19時女子プロレス31(2010年8月20日・金・埼玉アイスリボン道場)
イントロダクション
今回のMCは真琴で例によってレフェリー服。ということはGENTAROがまた全任務兼任...かと思ったらゲストがいるという。それは、なんと先日、ガッツワールドで社長の座を勝ち取ったCHANGO(チャンゴ)だった。
その自慢を延々と繰り返し、果てには会社経費でハワイに行くとか好き放題いっていた。実はこの長いトークはさくらさんの化粧待ちととんでもないことをGENがいっていて、CHANGOも高笑い。このノリでいくのかと思いきや、とんでもない「蕨の惨劇」がCHANGOに降りかかろうとはこの時点で誰が予想しただろうか。
ただ、このトークの中で唯一救いだったのは「アイス=今も昔も自分」と宣言した真琴の発言だけだな^^
あとやっと不評なのに気がついたのか、GENTAROがなにげに頭タオルをやめていた^^
オープニング
ただ、この日はなぜか音声の調子がイマイチで、とぎれたかと思ったら急にでかくなったりでいきなり「クる」のでびっくりした。これで2000人集めた日にはどうなっちゃうのか...
まあさくらさんも今頃になって頭抱えているみたいだけど。27日は本当に勝負所だな。
[対戦カード] 15分一本勝負
さくらえみ&○都宮ちい(11分23秒丸め込み←エビ固め)みなみ飛香&●帯広さやか
試合前半
試合の方は、まずちいがあっさり下がってさくら対飛香でスタート。ところがさくら組は完全飛香狙いで来ていた。飛香としては自分が出る事で帯広を引っ張りたいという気持ちがあったようだが、これを完全に読まれた格好だ。
首投げからさくらがちいにスイッチするとちいが飛香のみぞおちにドロップキック。体の小さいちいの実は殺し技。GENTAROもCHANGOもあれは「きく」と実況席でいっていた。小さいなりに工夫した技で飛香を追い込む。
そして場外に帯広を引っ張ってきたさくらが昨日に続いて19連発場外チョップ→「19時は女子プロレスー」をやってしまった。
一方リング上はちいと飛香。飛香のローンバトルが続く。ケンカキックで叩き蹴ると
さくらにスイッチ。リストを固めてチョップを放つも、飛香お得意の柔軟性を生かしたヘッドスプリングでなんなくこれをクリア。
ここで再びちいにスイッチ。ボディスラム一発でまたさくらにスイッチ。しかしロープにとばしたところで待っていたのはチョムチョム式ハリキリキック5連打。
だが、それをこらえて死角からドロップキックそしてボディスラムにとっていくちい。根性ひん曲がっているけどこの辺の意地の張り方はいい。そしてパワーもなにげにある。
選手としてはプラスだね。リング下に降りるとダークネスなイメージになっちゃうけど。
そしてさくらにスイッチ。例によって冬木化が著しいさくらは「ハ.ハ.ハ.ハ」と声出してヘアーホイップ。更にロープへ飛香を固定してチンロック。それをちいが踏みつけてサポート。腹黒独裁コンビ絶好調だ。
さらにチョップで攻め立てるが一瞬の隙を突いて三角跳びからプランチャでふたりを吹っ飛ばした飛香はようやくここで帯広にスイッチ。ローンバトルが長かったせいか、いきなり出番が回ってきたせいか昨日のような落ち着きが帯広にない。明らかに「スイミング」状態の前の帯広に戻っている。
チョップ合戦まではよかったが、不用意に前に行ったところをさくらがカニばさみ。前日も志田の動きをこれでとめているさくらはこの技をなにげに得意というかここぞというところでこそっと使って相手にダメージを与えている。
しかも今日の帯広は間違って前受け身をとってしまい、自分の足を痛めるというダブルミスを犯してしまい、思うつぼになったさくらは更に吊り天井。ここにちいが張り手をかますといういやらしさ。
この所行にCHANGOもちいを「悪魔の手先」とまで言い放つ。しかし、本当に悪魔が襲いかかったのは...
試合後半
試合に戻ろう。
またしてもちいがみぞおちドロップキック。帯広防戦一方。
しかしショルダースルーをかえすと帯広パックで反撃。しかしちいも老かいでこれを暴れてクラッチを甘くさせてカウント3はとらせない。
帯広が飛香にスイッチするとハリキリキックからカト.クン.リー式ロープワークで
ちいを翻弄...するかと思ったらなんとフォローに入った帯広まで幻惑されている。そして同士討ち。あきらかにスイミング状態だ。これには飛香も怒って帯広をはたく。
ちいがそれを見のがすはずもなくドロップキックからワキ固めそしてエビ固め
へと移行。ここは本当に早い。
だが、飛香もコーナーに飛んできた「さくらえみ40キロ(×2)」をそのままキャッチ。つかんだまま投げ捨てる。パワーも見せつける。
そして三角飛びプランチャからさくら殺しのボストンクラブへ。なんとかロープに逃げ切ったモノの、この隙を帯広が後ろから低空ドロップキックでアシスト。この日よかったのはここだけだったけど。
続け様に串刺しドロップキックを放つが、逆にカウンタートラースキックをさくらに見舞われる。
リバーススプラッシュを狙いに来たところを飛香が好フォロー。さくらをはり付けにすると串刺し式ハリキリと帯広のスライディング式顔面蹴りがヒット。
さくらも反撃。一度は帯広と飛香を吹き飛ばすが、帯広に見舞った延髄切りは空振り。
そしてすかさず今度は帯広がハーフボストン。
でもちいがドロップキックでカット。この時さくらにも当たっていたのだが^^
強引にコーナーにさくらを引っ張ってタッチ。出てきたちいに帯広が怒った。「ふざけんな」と一喝してエルボー連打。
が、冷静に読んでいるちいは膝に打点の低いドロップキックを決めて帯広の動きを一発で止める。
さくらがそこにダブルアームバスターでたたみかけ、ちいがさらにコーナー
に登ったところに飛香が雪崩式ブロックバスター。そしてさくらにもカウンターのブロックバスター。
だが、これがフィニッシュに出ないということは帯広にまだ試合権利があるわけで既に電池が切れかかっていた帯広だが、必死にちいにしがみつく。
だが、スタルヒンをさっとかわしてなおもバックをとろうとする帯広を
非情のちいが新型の丸め込み。
これでカウント3。11分23秒。
勝利者インタビュー
勝利者インタビューでCHANGOがちいに「(フィニッシュの)あれって俺がガッツワールドの試合後にちいちゃんが教えてくださいっていってきて俺が教えた教えたジャングルクラッチだよね」と聞いたところから真の「惨劇」が始まった。
「はあ?」「なにいってんすか?」「わかんないっす。」「あれ、私の
オリジナルですよ」「勝手に自分の技とか言わないでください」「名前決まっていないんで募集中でーす」とちいがたたみ込んで勝手にこの技、ちいのものになってしまった。
あまりの事に唖然とするCHANGO。「決着はアイスのリングでつけようか」というものの、「ブロックバスターくらって腰痛いんで帰っていいすか?」といわれ、さくらもGENTAROもおもしろがって、ちいに同調したモノで、あわれ、自分の考えたレスラーとしては命綱の必殺技をまんまとちいに盗まれた上に強奪。
これは社長の座を奪って必殺技をとられるという天国から地獄に突き落とされたCHANGOも言葉がない....
敗者インタビュー
一方の敗者チームは飛香が珍しくおかんむり。どうも自分が帯広を引っ張れなかった事を悔いているようでせっかくの試合なのにという思いもあったのだろう。悔し涙をながしていた。
夏休みの貴重な時間(宿題も済んでいないという^^)を割いてまでプロレス一試合一試合に賭けている飛香の気持ちに応えられなかった帯広もうつむいたまま。
だが、ラストのオーのあと少し笑顔が戻っていたのは救いだろう。まだ連戦は中日。ここで悔いてばかりでは先に進めない。
飛香も帯広も頑張れっ!!ついでにCHANGO社長もね^^