[プロレス用語辞典] (ナ行) ノーDQマッチ

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[プロレス用語辞典] (ナ行) ノーDQマッチ

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ノーDQマッチとは

今回のプロレス用語辞典は「ノーDQマッチ」です。

「ノーDQマッチ」とは、英語のNo Disqualification Matchの略です。

資格剥奪

Disqualificationというのは「資格剥奪」や「失格となる理由」などの意味を持っています。

要するに、資格剥奪することがない試合ということでもあります。

何でもあり

従って、反則規定無し、リングアウト決着なしの何でもありな試合形式のことを指して言います。

例えば竹刀で攻撃しようが、椅子で攻撃しようが「何でもあり」なため、どちらかというとヒールにとって有利な試合形式とも言えるかもしれません。

リング内で

ただし、エニウェアフォールマッチと異なり、ピンフォール(両肩をマットにつけて3カウント)は「リング内で行うこと」が定められています。

もともとプロレスにおける「完全決着」の意味合いをもっていたのは、デスマッチやハードコアといった試合形式でした。

完全決着

しかしデスマッチやハードコアルールに特化した選手や団体が多数登場したことで、これらの試合形式は「完全決着」の意味を失ってきました。

その代わりにでてきたのが「ノーDQマッチ」というルールといえるかもしれません。

楽かどうか

ただし、デスマッチやハードコアにとってかわったノーDQが、より楽かどうかというとそうとも限りません。

2022年1月5日の新日本プロレス「WRESTLE KINGDAM16」において行われた、IWGP USヘビー級選手権試合、王者・KENTA選手と、挑戦者・棚橋弘至選手のタイトルマッチが「ノーDQマッチ」として行われました。

新日本では

この試合で、KENTA選手は、顔面から大流血して敗れましたが、病院で検査の結果、「鼻骨骨折、左股関節後方脱臼骨折、背部裂傷縫合術、左環指腱性槌指」という診断がおり、約半年の期間をリハビリにあてる事態となりました。

ノーDQマッチは海外ですとWWE、日本国内ではDDTなどが行う試合形式ですが、新日本プロレスではまず見ない試合形式でした。

異なるプロレス観

それゆえか、試合に勝った棚橋選手は「道具を使ったノーDQルールと、己の肉体とプロレスの高度な技術を駆使した緻密な戦いは対極にある」と断言し、「虚しい」とも口にしました。

これは、それぞれの選手のプロレス観が異なる故のことで、正解はないと私は思っています。

過酷なルールでも

むしろどんな過酷な試合でも、パフォーマンスで終わってしまうか、「闘い」を見せられるかで天と地ほどの差があると思います。

デスマッチや、ハードコアでは凶器をアイテムと表現しますが、道具をいくら過激にしても全然伝わらない試合は、プロレスとして作品になっていません。

試合形式も然りで、過酷なルールでもお客さんにそれが伝わらなければ何の意味もないのではないでしょうか?

プロレス用語辞典の作り方と楽しみ方
プロレス用語辞典とは、プロレスで使用される用語や隠語を解説したものです。この記事では、プロレス用語辞典を作る意味と方法、そして辞典を使ってプロレスをもっと楽しむコツを紹介します。プロレスファン必見の記事です。







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