[プロレス入場テーマ曲] プロレス的音楽徒然草 The Rising Sun(中邑真輔WWE使用テーマ)

[プロレス入場テーマ曲]プロレス的音楽徒然草

プロレス的音楽徒然草 The Rising Sun(中邑真輔WWE使用テーマ)

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多くのファンから愛され

今回は2016年のWWE登場から、中邑真輔選手が入場曲として使っている「The Rising Sun」のお話です。

「The Rising Sun」は多くのファンから愛され、彼のWWEでの成功を後押ししました。

観客が大合唱

実際、「The Rising Sun」にあわせて観客が大合唱するシーンは、もはや名物といってもいいでしょう。

「The Rising Sun」は、中邑選手がWWEデビューしてから、2018年のレッスルマニアまで使われたインストゥルメンタルの入場テーマ曲です。

作曲デュオ「CFO $」

作曲は、ジョンとマイクの作曲デュオ「CFO $」です。

CFO$は多数のWWEスーパースターの入場テーマを作曲しています。

ヒールターンしてから

だいたいの選手のテーマ曲クレジットには彼らの名前が入っています。

中邑選手はいったん、AJスタイルズとの抗争の中でヒールターンしてからは、「The Rising Sun」にラップで歌詞をのせた「Shadows of a Setting Sun」で入場していました。

日本では賛否両論

この歌詞付きバージョンには日本では賛否両論を呼んだのです。

「否」の意見をまとめると、だいたいこんな感じなのではないでしょうか?

3つの「否」

①ラップなのに歌詞が韻を踏んでいない
②そもそも歌詞がいらない
③ヒールターン自体に賛同できない

私個人の見解

①に関しては、確かな情報ではありませんが、私個人の見解を述べてみたいと思います。

WWEというのは、現在でこそWWEネットワークを通じて、全世界に配信されていますが、元々は英語圏だけで通用する寸劇やマイクありきで試合が進行していきます。

内容まで理解しているのか

そこへ、オール日本語の歌詞がついた、が会場に流れた場合、多くの会場にいるWWEユニバースのどれだけの人が歌詞の内容まで理解しているのか?ということを考えると、おそらく大半の人はほとんど「わからない」のではないかと推察されます。

であるならば、日本人が気にしている「韻」の問題も彼らにとっては割とどうでもいい事なのかもしれません。

かなり急なものだった?

そもそも中邑選手のヒールターンは計画的なものではなく、かなり急なものだったという説があります。

これが事実だとするならば、日本語歌詞付きのバージョンはかなりの急ごしらえという可能性もあります。

作り込めなかった

歌詞の内容からして、日本語のわかる方が作られたのは事実だと思いますが、韻を踏むところまで作り込めなかった可能性も考えられます。

②に関しては、ヒールターン前から中邑選手の試合時に特有の現象が会場では見られます。

大合唱

それは冒頭でも書いた「The Rising Sun」のメロディを会場中で大合唱している事です。

これは、未だにテーマ曲「Medal」と共に「へなちょこ」チャントで迎えられる、RAWのカート・アングル同様、すっかり定着した感があります。

日本語詞ではない

しかも、これは回数こそ減りましたが、中邑選手のヒールターン後も継続して見られている現象です。

当然日本語の歌詞で合唱している訳ではありません。

意思表示

③については、会場の雰囲気を見る限り、多少のブーイングはあるものの、WWE側が用意したストーリーライン通りに、WWEユニバースが踊らされていないように、私には見受けられます。

つまり「ヒールになろうが、ベビーであろうが、俺たちはシンスケ・ナカムラを応援するぜ」というWWEユニバースの意思表示が、あの「テーマ曲チャント」ではないか、と私は想像しています。

直前で変更になるケース

WWEは綿密に作り込まれたストーリーラインがウリですし、早くから計画されて、キャラクターが作られる場合もあります。

ですが、直前で変更になるケースもなくはないでしょう。

入れ替え

また、シリーズ途中の解雇が日常茶飯事なWWEだと、前日まで行われていた抗争が突然「なかったこと」になることも普通にあります。

ましてやRAWとスマックダウンでは年に一度の「入れ替え」があります。

タイミングを利用して

このタイミングを利用して、ベビーターンやヒールターンするケースも見受けられます。

ここでテーマ曲がもとに戻る事は予想できます。

いついかなる時も

中邑選手の今後がどうなるかはわかりませんが、団体側が用意したキャラクター付けを、お客さんが拒否し続けた場合、現時点では予期せぬキャラクターチェンジもありうると思います。

そうしたオーダーに対して、いついかなる時も臨機応変に対応できるスキルもWWEスーパースターズには必要とされます。

ゼロではない

シンスケ・ナカムラがベビーフェイスからヒールに転向し、またベビーターンするとしたら、それだけ中邑選手の商品価値をWWE側が認めている証にもなるでしょう。

そうなった時に、テーマ曲がまた「The Rising Sun」に戻っている可能性だってゼロではないのです。

といっていたら・・・

といっていたら、中邑選手は再びベビーターンして、テーマ曲も「The Rising Sun」に戻りました。

これを受けて、再び会場での大合唱が戻ってきました。コロナ渦を経ての大合唱は、映像で見ていても感動しましたね。

2023年にはWWEでは異例となる他団体参戦(対グレート・ムタ戦)も実現し、中邑選手の快進撃はまだまだ止まりそうにないですね。

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