[イラスト] オリジナルイラスト紹介⑰マスクド・ティアー
第二の人格
今回はアニマルプロレス正規軍「アニマリューション」よりマスクド・ティア―の登場です。
もともとは、ビッグ・クマの「第二の人格」として生まれる予定でしたが、結果的に別キャラになってしまいました。このパターン多いですね。
ムタで来い
1994年4月4日、新日本プロレス広島大会で組まれた「長州力&天龍源一郎vs武藤敬司&蝶野正洋」の一戦で、天龍選手が武藤選手に対して「ムタで来い!」と挑発します。
そのまま控え室に消えた武藤選手のかわりにグレート・ムタ選手が登場し、会場は大盛り上がりになりました。
一触即発
結果はローンバトルを強いられた蝶野選手が負けてしまうのですが、5.1福岡ドームの猪木ファイナルカウントダウンで一騎打ちを行う猪木さんとムタ選手が一触即発となり、ムタ選手が猪木さんに毒霧を発射するなど、なかなか緊迫した場面も見受けられました。
この大会を私は生観戦しているのですが、ひとつの試合で武藤選手とムタ選手の両方が登場したのは、二例しかないため、結構印象に残っているのです。
結果的には
インスパイアされて考えていた流れとしては、悪役に一方的にやられるクマが、いったん控え室に消えて、マスクとコスチュームを変え、マスクド・ティアーとなって、それまでの流れを逆転させるというものでした。
まあ、そこまで細かなストーリーラインを考えていたのにアレですが、結果的には別キャラにしてよかったと思っています。
ヘビー級のマスクマン
実在するプロレス界では、こと日本においてヘビー級のマスクマンがなかなか大成しないというジンクスみたいなものがあります。
その中で唯一の例外といっていい存在がスーパー・ストロング・マシン選手でした。
大成した部類には
ほかには二代目タイガーマスク選手も、ヘビー級に転向していますが、レスラーとしてブレイクしたのは素顔の三沢さんになってからだと思うので、大成した部類には入らないかもしれません。
海外ですと、ザ・デストロイヤー選手や、ミル・マスカラス選手ら数例みられますが、これまた数が限られるんですよね。
ビッグバン・ベイダー選手も当初は覆面でしたが、後期はほぼほぼ素顔に近い形だったので、ちょっとマスクマンという概念からは遠いような気がします。
ペイントでは
顔を隠すという意味ではペイントレスラーもそうですが、こちらにはザ・グレート・カブキ選手や、グレート・ムタ選手、あるいはスティング選手など結構な成功事例があります。
仮面の本場、メキシコでは世界基準で言う中・軽量級の選手がマスクマンになっていることが多く見られます。
そのせいか、覆面=身体の小さい選手が被るモノ、というイメージが定着してしまったのかもしれません。
なかなかでてこない
個人的にはヘビー級が覆面レスラーになってもいいとは思うのですが、なかなかでてはこないですね。
さて、マスクド・ティアーは、正規軍一のパワーファイタ―という設定で、個人的にも気に入っているので、LINEスタンプ化したキャラでもあります。
たまーにですが、売れているんですよ(笑)
いつも泣いている
正規軍にはどうしても小柄な選手や女子選手が多いので、ティア―のような選手は貴重な戦力ですね。
実をいうと名前をつける際に、例の絵本挿絵によりそってみたのですが、結果的にはいつも泣いているというマスクデザインになってしまい、結局は自己満足だったのかなとも思います。
もはやここまできちゃうと元ネタは関係ないですね。