[プロレス入場テーマ曲] プロレス的音楽徒然草 GET WILD

[プロレス入場テーマ曲]プロレス的音楽徒然草
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エンディングのありかたを変えた

プロレス入場テーマ曲の紹介で現役のテーマ曲を紹介するのは大変珍しいのですが、今回は全日本プロレスの大森隆男選手の入場テーマ曲「GET WILD」をご紹介します。

GET WILDは、1987年に発売され、大ヒットした楽曲です。

アニメ「シティハンター」のエンディングに使用され、それまでのアニメのエンディングのありかたを変えた歴史的な作品でもあります。

印象に残るように

それまでのテレビアニメは、①オープニング②CM③本編Aパート⓸CM⑤本編Bパート⑥CM⑦予告⑧エンディング、という流れで作られていましたが、シティハンターは➄→⑧という構成にして、GET WILDのイントロを本編Bパートの終幕にかぶせるという手法で放送されていました。

GET WILDを作曲した小室哲哉さんは、劇中で印象に残るように様々な工夫をして、あの後世に残る名イントロを生み出したのです。

このイントロがドラマの幕引きと同時にエンディングのスタートになるよう計算されたからこそ、名曲たりえたのでしょう。

アニメへの参入はチャンス

GET WILDが発売された当時はまだ音楽アーティストがアニメに本格参入しだした黎明期でした。中にはアニメとのタイアップにいい顔をしないアーテイストも多かったそうです。

しかし、TMの三人は「毎週、ただで自分たちの楽曲がゴールデンタイムで流れる(シティハンターの本放送は月曜夜七時でした)なんて、すごいじゃないか」と思っていたそうで、アニメへの参入をむしろチャンスととらえていました。

アニメとTM

同じ時期(1985年)には小室さん(当時26歳)が単独でOVA「吸血鬼ハンターD」というアニメの劇中音楽をも手掛けています。

この作品は小室作品初の劇場版サウンドトラックとなり、この作品をスタートにして、その後もさまざまなアニメ作品に、楽曲を提供していくことになります。

小室さんだけでなく。木根尚人さんは自身の小説「ユンカース・カム・ヒア」で音楽も担当してますし、宇都宮隆さんはシティハンターの続編的作品「エンジェル・ハート」でも主題歌を担当しました。

大森のテーマに

さて、大森選手が征矢学選手と組んだ「GET WILD」というチームがあって、GET WILDはもともとそのタッグチームのテーマ曲でした。

ということで実は個人のテーマ曲ではなかったのですが、征矢選手の全日退団後、シングルになった大森選手はそのまま「GET WILD」を使い続けたため、今ではすっかり「大森のテーマ」という認識ができあがったように思います。

29年差のヒット曲対決

2017年1月に観戦した全日本プロレス小倉大会では、大森対中島というカードが組まれていました。中島洋平選手のテーマはBABY METALの「Amore – 蒼星 -」で、入場曲だけだとBABY METAL対TMネットワークという異次元対決が実現したのです。

Amore – 蒼星 -は2016年リリースの曲で、1987年発売のGET WILDとの差は実に29年!

心地よかった

昭和のヒット曲と平成のヒット曲を背負って?闘うという構図はなかなかお目にかかれるものではありません。

試合は体格差で勝る大森選手が勝ちましたが、試合後、勝利者テーマとしてもかかったGET WILDは会場で聞いていてやっぱり心地よかったですね(笑)

プロレス的音楽徒然草
プロレス入場テーマ曲の魅力と歴史~私の音楽徒然草~ はじめに プロレスファンなら誰もが知っているプロレス入場テーマ曲。あなたはどんな曲が好きですか?私はプロレス入場テーマ曲に魅了されて、長年にわたって探求してきました。その過程で得た知識や体






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