[プロレス入場テーマ曲] プロレス的音楽徒然草 Movin’ Out~軍馬のテーマ~(山田敏代・全日本女子時代のテーマ)

[プロレス入場テーマ曲]プロレス的音楽徒然草

プロレス的音楽徒然草 Movin’ Out~軍馬のテーマ~(山田敏代・全日本女子時代のテーマ)

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1987年デビュー

今回は山田敏代選手が、全日本女子プロレス時代に使用していた「Movin’ Out~軍馬のテーマ~」をご紹介します。

山田敏代選手は、1987年にデビューしています。

スター選手の一人

同期に、豊田真奈美さん、三田英津子さん、下田美馬さんがいます。

その三田さんとは、「ドリームオルカ」というタッグチームを、豊田さんとは「昭和62年組最強タッグ」としてWWWA世界タッグ王座を獲得するなどスター選手の一人として、対抗戦でも活躍します。

作品BGMの一曲

1997年にGAEA JAPANに移籍しましたが、古傷の頸椎を痛め2004年12月に現役から引退しました。

「Movin’ Out~軍馬のテーマ~」とは、1988年にフジテレビ系列で放送されていたアニメ「F (エフ)」の主人公、赤木軍馬のテーマ曲として用意された作品BGMの一曲です。

最初で最後

アニメ「F」で音楽を担当されていたのは、バンド「安全地帯」のギタリストでもある矢作渉さんと、アレンジャーの星勝さんのご両名です。

矢作さんは「F」のほかにもドラマの音楽を2作手掛けられていますが、私が記憶する限りアニメの楽曲をてがけたのは、2023年現在「F」が最初で最後のはずです。

ワインレッドの心

星勝さんは、「うる星やつら」(昭和版)のほか、「じゃりン子チエ」「おもひでぽろぽろ」の音楽を担当されています。

安全地帯ですと「ワインレッドの心」「恋の予感」が星さんの編曲作品になります。

クオリティが高い

「F」のサントラ盤は当時買ったものが、今も手元にありますが、個人的に音楽に関してはクオリティが高いアルバムだったと思っています。

そもそも「F」という作品自体知らない方も多いと思います。

親子2代の戦後昭和史

「F」は、F1ドライバーを目指す赤木軍馬と、その父で赤木財閥の長である赤木総一郎の2人を軸にした物語です。

レース漫画であると同時に、親子2代の戦後昭和史を描いた作品でもありますが、アニメは途中で終了してしまっています。

原作から愛読

原作は、2002年に続編の「F REGENERATION 瑠璃」、さらに2009年にはシリーズ最新作の「F FINAL」が登場していますが、第一作目の続きから続編に至るまで、アニメ化はされていません。

私は原作から「F」は愛読しており、ファーストシリーズ全巻と、続編の「F REGENERATION 瑠璃」は途中まで買って持っています。

めぞん一刻の影響

「F」は、連載当時愛読していた「ビッグコミックスピリッツ」にて連載されていた作品でした。

なぜ愛読していたかというと、当時絶大なる人気を誇っていた「めぞん一刻」が掲載されていたためでした。

後番組としてスタート

私自身青年誌を愛読したのは、後にも先にも「F」掲載当時のスピリッツだけです。

そして、アニメ「F」は同じくアニメ化されていた「めぞん一刻」の後番組としてスタートしますが、第21話をもって全国ネットでの放送を終了してしまいました。

放送が打ち切られた

遅れ放送だった局を除けば、同時ネットだった系列局のほとんどはこの措置に対応できないまま、第21話を最後に放送が打ち切られたのです。

その第21話が第22話との前後編だったため、視聴者から問い合わせが相次いだそうです。

だいぶんマイルド

山口県ではもともとゴールデンでの放送ではなかったので、夕方のアニメ枠で普通に最終回まで放送されていた記憶があります。

主人公・軍馬はアニメですと、だいぶんマイルドな描かれ方をされていますが、性格は荒々しく、短気で気まぐれと身勝手でいい加減な男です。

独特なカリスマ性

しかし、負けん気が強く、豪胆な性格で、独特なカリスマ性も兼ねているといった面もあります。

「なんぴとたりとも俺の前は走らせねぇ」という口癖どおり、車を運転に関して天才的な能力を発揮するキャラです。

フジつながり

正直、山田敏代選手のイメージとはだいぶん異なるキャラクターなんですが、「Movin’ Out~軍馬のテーマ~」は「Movin’ Out~山田敏代のテーマ~」と言い換えてもいいくらいぴったり合っていました。

山田敏代選手が所属していた全日本女子プロレスは、かつてフジテレビでも放送されており、そのつながりで選ばれたのかなと、当時はぼんやり想像していました。

既存の曲が

しかしよく考えてみると、少数派ではありますが、全女では既存の曲が使われていたんですよね。

一例をあげると、新人選手(赤コーナーサイド)には「ドッグ・ファイター」(超時空要塞マクロスBGM)や、長谷川咲恵選手が使用していた吉川晃司さんの「せつなさを殺せない」などがあります。

女子プロレスでは

さて、女子プロレスでは選手からサインをもらう時は基本有料になっています。

これは全女時代から一貫して続いてきた女子プロレスならではの「伝統」です。

女子プロ特有のルール

地方では女子プロレス自体がこないので、男子プロレスにはない女子プロレス特有のルールがイマイチピンとこないかもしれません。

また、団体によってはサインは無料、写真は有料とかルールも異なるため、たまに女子団体を観に行くと混乱するんですよね。

基本サインは購入しない

ですので、基本サインは購入しないのですが、はじめて下関市体育館で全日本女子を観戦した時だけ、記念に一枚色紙を購入しました。

それが山田敏代選手のサインだったのです。

動機は

特別ファンというわけではなかった(失礼)のですが、会場で聞いた「Movin’ Out~軍馬のテーマ~」が耳に残ったからのか?

今となっては動機ははっきりとは思い出せません。

下関市体育館

ただ、山田選手に「お名前は?」と聞かれて、本名の「ハラダ」でサインをいれてもらったあの光景だけは、今でもはっきり覚えているのです。

2022年12月をもって旧・下関市体育館でのプロレス興行は最後になり、隣接する場所には「新・体育館」が建造されています。

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あの冷暖房が全くない下関市体育館でみたプロレスの想い出は、全女に限らず今もなおはっきりと記憶に残っているのです。

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プロレスオタクで心理カウンセラーの資格を持ち、両親の介護をしながらガンサバイバーとして生きる著者が、自分の人生や仕事について赤裸々に語ります。プロレスやオタク文化に関する豊富な知識や経験、心理カウンセラーとしてのスキルや活動、介護やガンサバイバーシップに関する悩みや工夫など、興味深く感動的な内容が満載です。あなたも著者のストーリーに共感しませんか?







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