- ハッスル・ツアー2009~7・5 in FUKUOKA~(2009・7.5(日)福岡国際センター:観衆:4004人)
- イントロダクション
- オープニング
- 第一ハッスル:時間無制限一本勝負
- 第二ハッスル:時間無制限一本勝負
- 第三ハッスル:時間無制限一本勝負
- 休憩
- 第四ハッスル:ハッスル・アルマゲドン・サバイバー(時間無制限一本勝負)
- 第五ハッスル:ハッスル・アルマゲドン・サバイバー(時間無制限一本勝負)
- 第六ハッスル:ハッスル・アルマゲドン・サバイバー(時間無制限一本勝負)
- 第七ハッスル:ハッスル・アルマゲドン・サバイバー(時間無制限一本勝負)
- 第八ハッスル:ハッスル・アルマゲドン・サバイバー(時間無制限一本勝負)
- 第九ハッスル:ハッスル・アルマゲドン・サバイバー(時間無制限一本勝負)
- 第十ハッスル:ハッスル・アルマゲドン・サバイバー(時間無制限一本勝負)
- 第十一ハッスル:ハッスル・アルマゲドン・サバイバー(時間無制限一本勝負)
- *再試合*(時間無制限一本勝負)
- 後記
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ハッスル・ツアー2009~7・5 in FUKUOKA~(2009・7.5(日)福岡国際センター:観衆:4004人)
イントロダクション
自宅を13時に出発。平日と違って、混雑が予想されたので、早めに出発。小倉までは1時間15分。ここまでは予想通り。
西日本総合展示場(1日600円)に駐車して、小倉駅まで歩いて10分程度。日曜祭日の新幹線「よかとくキップ」(往復3000円)で博多まで。ついたのは、14時55分。そっからバスに乗って、会場ついたのが15時10分。
だが、会場前は長い列が...去年きたときは定刻にあいていたのに....結局30分待たされてようやく開場。去年みたいな真夏日だったらちょっと耐え難かった。博多が珍しく涼しかったらよかったけど。
博多には毎年、ハッスル.キング橋本真也の命日が近くなると必ずやってくる。そういう意味では、なんか特別な意識がある。まあ、見れば忘れちゃうんですけどね。
オープニング
ロビーの売店で、びっくりしたのが、プロレスグッズ(ほぼTシャツだけ)の数の少なさ。まあ、総統「引退?」で新しいグッズは作っていないんだろうけど、パンフもないのには驚いた。ドラディションとは事情が違うんだろうけど...
両国のチラシにも12月までの日程がすり込まれている。なんかいやーなムードが漂いはじめていた。
今回は写真撮影も禁止だったので、試合の写真は一枚もない。
清水レフェリーの前説の後は、VTRで博多華丸.大吉が登場。やっぱり両国の宣伝をネタ混じりに紹介。これで今日の大会は、完全に「両国のネタふり」という事が判明した。
第一ハッスル:時間無制限一本勝負
○KG(10分2秒 KGフラッシュ→片エビ固め)●ミン・タイ・スー(明太子)
3年ぶりの意味ない復活を遂げた明太子に、仰々しい総統の前振りが入って、KG登場。
帽子は取ったみたいで、表情が見えてよかった。
本人はキックボクサー志望だそうだけど、ちゃんとプロレスもやっていた。
ドロップキックも綺麗だったし。まあそつない第1試合だった。
第二ハッスル:時間無制限一本勝負
坂田亘&○小路亮(9分28秒黒部の太陽→片エビ固め)赤鬼蜘蛛&KIDATAロー&ザ・ピラニアン・モンスター&●ザ・デビル・ピエロ
4対2のハンディ戦。島田が入って5対2。小路が流血するも、粘って大健闘。でも、小路二等兵とナットーマンも見たかったなあ。小路の動きは完全にプロレスラーだった。小路の裏切りに対する制裁という割には、いまいちな試合だった。
ここで越中が主演のスキット「ケツ親父物語」というのがはいったのだが、これが前後の試合と全然関係なくて、しかもつまんない。越中がしつこく「ビートルズ歌わせろ」っていっていたのだけが印象に残った。
第三ハッスル:時間無制限一本勝負
○HG&RG(13分16秒 昇天ドロップ→エビ固め)ザ・モンスター℃&●ニセHG
℃のテーマって、浅香唯のCガールと、志賀の合体曲だった。完全に℃になりきっていた。もう中身が志賀でも何でもどうでもいいや。
試合はフライング.ボディープレスからのダブルフォールでレイザーラモンの勝ち。しかし島田が一足早く両国の対戦相手を突きつけた。それは・・・
「アブドーラ.ザ.ブッチャー&タイガー.ジェット.シン対レイザーラモン」
ここまでノリの悪かった観客がはじめてわいた。RGは早くも逃げ腰だったが、HGは「BI砲と戦った相手と戦えるなんて、プロレスファン冥利に尽きるじゃないですかー」とノリノリ。
この試合だけは興味あるなあ。どうせ両国は試合が主役じゃないんだし...
休憩
ここで休憩。まあ、ハッスルに多彩な技は最初から期待していないけど、前座のないはずのハッスルなのに、三試合とも「前座試合」だった。そんな感じがしてなんか変だった。
第四ハッスル:ハッスル・アルマゲドン・サバイバー(時間無制限一本勝負)
<高田モンスター軍先鋒>○川田利明(7分4秒 ストレッチプラム)<ハッスル軍先鋒>●天龍源一郎
要するに、五対五の勝ち抜き戦。高田モンスター軍からは、先鋒から順に、川田.大原.アン.ジョー.アルマ.ゲドン。ハッスル軍は先鋒から、天龍、TAJIRI、越中、ボノくん、マグナム。
と言うわけでいきなり
「天龍対川田」からスタート。久しぶりに見たゴツゴツファイト。グーパンチに水平チョップ、延髄斬りに、各種キック、とにかくひたすらゴツゴツ。
もうちょっと長く見たかったのに、2回目のストレッチ.プラムであっけなく天龍がギブアップ...
第五ハッスル:ハッスル・アルマゲドン・サバイバー(時間無制限一本勝負)
<高田モンスター軍先鋒>○川田利明(7分36秒 足四の字→丸め込み→エビ固め)<ハッスル軍次鋒>●TAJIRI
「えーーーーーーーーーーーっ」 と言う間もなく、第二試合は「川田対TAJIRI」テーマ曲がなって、毒霧噴射してTAJIRI登場。ところがこれもあっさり川田が返り討ち。なんと勿体ない...ゴールデンカードなのに。
第六ハッスル:ハッスル・アルマゲドン・サバイバー(時間無制限一本勝負)
<ハッスル軍中堅>○越中詩郎(3分6秒 侍パワーボム→エビ固め)<高田モンスター軍先鋒>●川田利明
これもゴールデンカード。前試合で足を負傷した川田にいかにもな短時間勝負をしかけて、たった3分で越中がこの日一番の大技「パワーボム」で、川田から勝利。この場合、足からせめていくのが常とうなのに...なんかせかせかした試合だった。
第七ハッスル:ハッスル・アルマゲドン・サバイバー(時間無制限一本勝負)
<高田モンスター軍次鋒>○REY大原(6分51秒 デビル・レイ)<ハッスル軍中堅>●越中詩郎
ここは出身がメキシコ同士と言うこともあってか、空中戦あったり、場外でのパイルドライバーがあったり、つり天井があったり、フットスタンプがあったりと、かみ合った好勝負に。今回の中ではベストバウトかな。ようやく大原の実力が拝めた。越中は参加選手中唯一思いっきりの良さが光った。負けたけど^^
第八ハッスル:ハッスル・アルマゲドン・サバイバー(時間無制限一本勝負)
<ハッスル軍副将>○ボノくん(0分42秒 ボノくん落とし→体固め)<高田モンスター軍次鋒>●REY大原
これはもう、圧倒的な体格の差。あっという間に試合終了。もちろんボノくんが勝ち抜いて...
第九ハッスル:ハッスル・アルマゲドン・サバイバー(時間無制限一本勝負)
<ハッスル軍副将>▲ボノくん(4分31秒 両者リングアウト)<高田モンスター軍中堅>▲アン・ジョー司令長官
これはもう最初から、途中からハンディ戦を持ち込んで、ステージ前で両軍大乱闘。珍しくバレバレの両者リングアウト。
第十ハッスル:ハッスル・アルマゲドン・サバイバー(時間無制限一本勝負)
<ハッスル軍大将>○マグナムTOKYO(4分27秒 前方回転エビ固め)1<高田モンスター軍副将>●アルマ
両者失格となって、スキットが入る。レイザーラモンとマグナムの簡単なスキットの後に恒例のダンスタイム。まあ、これがあるのがわかってたし、
だから「バレバレ」っていったんだけど…
でもなんか踊るマグナムって闘龍門ジャパン以来だから、ものすごく懐かしく感じてしまった。アルマのセコンドに、この日まで姿を現さなかったフランソワーズが登場。でもここではなにもしないで、あっさり秘密兵器の片方は敗北。まあ中身はだいたい想像ついたけど...
第十一ハッスル:ハッスル・アルマゲドン・サバイバー(時間無制限一本勝負)
<高田モンスター軍大将>○ゲドン(3分48秒 みちのくドライバーⅡ→体固め)<ハッスル軍大将>●マグナムTOKYO
ここからモンスター軍総力戦。フランソワーズも中に入って、やりたい放題。レフェリー失神で、島田が3カウント数えて、一度はモンスター軍の勝利が確定...だが...
*再試合*(時間無制限一本勝負)
<ハッスル軍大将>○マグナムTOKYO(2分39秒 絶縁→体固め)<高田モンスター軍大将>●ゲドン
で、これはあっさりと終わり。とっとと高田劇場にはいる。さすが見納めとあおっていただけに「大.総統コール」で迎えられ、上機嫌の総統。
しかし、このやりとりも長い。結局答えのでないまま、すべては両国へ持ち越し。そうそうテレビ中継も入っていたけど、こっちじゃとっくの昔にやらなくなっていたし、放送の告知も流れなかった。
多分続きはネットで見ることになるんだろう。 締めは、マグナムが天龍に促されて「ハッスルポーズ」を決めて終了。
後記
この興業、ずーっと違和感を感じていたのだが、最後までそれは晴らされなかった。それは、「バックドロップ」が一発も出なかったこと。あろうことか、ブレーンバスターも2発。パイルドライバーにパワーボムも一つずつ。ジャーマン系も0。
ひたすら技は少なくて、グラウンドが多かった基本に立ち返ったかのような...というより何かアンタッチャブルな何かを、レスラーも、観客も
気付いていて、あえて気にしていなかったような...グラウンドでも普通にわいていたし。Uじゃないんだから...
橋本が亡くなったときはこんな事はなかった。なんか終わってこんなに切ないハッスルを見たのは初めてだった。ひょっとしたら来年以降がないかも...という話がにわかに現実味を帯びてきた感じがする、なんともぴりぴりしたいやーなハッピーエンドだった。
外は雨。昔はプロレス興業と言えば臨時バスが列をなしたモノだが、今回は雨の中、何十分も待たされた。行きと帰りのバス代も違っていたし、なんか変な料金設定だったし...
博多駅前に山車が飾ってあった。この時期何度もきているんだけど、山傘を
意識したことは一度もなかった。試合がとれなかったので、一枚撮ってきた。
新幹線の中で頭痛が始まったので、小倉で降りて、マイカーの中でクスリを飲んだ。今回はカメラ、ケータイからクスリと飲料水まで用意したのに...
役に立ったのは、クスリと水だけだった。まあ、こんなものか...
しかし、今回の観戦で、思ったより乗り越えなければならない「カベ」が高かったんだと言うことを思い知らされた。
次はいついくことになるんだろう?もうハッスルは見られないかもしれないが...