[プロレス入場テーマ曲] プロレス的音楽徒然草 Heart Beat

[プロレス入場テーマ曲]プロレス的音楽徒然草
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クリスマス後の訃報

Wham!のジョージ・マイケルが2016年12月25日に亡くなったというニュースは80年代に青春を過ごした中年世代に衝撃を与えました。享年53歳。あまりに若すぎる突然の死でした。

闘病生活中という報道もなく、毎年恒例の「ラストクリスマス」が普通に流れるクリスマスを世界中が終えたタイミングでの訃報なだけに、ショックは大変大きいものがありました。

私も80年代にWham!の曲をたくさん聞いていました。

リア充御用達?

ちょうど10代中盤から20代前半にかけてはわりと背伸びしたかったからか、好んで洋楽を聞くようになっていました。

もちろん当時のヒットチャートから、世代的には上になるビートルズやツェッペリンなどまで広範囲にわたって聴いてました。そんな中に現れたWham!は「背伸びしないで聞ける」同世代のスーパースターだったのです。

ちなみにWham!は「ラストクリスマス」のヒット以降なんとなく「リア充御用達アーティスト」みたいな扱いになりましたが、私的にはやはり歳が近い分、身近に感じていました。

だからリア充でなくてもWham!の音楽に、ジョージ・マイケルのヴォーカルに親しみを持って聴いていました。

JWPの入場テーマ

Wham!といえばプロレスファン的にはJWPの選手入場式のテーマになっていた「Heart Beat」を外すことはできません。

JWP黄金期を飾ったデビル雅美、ダイナマイト関西、尾崎魔弓、キューティー鈴木、福岡晶、矢樹広美らが大会冒頭で揃う入場式に「Heart Beat」は欠かせない曲でした。

Wham!がデビューした80年代、そして「Heart Beat」がJWPの選手入場式のテーマ曲として使われていた90年代は、未来にも希望が持てて、明日が当たり前のようにやってくるものでした。

終わりは始まり

JWPに限らず90年代では女子プロレスも当たり前に地方でも生で見られるエンターテインメントでした。ラストクリスマスにしても決してラストではなく、また歳が明けて、暮れていけば次のクリスマスがやってくるという、いわば「終わりは始まり」でもあったわけです。

しかし、人間の命は有限です。ジョージ・マイケルやWham!が残した仕事は永遠に残りますが、新しい作品と出会う機会はもう永遠にやってきません。Wham!が毎年のように流れているクリスマスが当たり前でなくなる時代なんて想像もしていませんでした。

歳の近い人間の訃報を耳にすると自分の命もまた有限であることを思い知ります。だからこそ、私自身も「どう生きていくのか」を真剣に考えるようになってきています。

思い出の中でだけは永遠

今までは確かにそこにいたジョージ・マイケルはもういません。Wham!の楽曲もジョージ・マイケルの歌声も思い出の中で流れていく音楽になったのだな、と思います。

今年はダイナマイト関西も引退し、ジャパン女子の同期だったハーレー斎藤もなくなりました。そしてジョージ・マイケルの訃報。思うところはたくさんありすぎます。

古きよき時代は思い出の中でだけは永遠なのです。それだけは確かです。時代がどれだけ移り変わろうとも。

偉大なるスーパースター、ジョージ・マイケルのご冥福をお祈りいたします。

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プロレスオタクで心理カウンセラーの資格を持ち、両親の介護をしながらガンサバイバーとして生きる著者が、自分の人生や仕事について赤裸々に語ります。プロレスやオタク文化に関する豊富な知識や経験、心理カウンセラーとしてのスキルや活動、介護やガンサバイバーシップに関する悩みや工夫など、興味深く感動的な内容が満載です。あなたも著者のストーリーに共感しませんか?







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