレス教室

九州プロレスも陣容が豊富になり、とうとう「プロレス教室専任」の選手が登場した。それがばってん×ぶらぶら。個人的にはあの「ゆるさ」がイベント試合に似合っていたので、できれば試合が見たかった。

知らないうちにばってんは歌手デビューしていたらしく、自慢の「ばってん音頭」で入場。 

教室の内容は、いつのまにか「小学生まで」という括りができていた。スクワットとロープワークというメニューは、2年前と大して変わらない。

教室が終わるとルール説明へ。 ここでばってんをフォールしたのが、彼が持つ「しゃもじ」だった。

山口レフェリーのカウントが3つ入ると、場内からは大「しゃもじ」コールが発生!

 九州プロレスはマニアを排除し、一見さんや初心者に門戸を開いているイメージがあっただけに、この反応は意外すぎた。 それにしても、ばってんは地味に美味しいところを持っていく。自分のことを志村けんに例えるほどポジティブな姿勢は、見習いたいものだ。

第一試合:タッグマッチ

◯阿蘇山&梅紅陽
(11分00秒 ※マグマドライバー→体固め)
佐々木日田丸&ヤン・スコリック●

TAJIRI入団後の九州プロレスは明らかに国際色が豊かになり、見たことのない外国人選手が多数参戦している印象だ。 それに加え、昨年6月にデビューして活躍中の新人・梅紅陽(うめ こうよう)が注目のポイントとなる。

九州発・全国区の知名度を誇る九州プロレスだが、地元のシーンにおいてはどこか孤高というか、我が道を走っているイメージがある。

まあ、九州の団体は一部を除けば横の交流はほぼないわけで、どこも孤高ではあるのだが(笑)。

事前にばってんから説明があったが、梅は鳥取出身で、下関市立大在学中に九州プロレスに入門したという。対角線に立つヤン・スコリックは、わざわざフランスから来ているプロレス留学生。こうした細かな情報があると、試合も俄然見やすくなる。

ゴングが鳴ると、まず飛び出したのはヤンと阿蘇山。

コンディションの良い阿蘇山は、体格でヤンを圧倒する。

 カタコトながら日本語を駆使するヤンは、新日本プロレスでいうならヤングライオンのような扱いか。

基本的なムーブもドロップキックも一通りこなしていた。コーチが誰かは不明だが、基礎を叩き込む九州プロレスに海を渡ってやってきただけに、肝が座っている。

一方、梅の出番には現王者・佐々木日田丸が立ち塞がる。 しばらく様子を見て、突然「顔じゃない」とばかりに梅をリング下へ放り投げ、場外戦へ突入。

屋外で見る場外乱闘は、晴天の開放感もあって実によく盛り上がる。 

戦場がリングに戻ると、日田丸が容赦ないキックと関節技で梅を仕留めにかかる。

だが、先輩の厳しい攻めを耐え抜いた梅は、ここで阿蘇山へ繋いだ。

 新人の心意気に奮起した阿蘇山は、豪快なラリアットで吹き飛ばす八面六臂の大活躍!

最後はヤンを万トーンからのマグマドライバーで沈め、来週の九州タッグ挑戦に弾みをつけた。

12時の部 エンディング

阿蘇山がマイクを持ち、集まった観衆に感謝を述べる。

そして来週、永田裕志&TAJIRIの王者コンビに挑む梅紅陽にマイクを託した。

 梅は新人らしく必勝を約束。最後は「九州ば元気にするバイ!」で締めた。

 売店でグッズを買うと来週の西日本総合展示場大会の自由席がもらえるとあって、大変な人だかりができていた。

【美音 LIVE】

とりあえず買い物だけ済ませ、駐車場の無料時間の関係で一旦車を出す。再度停め直してから、13時半には空いていた少し前の席に座ってみた。

14時からは福岡のシンガーソングライター・美音(みおん)さんのライブ。

試合までの暇つぶしにはもってこいだ。 気持ちいい日差しの中、12時の部の観戦記を書いて待機する。 

美音さんのライブが始まると、子どもさんが多い会場に合わせて『ドラえもん』の主題歌を披露。

かなり上手い。おまけに機材トラブルでオケが止まっても歌い切った。

大したものだ。 オケ復帰後は自作の曲を二曲歌い上げ、ライブは終了。ずっと待っているより、こうした演出は非常にありがたい。

【15時の部】

14時半にライブが終わると30分ほどの空き時間。

このタイミングで前半の観戦記を書き上げた。 文章は早くできるが、大量に撮った写真の選定にいつも時間を食ってしまう。

それでも全作業を家でやるよりは遥かにスピードアップできている。

プロレス教室

例によって「ばってん音頭」で入場するばってんだが、紅白を狙っているせいか、やたらこだわっている「けん玉」がなかなか成功しない。 

会場からは大ブーイング。 最後の最後でようやく成功したが、これだけでかなりの時間を費やした。 

その後のプロレス教室は、スクワットとコーナー登りの2パターン。

梅紅陽がアシスタントとしてサポートに入っていた。

 最後はばってんによる応援レクチャー。今回はフォール前から「しゃもじ」コールが発生。これはもはや定番なのだろうか。

大盛況のうちに教室は終了した。

第二試合:6人タッグマッチ

◯野崎広大&ジェット・ウィー&ワン☆キュウシュウ vs 玄海&ロブ・ドレイク●&TAJIRI
(13分13秒 砲弾スピアー→体固め)

イギリスから来ているロブ・ドレイクは、今日が日本でのラストマッチだという。2メートルを超える体格は、こうしたイベント会場で実によく映える。

 パートナーは、イベントではヒール色を増す玄海と、怪しい目を光らせて入ってくるTAJIRI。

「世界のジャパニーズ・バズソー」が北九州の商業施設で試合をしている違和感は、なかなかのものだ。

対するは、今や団体の顔と言える野崎広大、台湾からレギュラー参戦のジェット・ウィー。そして九州各地のパワーを吸収して誕生したマスクマン、ワン☆キュウシュウのトリオ。

 ジェット以外は全員ヘビー級だ。ジュニアヘビーが多かった九州のシーンにおいて、ヘビー級が次々と入団してくる今の九州プロレス。

外国人選手も増え、バラエティに富んだ顔ぶれは昔とは明らかに違う雰囲気がある。

先発はTAJIRIとキュウシュウ。じっくりと間合いを探り、キュウシュウのドロップキックが炸裂すると、さっと間合いを外すTAJIRI。

 TAJIRIからスイッチした巨漢ロブは、圧倒的な体格差でキュウシュウに圧をかける。

さらに玄海のラフファイトにも絡め取られ、しばらくキュウシュウのローンバトルが続いた。

 玄海サイドはスピーディーなタッチワークを駆使。TAJIRIはレフェリーの隙を突き、キュウシュウのマスク剥ぎに出て揺さぶりをかける。

長い沈黙を破り、TAJIRIにドロップキックを見舞ったキュウシュウがようやくジェットにスイッチ。

唯一の軽量級であるジェットが素早い動きで敵軍を翻弄し、ついに野崎へ。

 ここでロブと野崎の肉弾戦が実現した。これは確かに、九州では九プロでしか見られない光景だ。 

ロブも巨漢とは思えぬコーナートップからのムーンサルトで追い打ちをかけるが、野崎はこれを避けて自爆を誘う。

そこへダメージの残るロブの体に砲弾スピアーを炸裂させ、野崎が大迫力の肉弾戦を制した。

15時の部 エンディング

マイクを握った野崎は、今日が日本最後となったロブに対しリスペクトを表し、観客にねぎらいを求めた。

既に退場していたロブに、会場から温かい拍手が送られる。 最後は三人揃って「チャチャタウンから九州ば元気にするバイ!」で大会を締めた。

後記

気がつけば16時。日が照っていた場所も、いつの間にか日陰になっていた。

日が射さないと、やはり急に寒くなってくる。 大急ぎで会場を後にしたが、ちょうど出庫する車が多いタイミングで、だいぶ待ってようやくチャチャタウンを後にした。

何より印象的だったのは、3階まで溢れんばかりの観衆だ。

ファミリー層に特化した空間とはいえ、その熱気はプロレス会場そのもの。

 2年ぶりの九州プロレスだったが、前回とはまた味わいが変わっていた。

タイミングが合えば、また見てみたいと思う。

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