怒り、苦しみ、破壊し、創造する！世界プロレス式コミュニケーションガイド研究所所長の体験談ブログ（92) 私が人に合わせることがキライな10の理由（3）
2017/01/25
年末年始はお誘いが重なりやすい時期です。あなたはどうやってやりくりつけているでしょうか？今回は「断る」というお話です。
普段は大して誘われることのないあなたが、たまに人からお誘いを受けるとそりゃ嬉しいのではないか、と私は思います。なぜなら私にも痛いくらい身に覚えがあるからです。しかし、冒頭でも書いたように、年末年始はお誘いが重なりやすい時期です。たまたまお誘いを受けたら同じ日の同じ時間だった、という体験があなたにはありませんか？
普段から人に合わせることばかり意識していると、「お誘いを断ると次から二度と誘われなくなるのではないか？」という恐怖に襲われることがあるかもしれません。しかし身体は一つしかありません。同時刻に掛け持ちができない場合もあります。
なぜ、お誘いを断ると怖いのでしょうか？人に合わせることを最優先にしすぎていると、他人の都合が自分のやりたいこと以上に優先して選択しているからではないでしょうか。だとしたら、優先順位をつけにくい第三者からのお誘いが複数重なった場合、どちらをとったらいいのか選べなくなりませんか？実際、私にもこういうことは何度もありました。やむをえず優先順位をつけてお断りしていくんですが、正直断ったほうのことが気になって、自分が選択した予定が心ここにあらずな状態になったことだって何度もありました。なんか断ることに対して罪悪感を感じてもいましたし、せっかくお誘いいただいたのに、もうしわけないくらいにさえ思っていました。
だから、年末年始というのは本当に憂鬱でした。だれしもにいい顔を見せようとしていた私はまさに誰からも好かれようとして、誰からも嫌われることを恐れて生きていたのです。でもこれって、他人のことを優先するあまり、自分で自分を選べなくしているんですね。本当は他人のことよりもまず自分がどうしたいのかが大切なはずなのに、それより他人を優先しているのです。しかし他人と自分は違う人間ですから、他人が私のことを好きになるかどうかを、私がどうこうすることはできないんですよね。にも拘わらず、申し訳ないと思ってしまうのは、自分のことをなおざりにしてしまうことにはなりはしないでしょうか？
一番大切なことはあなたがどうしたいのか？で、そこに「人に合わせることがあるかどうか」ということですね。仮に本心からあなたが「人に合わせたい」と望んでいるのなら特に問題はないでしょう。しかし「人に合わせなければならない」と思われているなら、注意が必要かもしれません。
もし人に合わせて生きなければならないのであれば、あなたの人生は果たして誰のものなんでしょうか？誰かの都合に振り回される人生は果たしてあなたのものといえるのでしょうか？
私の人生は今まで人に振り回されることがたくさんありました。しかし振り返ってみたら他人が私を振り回していたのではなく、私が他人に合わせて自分を振り回していただけだったんですね。そう考えると、人の都合に合わせて生きていくことは果たして自分のためになるのかどうか？疑問に感じるようになってきたわけです。
