佐々木貴プロデュース『プロレス戦国時代 “群雄割拠 其の一”』(2017年8月3日・東京・後楽園ホール)
大会趣旨
『各地から東京に そして東京から各地にプロレスの熱を!』をテーマに日本各地に拠点を置いて活動しているローカル団体がプロレスのメッカ後楽園ホールに集結!
普段、なかなかアピールすることができない東京のファンやメディアに対し、闘いで思う存分存在をアピールしてもらい、新たなスター選手発掘を狙う。(FREEDAMSホームページより)
8月3日(木)開場18:00 開始18:45後楽園ホール
イントロダクション
さてさて5年半ぶりの東京。1年ぶりの宇部市。山口宇部空港からプロレスをみにいくのは初めて。5年半前は友人の結婚式のついでに観戦したけど、純粋にプロレス観戦が目的の上京はたぶん四半世紀ぶり。ちなみに後楽園ホールは5年半前に、植松寿恵引退興行をみて以来。
いろいろ思うところはあるが、楽しんできたい。そういえば夏に飛行機乗るのは初めてだなあ。空港を見渡すとあまりバカンスっぽい人はいない。まあ、行き先が東京だし、仕方ないか。
飛行機に乗ると、客室乗務員さんに「荷物の移動をお願いします」といわれたので、なんかヤバいことしたかな?と思ったら私の席の上の荷物置きの蓋が閉まりにくいとのこと。しかし、ガムテープ張った飛行機には初めて乗った。こういうちょっとしたトラブルも旅の醍醐味。
オープニング
羽田到着後、新宿に移動。15時台なのに、結構電車混んでるが、ラッシュ時はこんなもんじゃないだろう。今回は目的を絞っているので、ぶらり旅ができないのは残念だが、致し方ない。
新宿から水道橋に移動して、後楽園の近くの蕎麦屋で晩飯。いつもくるけど、相変わらず安くて美味い。
そしていよいよホールに到着。例の落書き階段を登ってホール入り口に。いよいよ決戦の時きたる!
◇第0試合
○進祐哉(腕ひしぎ逆十字固め 3分48秒)ドラゴン・リブレ●
この組み合わせなら、第0試合でなくてもいいくらいなんだが、大会趣旨を踏まえると致し方ないか。個人的には、既に若手には壁になりつつある進が、リブレから何を引き出してくれるかに注目したい。
リブレは贔屓目抜きで応援してもらえる何かを持っている気がする。そこを進がうまく引き出していた。お得意の関節技と、キックを織り交ぜながら、何度もリブレを窮地に追い込んでいく。
しかし、リブレも序盤から空中戦で果敢に進にチャレンジしていくあたり、なかなか度胸が据わっている。ただ、残念ながらいかんせん引き出しが少なすぎる。
だから攻撃がどれも点にしかならない。これはやはり致命的と言わざるをえない。進がドッシリ構えているのとは何から何まで対照的だった。
①チームでら(愛知)
6人バトルロイヤル
○ジ・インテリジェンス・センセーショナル・グランドパッションマスク4号(回転エビ固め 6分40秒)高井憲吾●
※退場順番①蓮香誠、②バキューンマスク、③伊東優作、④影山道雄
これも、見るに値するというか、非常に面白い。ごった煮感と適度なうさんくささが、いかにもFREEDAMSらしい。はやり?のロイヤルランブルではなく、単なるバトルロイヤルというのも逆に注目したい。
最初バキューンマスクというのは、絶対大会プロデューサーが変身して試合に参加するものとばかり思い込んでいた。しかし、蓋をあけると、高井ら3人がニセ佐々木貴に扮して登場。当然バキューンマスクも別人だった。
さすが、高井は元DDTにいたせいもあってネタ系の試合をさせたら本当に強い!バキューンマスクを縦横無尽に使い、ていでにプロデューサーの殿まで巻きこんで、カオスな世界観を生み出していた。
特にバキューンマスクとの入れ替わりでは「わからない!」コールまで発生。殿が頭を抱えていた(笑)
多分でらのアピールというより、ベテランらしく最近の第1試合の立ち位置も計算に入れていたのだろう。高井のもくろみは奏功したと私は思う。
②イーグルプロレス(栃木)
タッグマッチ
○吉田和則、TAKU(片エビ固め 7分30秒)近藤博之、ブラックソルジャー●
※キダム式フランケンシュタイナー
「お噂はかねがね」というやつで、さすがに山口県民が栃木のプロレスを見るチャンスというのはまずないわけだ。しかも純血メンバーでカードを組んできたのは、イーグルとがむしゃら、ダブと、琉球ドラゴンの四団体のみ。これも要注目カードにしたい。
果たして、イーグル名物ノータッチルールはドラゲーほどハイスピードではないものの、四選手のクオリティはいずれも高く、いちインディのレベルはこえていた。
吉田はもとより目を引いたのはTAKUのうけっぷり。決してデカイ身体ではないのだが、彼のような選手がいるから、ハイスピードプロレスも引き締まる。イーグルの宝だと私は思う。
ただ、ひとつ難をいうならDVD一本5000円は高い!イーグルは何度でも見たいけど、DVD買うならチケット代にしたほうがいいかな?
③B168プロレス(大阪)
●ダイナ御堂、伊東尚輝、怪盗セロ(片エビ固め 5分43秒)正岡大介、神威○、イデア
※ラダー上からのセントーンアトミコ
ローカルプロレスが東京で実力を示す場合、方法は二つある。純血メンバーで、ありのままの試合をみせるか、東京で活躍する選手に対峙して彼らにものさしになってもらうやり方。
B168プロレスは後者を選択した。それが良いか悪いかはフタを開けてみないとわからない。
ダイナ御堂は殿の投稿によくでてくるけど、ほかの選手はダブプロレスのグンソ風に言うと「知らない奴」らである。だからこそみるのが楽しみで仕方ないのだ。
セパレートマットの上のみでフォールが認められたり、リングサイドのお客さんをエプロンサイドで観戦させたり、ダンサーの女の子つけたり、なかなか大阪の濃い味のカオスが十二分に楽しめた。
そして意外に人気があるダイナ御堂には、大御堂コールがおき、大奮闘!
しかし、変則ルールには滅法強いFREEDAMS勢にはやたら食われていた。このあたりは御堂もやや策に溺れた感はある。
とはいえ、なかなか思いつかないアイディアを生み出すあたりは流石は関西人!B168も機会があれば生でみてみたい団体になった。
④がむしゃらプロレス(福岡)
タッグマッチ
○陽樹、トゥルエノ・ゲレーロ(片エビ固め 11分43秒)鉄生、YASU●
※YCD
我らががむしゃらプロレスはちょうど真ん中の位置にカードが組まれた。数あるプロ団体も名を連ねるなかで、この位置は、うまくすれば一番印象に残りやすいが、下手すれば記憶から消されかねない。東京のファンは実にシビアである。それは何回となく都心で観戦してきた私が身にしみて理解している。果たして普段着のがむしゃらプロレスが、東京のファンのハートをいぬくことができるだろうか?
何か自分のことのように緊張してしまったが、古賀レフェリー含めた5人が登場すると、まるで赤煉瓦にいるような気分になる。それくらい彼らはナチュラルな空気を醸し出していたし、奇もてらわずに、普段の試合をしていた。
これはなかなか出来そうで出来ないこと。心配だったのは、gWo入りを表明した陽樹とゲレーロの連携と、鉄生対陽樹がヒートしすぎないかだけだったが、それも私の杞憂に終わった。
とにかく四選手は惜しみなく、胸いっぱいのプロレスをしてくれた。だからこちらもコールとかではなく、自然に四選手の名前を叫んでいた。叫びすぎて声ガラガラになったけど、後悔はしていない。
やはりこうした場でがむしゃらを見てしまうと冷静には見ていられない。だから、もう無事試合がおわってくれたことと、怪我なく全力ファイトしてくれた四選手には感謝するほかない。
実際には見たことはないけど、別名「阿蘇山ヨットスクール」ともよばれる?阿蘇山先生の厳しい稽古と、今回のためにわざわざセコンドにまでついた藤田ミノルコーチ(セコンドの割にはやたら目立っていたけど…笑)の指導をくぐり抜けてこの地にいる選手なのだ。それは自信を持っていい!
陽樹、鉄生、ゲレーロ、YASU、古賀レフェリー、あなたたちは北九州の誇りです!
⑤鳥取だらずプロレス(鳥取)
鳥取だらずプロレスvsFREEDOMS対抗戦6人タッグマッチ
ガイナタイガー、因幡のバッファロー、●G(フェイスロック 8分38秒)マンモス佐々木、杉浦透、GENTARO○
B168同様、FREEDAMSとの対抗戦という形で挑むだらずプロレス。因幡のバッファローはじめ、錚々たるメンツで晴れ舞台に挑む。保険をかけた分、失敗が許されない点ではハードルが高いはずである。
だらずメンバーの中ではガイナタイガーが目立っていた。体の小ささを補って余りある運動能力と闘志あふれる試合度胸はきっと東京の観客にも届いたに違いない。バッファローやGはどちらかというとサポートに回っていた感じがした。
FREEDAMS勢はGENTAROと杉浦の中の悪さが際立っていたが、そこはプロだし、なんといっても中和剤として?マンモスの存在がでかい。これは正直だらずの実力を測るものさしというより、ガイナタイガーにとっては試練の戦いになった感じがした。
そういう意味ではむしろだらずの場合は純正メンバーで挑んで、だらずの魅力を伝えてほしかった。せっかくの晴れ舞台で、この内容だとちょっと鳥取まで行ってみる気はしないかな?いい選手はほかにもいっぱいいるんで、平日に休めないとか事情はあるにせよ、ちょっと守りに入りすぎているように私には見えてしまった。
⑥OSAKA女子プロレス(大阪)
6人タッグマッチ
フェアリー日本橋、○山下りな、三代目三崎グリ子(片エビ固め 9分11秒)ポリスウ〜メン●、にゃんば〜、クロネコ
※ラリアット
OSAKA女子プロレスはほぼ純正カード。でも本当はここに下野佐和子にいて欲しかった。プロレスの神様は時に残酷でもある。
彼女たちの場合、実践経験も豊富だし、笑いもシリアスファイトもできる、ある意味安全パイ的な役割もある。しかし、地方では得てして刺し身のツマ扱いされかねない女子プロレスを上に持ってきたあたりに殿の攻めの姿勢が感じられる。
さて、その殿の期待にこたえるかのように、普段どおりの戦いを見せていく6人。フェアリーは置いておくとして、目にとまったのは、クロネコとにゃんぱ~。クロネコだと、古いプロレスファン的にはブラック・キャットだし、コアなファンだとダブのグンソのもと職場だし、アニメファン的には俺妹のキャラクターということになるけれど、結構実力もしっかりしていた。
しかし目を見張ったのは「やはりにゃんぱ~。あの着ぐるみ状態でも変幻自在は動きを見せてくれたのは、驚愕だった。
久しぶりに見るポリスウ~メンや山下もいつもどおりのファイトに終始。女子らしい華やかさで他団体とは一線を画していた。たぶんこの位置にいて一番得をした団体だったのではないだろうか?
⑦プロレスリングDEWA(山形)
タッグマッチ
○菊地毅、小橋太っ太(片エビ固め 8分56秒)愛澤No.1●、ヤマダマンポンド
※ランニングエルボー
菊池・小橋組とは往年の四天王プロレスをしるものには何とも感慨深い。たとえ今回の小橋が太っ太であったとしても、どれほど菊池のコンディションが往時とは比べものにならなくても、やはりその姿が見られるだけでも嬉しくなるのだ。!
それにしても北九州出身のヤマダマンポンドがしれっと山形代表で出ているのは違和感しかなかった。でもやっぱ太っ太がGRAND SWORDで入場してくると、ホールが大小橋コールに包まれる。もちろん私も声を限りに小橋コールをしたのはいうまでもない。惜しむらくは菊池のテーマを超世代軍時代の「HINOTAMAKOZO」にしてくれていたら、なお嬉しかった。
でも久しぶりに見た菊池は多少衰えは感じたが、ちゃんとジャーマンスープレックスホールドも披露したし、ゼロ戦キックこそ見せなかったけど、往年のイメージを崩すようなファイト内容ではなかった。
また、結構菊池がローンバトルになると、今の菊池しか知らない人たちが、結構心配?していたように私には感じられた。でも、ぶっちゃけヤマダマンポンドにしても、愛澤にしても、どれだけ菊池を追い詰めても、それほどいたぶっているように、私には見えなかった。なんといっても菊池はあの怪物・ジャンボ鶴田の猛攻撃を散々受け続けていた猛者なのだ。この程度の攻撃は蚊がさした程度ではないかとさえ思えてしまう。
それでも菊池のやられっぷりを堪能できただけでも、観に来た甲斐があったと思う。
⑧プロレスリングFREEDOMS
unchain vs ロス・ノマダス 6人タッグマッチ
葛西純、竹田誠志、●吹本賢児(片エビ固め 12分2秒)ビオレント・ジャック、ミエド・エクストレモ○、シクロペ
※ファイヤーバードスプラッシュ
こちらは純正FREEDAMSの試合。まあ、unchain と、ロス・ノマダスの試合なんだけど、ジャック以外のノマダスメンバーはなかなか地方では見られないので貴重である。シクロペや、エクストレモは、私にとっては「まだ見ぬ強豪」である。こういう選手を見られるのも東京くんだりまで来た甲斐があるというもの。
untainは自分勝手なことをしているようで、実はしっかりロス・ノマダスの良さを引き出していた。序盤で場外戦を挑んでいくuntainは攻勢に転じるが、リングに戻ると編隊飛行をもってノマダスが逆転!そこから先は結構一進一退。
ジャックだけでなく、エクストやシクロペの動きもハンパなく良い。彼らも地方で見てみたい人材であるが、やはり呼ぶのにはお金もかかるしなあ。
見ていて思ったのは、彼ら6人がFREEDAMSのパッケージとして、他団体に負けまいと必死になっていることで、これは群雄割拠効果かなと思った。FREEDAMSの普通を提示することもできたわけだけど、あえて攻めの姿勢で試合を作ったことは高く評価したい。
⑨琉球ドラゴンプロレス(沖縄)
6人タッグマッチ
グルクンマスク、美ら海セイバー、●ウルトラソーキ(片エビ固め 13分3秒)ハイビスカスみぃ、首里ジョー、ティーダヒート○
※スワントーンボム
琉球ドラゴンも、純正メンバーでの参戦。たぶん私が東京在住ならこういうカードがみたいと思う。グルクンやみぃは東京でもお馴染みだろうけど、他の選手は山口や九州でも滅多にお目にはかかれない。実は私も結構楽しみにしているのだ。
あまり例がないのだけど、実はこの試合の途中に少し具合が悪くなり、トイレに駆け込んだ。幸いもどってからも試合は続いていて少しホッとした。
ただ、私が見た範囲でいうと、やはりグルクンやみぃら芸達者なメンバーだからこそ、出来て当たり前にみえてしまった。彼らの知名度も後楽園ではアドバンテージとしてデカイはずで、実際声援も飛んでいたけど、じゃあ、彼らが沖縄から応援団をひきつれていたか?というと、正直印象が薄い。
沖縄組は確かに会場にいたかもしれない。しかし、手前味噌だが、北九州や、あるいは鳥取のような地元から駆けつけたファンはどれくらいいただろう?グルクンやみぃほどの知名度がある選手なら、少なくともこの二つを超える応援団を引き連れてきてほしかった。
プロレスは選手と団体と観客が三位一体で織り成す芸術作品である。そのどれかが欠けても基本は成り立たない。無観客試合がなかったわけではないが、それもカメラや紙面の向こうにいるファンの目線が意識されている。
試合内容云々より、琉球ドラゴンがもつポテンシャルの割に何処かチグハグな印象を抱いた試合だった。
⑩ダブプロレス(広島)
6人タッグマッチ
●レイパロマ、YO-HEY、近野剣心(片エビ固め 9分23秒)グンソ○、HAYATA、カブキキッド
※ダイビングギロチンドロップ
つい先月試合をみたばかりのダブプロレス勢がメイン!ということは、沢田研二のストリッパーがながれ…。でも、パロマはそこそこ関東で試合してるし、やはり純正ダブプロレスとしてのパッケージに期待したい。
それはずばり、音楽!試合中に音楽をかけて試合をするダブスタイルは東京にもあるかもしれないが、地方団体としてはなかなか斬新。それを敢えて東京に持ってくるからには多分、ダブスタイルに自信があるからに違いないと私は思っている。さて、ダブプロレスは東京に受け入れられるか、否か?
残念ながらパロマがストリッパーで入場はしなかった。だが、パロマ組の入場が無駄に長い。これで少しだれてしまった。
ただ、試合が始まり、音楽がかかるとダブのエンジンはフルスロットルで回り出す。やはり先月も感じたが、グンソと剣心の動きが抜群によい。伊達にこのスタイルで15年もやっていないのだ。
ある意味マイペースすぎるパロマはおいといて、カブキキッドもなかなかよい動きをしていた。主にHAYATAとグンソの繋ぎのような働きをしていたが、彼のようなタイプがいるのはダブの強みだろう。
YO-HEYもこれだけの個性の中で埋没していなかった。やはりダブは一度広島でキチンと大会をみたい。しかし、下関から広島行くと泊りになるからなあ。
試合後、グンソが真面目モードでマイク。「俺たちは、15年前、なけなしの金をはたいてリングを買った。リングに寝転がり天井をみたときのことは今でも覚えている。他の団体のやつらにも体験があるはずだ。俺たちは、テストに受かってプロレスラーになっていない。プロレスラーとして認められて、プロレスラーになったわけじゃない。でも、そんな俺たちを見出し、後楽園に連れてきてくれた佐々木貴、そしてここに見に来ているお前らのおかげで、俺たちはプロレスラーになれたんだ」と熱い謝辞をのべた。
返す刀で「お前ら、群雄割拠その一というからにはそのニもあるんだろ?だったら、グルクン対グンソ、パロマ対フェアリー…見たくないか?」とアジる。すると、佐々木貴が「じゃ、第2弾、12月26日にやってやる。全団体でどこが凄いか?6人タッグトーナメントで決めよう!」とおそろしいことを言い出した。
いやいや、年2回東京行きとか、財布の中身が心配すぎるんだが!それよりも年末って!飛行機もなんもかんも高いし!なんてことしてくれるんだ!
これからしばらく悩み続けることになりそうだ。ああ…。
でも、全て見終えてとてもよい大会だったことは疑いようがない。佐々木貴自らが発掘してきた才能たちは、地方でプロレスを元気にしている姿を、ほぼそのまま後楽園の観客にみせつけたと、私は思う。
後記
私はがむしゃら応援団として上京してきたので、最後はがむしゃらプロレスで締めようと思う。
試合後、ゲレーロが観客と記念撮影に収まるシーンや、試合後談笑している陽樹らの姿を私は確かにみた。それは少なくとも後楽園の観客に彼らの試合が刺さった証拠ではないか、と思う。
がむしゃらが純正カードで群雄割拠にのりこんだ意味は確かにあったと私は思う。私も歴史の目撃者になれた。
どの団体も素晴らしい個性だったし、可能な限り、今度は彼らの地元で試合を見たくなった。選手、関係者、応援団の皆さん、お疲れ様でした!いつかまたお会いしましょう!