プロレス的音楽徒然草 Pageant(タイチのテーマ)
愛を捨てた聖帝
今回は「愛を捨てた聖帝」こと鈴木軍のタイチ選手の入場テーマ曲、Moi dix Mois(モワディスモワ)の「Pageant(ページェント)」のご紹介です。
タイチ選手は、2002年12月2日に全日本プロレスでデビューし、2005年2月、デビュー後から付き人を務めていた、川田利明さんと共に退団するまで在籍しました。
2009年より
その後フリーランスを経て、2006年6月に新日本プロレスに登場します。
2009年1月4日より、新日本所属となりました。
小島軍(仮)→鈴木軍
当初は正規軍サイドで戦っていましたが、2010年12月にメキシコ遠征から帰国後、新日本に戻った小島聡選手の下に集い、ユニット「小島軍(仮)」を結成します。
しかし、2011年5月3日には、乱入してきた鈴木みのる選手と共闘する形で鈴木軍を結成します。
ヘビー級転向
2015年12月23日より、ディーヴァとしてあべみほさんがつくようになり、2018年3月16日より、ヘビー級戦線で活躍されています。
さて、Moi dix Mois(モワディスモワ)ですが、こちらは活動停止中のバンド・MALICE MIZERのリーダーManaさんが作詞、作曲・プログラミングを手がけるソロゴシックメタルサウンドプロジェクトです。
初登場40位
「コンセプトありきの楽曲を作り、それを前提にしたライブを行うのではなく、自分の一番好きなスレイヤーみたいなブラックメタル・スラッシュメタルを突き詰める」ことを目的とし、2002年3月19日にスタートしました。
「Pageant(ページェント)」は、Moi dix Mois(モワディスモワ)の4作目のシングルにあたり、2004年10月6日に発表されると、オリコンシングルチャート初登場40位を記録しました。
エアボーカル
タイチ選手は、2014年6月まで「Pageant(ページェント)」のインストゥルメンタル版を使用していましたが、6月以降はボーカル入り版を使用して、エアボーカルパフォーマンスをするようになりました。
当初は著作権の影響で2015年までは無音でしたが、2016年内から2017年1月末までは別の曲に差し替えられました。
2020年より
しかし、2017年2月5日からボーカル入り版が普通通りに流れるようになっています。
この「Pageant(ページェント)」は長らくシングル盤が再発売されず、中古市場で非常に高騰していましたが、2020年にシングルが再発売され、手に入れやすくなりました。
Secret Longingも
「Pageant(ページェント)」 のシングルバージョンには、ビッグマッチバージョンの冒頭で使われている「Secret Longing」(鐘の音が入ったインストゥルメンタル曲)も収録されています。
ただし、ビッグマッチバージョンの「Pageant(ページェント)」 は「二曲合体版」と思われます。
よく聞いてみると
よく聞いてみると、「Secret Longing」のエンディングと「Pageant(ページェント)」 のオープニングが被る形になっているようです。
細かいことですが、会場使用バージョンの再現をされたい方は、ご自身で調整して見られてはいかがでしょうか?