イベント試合・がむしゃらプロレス チャチャタウン小倉大会~北九州をがむしゃらに盛り上げるっCHA!!~ (2019年3月10日(日)会場/チャチャタウン小倉 イベント広場)
☆第1部☆
土曜まで晴れていながら一転狙いうちで、日曜は雨。前日殿こと佐々木貴選手が、がむしゃらに来訪され、CMLLツアーの裏話を聞かせていただいた。まあ、レジェンドというのは色々規格外!楽しいお話が聞けた。当日昼まで広島にて営業。その後小倉入りして営業。チャチャタウンのイベントが終わったらその足で熊本行き・・・・。本当に頭が下がる。
さて、雨でリングは作れないが、イベントはやるということで、アニソンステージからはじまり、佐々木貴トークショーに繋ぐ。司会はなぜかドリームチューバーのゲレーロ&HIROYAコンビ。
さすが百戦錬磨の殿だけあって、話が抜群に面白い!いきなりポスター忘れてきたり、昨年一年間日本に滞在していたビオレントジャックの確定申告した話が飛び出してめちゃくちゃ盛り上がった。
そして締めはマットプロレスに。
☆マットプロレス
鉄生&×KENTA&TOSSHI 対 陽樹&MIKIHISA&○YASU
二月に勃発した解散マッチの遺恨を引きずるLCRとgWo。MIKIHISAはgWoの助っ人で一日限りの復帰。先発は陽樹対KENTAというヘビー級とインターコンチというチャンピオン同士のマッチアップ。
しかし、実況ドン・タッカー&解説の佐々木貴が大暴走!殿は控え室でLCRがアドバイス求めてきたことをバラし「意外と真面目」と、殿の助言通りにゆっくり入場してきたLCRをからかい出すと、ドンも「マットの上で地味な腕の取り合いしてる」とか「金持ち(陽樹)対貧乏人(KENTA )」とか、普段好き勝手に大会を進行している選手たちを、恨み半分でこき下ろす。
それを聞いていた陽樹はいちいちKENTAに対しての攻撃に「この貧乏人があ!」と一言加えてたたみ込んでいく。チャンピオン同士の割には、なぜかゆるい空気が流れている。
代わってYASUとTOSSHIのライバル対決はリングと何ら変わらない激しい攻防に。しかし、足元が悪い分どうしても滑ってしまう。「足元が悪いと滑りますよね。陽樹とKENTAは別な意味で滑っていた」と実況&解説は言いたい放題。さすがフリーダムス!で、あまりにYASUさま人気が過熱して、嫉妬した?LCRは総がかりでgWoを攻撃。ここで戦場は三方に分かれて場外戦へ。MIKIHISAとTOSSHIは二階に。鉄生と陽樹、KENTAとYASUは一階で暴れまわる。
途中YASUをゴミ箱に突っ込んだKENTAには「ゴミ箱はKENTAのほうが(突っ込めばいい)」とか、TOSSHIに2階から突き落とされそうになっているMIKIHISAとかいろいろカオスな展開に。
とにかくYASUさま人気に嫉妬するLCRは、珍しく地元でヒールらしいヒールをイキイキとやっていた。が、少しKENTAがYASUを深追いしすぎてしまい、鉄生との誤爆をきかっけに、KENTAがフォールとりにいったところを丸め込み返され、まさかのインターコンチチャンピオンが敗北を喫した。
そして、終盤の同士討ちを根に持ったKENTAは、鉄生とまた小競り合いをはじめてしまった。gWoと解散マッチする前に、空中分解寸前のLCR!果たしてどうなるのだろうか?仲間割れする以前に、ヘビー級ハンターのYASUにしてやられている現実の方がもっと重いし、いくらインターコンチが無差別とはいっても、ジュニアヘビー級王者より下になってしまったことは問題なのではないだろうか?
一方勝ったgWoはYASUのマイクで堂々と締めてみせた。果たしてgWoの勢いはこのまま継続していくだろうか?
☆第2部☆
さて、雨は止むどころかますます勢いを増すばかり。更に暴風警報まで発令するとあっては穏やかではない。第1部同様、スタートはアニソンで、殿のトークショーからマットプロレスという流れに。しかし、雨脚は一向に緩むことなく、殿に至ってはついに傘を差して入場する羽目に。この傘が後々とんでもない遺恨を生み出すのだが、それはまた後のお話。
今回殿のトークショーの進行を任せられたのは、イベントでは珍しいK.Kリングアナ。選手コールもレフェリングもそつなくこなすK.Kアナだが、なぜか本業?の進行は緊張のあまりグダグダになるという一番ありえないことがおきてしまった。
だが、そこは百戦錬磨の殿がカバーしてなんとかトークショーパートは無事終了。いよいよマットプロレスに移行。
☆マットプロレス☆
力 雷汰&○トゥエルノ・ゲレーロ&HIROYA 対 陽樹&MIKIHISA&×YASU
後半はタッグベルト奪回を目指すゲレーロ&HIROYAに力を加えた混成軍。ゲレーロはHIROYAに肩車されての入場。なんとなくライガー&エル・ヒガンテ組のような感じだが、ゲレーロもジュニアながら上背はあるので、2人合わせた身長は結構でかい。まるでトーテムポールみたいになっている。
一方、ビニール傘をさして入場してきた陽樹は、ペイントした悪役モード。正統派のドリームチューバ―相手に、gWoはわかりやすい悪役を意識して、いきなり乱闘からスタート。陽樹は特に先ほどの傘を使った凶器攻撃で、力を集中砲火。
しかしどれだけ悪いことをしても「YASUさま~!」の黄色い声援はやまない。ドン・タッカーがみかねて「力さま~」と実況で煽っても、「YASUさま~!」の声はとぎれない。とうとうドンも匙を投げて「(力は)声援も少ないし、人気もない」とまで言い出す始末。
ところが、先ほどから陽樹が使っている傘をみた解説の殿が「あれ、俺がさっきさしていた傘じゃないか!」と突っ込むと陽樹は、解説席の殿に悪態をつき、あげく放送席の殿を襲撃してしまった。これに怒った殿はマイクをおいて、コスチュームを脱ぎ去ると、なんとドリームチューバ―の助っ人に加わってしまった。
当然、傘の因縁がある陽樹とはバチバチのしばき合いを展開し、人気のYASUをもフルぼっこ。会場の黄色い声援もお構いなし。正統派の味方のはずが、フリーダムに暴れ始めて収拾がつかない。殿は一通り暴れて再び放送席に戻ったが、これでダメージを食ったgWoは完全に分断。最後はもとジュニアチャンピオンのゲレーロが、現チャンピオンに空中弾を畳みかけ、とどめはブルーサンダーでフィニッシュ。昨年の借りを返す形になった。
締めで殿は普段からきているという自費で買ったgWoTシャツはもう着ないと宣言。加えて5.26門司赤煉瓦大会で、打倒gWoのためにHIROYA&ゲレーロ側に殿が付くと発表してしまった。当日までがむしゃらに絡むプロ選手は秘密といっていた殿だったが、よほどビニール傘を勝手に使われて、陽樹に襲撃されたことにご立腹なのか、フライングでカードを発表してしまった。
最後はゲレーロの「3.2.1がむしゃらー!」で締めて、寒い中の熱闘に幕を下ろすことになった。
まさか殿と陽樹に遺恨ができるとは思わなかったが、空中分解しそうなLCRとは別な意味で危機が迫ってきてしまった。4月に解散マッチに勝ててもその先に待つのは、傘の恨みでgWo壊滅を狙っている殿・・・・(笑)
まだ本格的な対戦は始まってもいないのに、前哨戦だけで色んな火種だけが生まれていくのが、今後どうなるのやら予想を難しくしてしまっている。ともあれ寒い中皆さんお疲れさまでした。正直晴れだったらなおよかったけど、こればかりは仕方ないこと。悪天候を利用して見事なイベントにしたのは立派だったと思う。お疲れさまでした!
P.S
翌日のチャチャタウンはご覧のような晴天。つくづく天気には叶わない。昨日がこうだったらなあ・・・