がむしゃらプロレスイベント試合:あしはら夏祭り(2019年7月27日・土・足原小学校体育館)
イントロダクション
がむしゃらプロレスとしては三年連続の参戦となるあしはら夏祭り。今年は通り雨の影響で体育館開催。蒸し暑くて人も多いので、大変!おまけに駐車場が空いてなくて、しばらくぐるぐる回ってようやく近場に停められた。
本来なら、公共交通機関使えば済む話だが、この日は下渡会長を見送る会にも出る予定なんで、車は必須。先に行くとがむしゃらが気になりすぎるので、プロレス終わりで行くことに。
オープニング
いや、しかし夏場の体育館は、まさに昭和のプロレス観戦そのものである。下関体育館や、旧・大田区体育館とか、汗だくで観戦した思い出が蘇る。冷暖房完備に慣れすぎたせいもあるが、こういうのも悪くはない。汗拭きシートがあると、意外と涼しいし、昔に比べたらずっと凌ぎやすい。やっぱりこのあたりは21世紀なんである。
試合前のプロレス教室でもたくさんの子どもたちがリングに上がって大盛り上がり。やっぱこういうところから熱気があるのは非常によいこと。あしはらは例年盛り上がっている印象があるけど、その一端がプロレス教室にあるのは間違いないだろう。
第一試合
リキ・ライタ&モミチャンチン vs ×竹ちゃんマン&KENTA
(*◯モミチャンチン(10分06秒 ラリアット)×竹ちゃんマン)
3月のラーメン選手権以来になるモミチャンチンが今や時の人になりつつあるリキ・ライタと組んで、竹ちゃんマンとKENTAと対戦。現・インターコンチチャンピオンのKENTAは一時期煩雑にタイトルマッチをこなしていたが、最近は対戦相手が一巡したせいか、下半期には目立った動きがない。
まあ、7月はファンタスティカマニアだったし、8月はFREEDAMSとの対抗戦だから、本来あるべき流れになりにくいのは仕方ないんだけど。
てな感じにまじめに戦前の予想をしていたら、試合は全く見当違いな方向に進み出した。簡単に言うと、竹ちゃんマンをフィーチャーしたお笑いマッチになったのだ。
まあ、お笑いをやるのは構わない。ただ、もしダイナマイト九州やパンチくんがいたら、多分こんなグダグダな試合にはならなかっただろう。特に水鉄砲の下りはいらなかったと思う。なんでやっちゃったかなあ。
幸か不幸かあしはらのお客さんは、何をやってもウケてくれるので、4選手ともやめるにやめられない感じにはなっていたのだと思いたいが、クオリティは正直低かった。お客さんは自由すぎるんで、こんな感じでもめちゃくちゃうけていた。モミチャンチンには「赤~!」リキには「青~!」「太っちょマン!」とか言いたい放題。
それだけにぶっちゃけこの4人ならこんな試合にしなくても面白くできたはずなんで、それだけは残念だったかな。
第二試合
TOSSHI&鉄生&ロック岩田(足原のぞみ苑) vs HIROYA&トゥルエノ・ゲレーロ&ソルティ潮田(オヤジの会)
(*トゥルエノ・ゲレーロ(13分13秒 レランパゴ)×TOSSHI)
こちらもOPGからタイトル奪回して以降タイトルに絡む目立った動きがない、GWAタッグ王者チームが、gWoに勝ったはいいが、直後に分裂した?LCRとの対戦。LCRのお家騒動も夏休みに入っているからか?とりあえず小休止状態になっている。
まあ、タッグタイトルをかけるなら、鉄生&TOSSHIは資格は十分なんだけど、果たして動きがあるのかどうか?
結果からいうとまあこれも特に動きはなかったのだが、昨年以上にのぞみ苑やオヤジの会のメンバーをうまく試合に絡めて、試合を盛り上げたのはレベルアップしたなあという感じがした。やっぱプロレス素人を試合にまぜていかにして不自然にみせないかというのは、選手の力量が問われるわけで、この4名の実力は本当に素晴らしいものがあった。
細かいことだけど、第一試合のメンバーが汗もぬぐわずにセコンドについていたのも好感が持てた。竹ちゃんマンだけは場外乱闘のどさくさに紛れてい客さんと握手しまくっていたが(笑)
この試合でもあしはらの子どもたちの自由な応援がさく裂。どっちを応援しているのかわからない「がーんばれ!がーんばれ!」コールや、鉄生がHIROYAにチョーク気味にスリーパーを決めると「殺し屋」コールが起きたりでそのたびに笑わせてもらった。うまい具合に殺伐ともしない絶妙な応援で、長年プロレスをみている私でも目からうろこな着眼点には感心するほかなかった。
後記
こうして大盛り上がりな中、無事試合は終わり、リング上での抽選会にうつっていった。私はひとり中座して下渡会長を笑って送る会に参加。こちらも笑いあり、歌あり、涙ありと、会長の集いに相応しい楽しい会だった。久しぶりに町おこし時代の皆さんにもあえて嬉しかったし。
この日は実家からとんぼ返りの強行軍で忙しかったけど、とても充実した一日だった。会長、みなさん、ありがとうございました。