[プロレス観戦記] お寺プロレスin 慈眼寺大会(2011年8月7日・日)

お寺プロレスin 慈眼寺大会(2011年8月7日)

イントロダクション

この日はニコ生で配信があるということで待望のお寺プロレス初観戦!本当は生で見たかったけど、いかんせん関東じゃ下関からでは遠すぎて無理。でも時代は変わったね。
生配信でサムライも中継しない興業が見られるんだから。

後で知ったが参加選手の中にドワンゴの社員がいたとかでだからニコ生なのか、と一人で納得。一部は16時スタートで3試合。二部が20時スタートで二試合。一部ではなんとTAJIRIが生観戦。普通の客として座って見ていた。といってもワールドトライアウトとかではなく単に生きつけの飲み屋でいっぱいやるついでにふらっとたちよった
らしい。

残念ながら途中でいなくなっていた。最後まで見てほしかったが。。。

第一試合

ひとりでぬけるもん&大腸ケアVSNYURIN PARK&oKADo

まだ日が高くセミの声が実況よりうるさい中第一試合がはじまった。「ひとりで」のチームが越中の「SAMURAI」で入場。久しぶりに聞いたなあ。なんせはじめてみるもんで代表の雫選手以外は顔もしらない。ところが実況があんまり放送では聞きとれなくてかなり苦戦した。

ひとりでぬけるもんはクラシカルなチョイスの中で、フライングクロスチョップがよかったかも。プロより1m弱狭いリングであれやると結構大変か。大腸ケア選手はケアっていわれないとわかんないかもしれない。もとへのオマージュっていうよりオリジナルムーブを作って行こうという感じなんかな?

NYURIN PARKもなかなかいい選手だったと思う。これといって目立ったムーブはなかったけどこういう選手は一人は必要。誰しもが目立てばいいというわけではないからね。

第二試合

SAGAT&リバーサル沢VSスーパーマスクさん&LSDサバイバル論外

SAGAT&沢はラディカルヤングブラッドというらしい。二人ともいい動きをしていた。SAGATはパワーファイターっぽかったな。マスクさんとのぶつかり合いも迫力があったと思う。

沢はもともと総合をやってたらしく自分のバックボーンを上手に取り入れつつ、ダイビング鉄槌とかダイナミックな攻撃も加えてプロレスらしくしていた。体格的に捕まる場面もあったが、そこは技術で補ってたかな?って感じ。

マスクマンではなくマスクさんってリングネームなのね、でも名前と違っていい動きをしていた。やはりTAJIRIが観ている前での試合は緊張したのかもねぇ。

ちょこちょこ技のミスはあったがまあ怪我に繋がるようなもんじゃなかったんで目をつぶろう。このニコ生の「主」論外はルチャムーブで試合をつくっていた。こっちの論外はタクシー強盗はしてないらしい。まあ当たりまえだが。

でも基本4人とも一定のレベルはクリアしてる選手ばっかりだった。やっぱ我々が大学時代に見たような学プロとはなにもかもが違っているとは思った。

第三試合

Mr.Money&オナルドファックVSボッキーコングJr.&クズハヤシ

この試合前にTAJIRIは帰っちゃったらしい。しきりにMr.Moneyを見てほしかったとコメントがでていたがなるほどヒール軍はなかなか。

言葉とかでなくて使う技のチョイスで悪役ってわからせる工夫をしていた。ちょっと嫌味な空気感を漂わせてるって感じ。全体的にいやらしい攻撃がめだった試合になったが
それだけ試合全体が見えていたってことだろう。

ヒールのペースにやや乗り損ねた感があったベビー軍も徐々にペースをつかみだすがオナルドの多彩な蹴りに間合いをつかみそこねる場面が多数。オナルドの本職が確か住職
だったと聞いていたが気のせいだったかな?それいっちゃうとまずいのか?実況ではふれてなかったが。

オナルドとクズの攻防ではクズがやや押されていた。ボッキーは体格的にも破壊王っぽいけど、破壊王の蹴りより袈裟切りチョップをまねて?有効打にしてたのはよかった。
だいたい蹴りからはいっちゃうからね。普段どういう試合してるのかはさっぱりわからんかったが・・・・ちょっと長さを感じたけど、なかなかの試合だったと思う。どのあたりが空気破壊王だったのかがもう少し一見さんのも伝わるとベストだったかな。結果はヒール軍が勝って前半戦折り返し。お寺で悪が勝ってしまったことで代表の雫選手が急遽マイクをもって「このままでは終わらせません!」と力強く第2部での必勝を宣言。

いやお顔は存じていたが雫選手は男子の中はいっても見劣りしない身長と体躯と風格があって試合はまだなのになんかすごく期待値が高まった。

で、一時間半後。

いきなり読経してる場面から放送開始!本当にお寺でやってるってことを証明したかったのか。単にお経をあげる時間が試合前に決まってたのかは定かではないが本当にお寺プロレスなんだなあって事がよくわかった。

セミ

モーマイティVSTATSUYA

この日唯一のシングルマッチ。二人ともリングに上がったら、本当に解らない体型、コスチューム。二人とも素顔なのにブラックハーツばりに「わからない」コールが発生。しかしこれシングルマッチだしなあ。

二人ともヘビー級同士で迫力満点のぶつかり合いが、解りやすくて少ない技でいい試合の組み立てをしていたと思う。思い切りがよくてバチバチしてて素晴らしかったんんじゃないかな。気持ちが前に出る試合をするのはプロでもなかなか表現できないこと
だし、体格に恵まれてることをうまく生かした攻撃の数々は見ごたえあった。

マイティのエルボー、TATSUYAのチョップ、お互いのタックル、ラリアットのぶつかり合いで試合は一進一退の攻防だったがTATSUYAが渾身のジャーマンで3カウント。巨体をきれいに投げってブリッジもきちんとしてたのは大したものだったと思う。見ごたえあったな。

メイン

タイガーベッドシーン&801健一VS雫あき&口臭力

雫あきがお寺の会長で悪役のベッドシーン(以下べっしん)が副会長。なにげにお寺プロレス2TOPの直接対決。アマレス全日本2位の実績をもち、プロのマットでも多数試合をこなす超実力派にして男子との対決でも決してひるまない闘争心が持ち味。加えて尼僧の修行中でもある現役の「お寺さん」でもある。正規軍は口臭がパワーホール。雫が自分のテーマで入場。この曲素敵だなあ。曲名わかんないけど。

メダルを下げての入場はマット・ガファリかと思ったが流石に試合でも堂々としていた。特にグラウンドでは持ち味を発揮していた。べっしんが自分からグラウンドしかけていったのは度胸あるなあと思ったが全くグラウンドでは雫の強さは際立っていた。

試合はほぼべっしんがでずっぱりで途中マネー軍団の介入があって雫がローンバトルになったが、ここは口臭のナイスカットもあって悪役勢に主導権を握らせなかった。だが情け容赦ないボディスラムで叩きつけられてちょっとつかまる場面が目立ち始めた。

が、ここでやられるわけにはいかない。意地でキックアウトしていく雫に場内大歓声。

なんと気が付けば25分経過。大熱戦である。

口臭はどっちかというと維新軍より前の長州って外見。普段はトラックの運転手をされてるそうだが、ムーブは維新後の長州なんでこれがちょっと不思議な感じがした。

最後の雫のデスバレーは男子顔負けっていうかこれができて当たり前っていうのが雫あきって選手なんだな。それでいてコスはピンクのかわいらしい感じ(でもフリフリとかではない)だったし、女性という特性を生かしながらレスラーとしての素地を十分発揮したんじゃないかと思う。

エンディング

試合後はベビー・ヒール混じってノーサイド。雫がマイクもったがよく聞き取れなかった。無断転載になっちゃうが雫代表のツイートで以下のようなことが書かれていたんで多分そのような意味合いのことを述べたと思う。

「興行始まる前に皆に釘を刺した。技術を競い合う試合がしたいなら他でやりなさいと。『恵まれない子供に何かしたい』と言う気持ちがあれば自ずと試合結果はついて
来るからって。『心技体』あってのお寺プロレス。だから私らはOnly1!結果はあとから付く、私が会長のうちはそうしたい。」

だから最後は総出で募金活動。本物のお寺でやってる慈善事業にプロレス。確かにオンリーワンだと思う。これは生で体感できてよかったとも思う。いつか生で見てみたい団体だな。お寺プロレス、しかと堪能しました!

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